第2回はいつものように、紬の一番基本となる、糸や草木の色、織物の経糸の重要性、堅牢性など、繭や真綿から糸を引き出すワークショップ付きで講義をしました。
紬と言っても使われている糸は様々で、その特徴をよく見て選んでいくと良いと思います。
生糸系、玉糸系、節糸系、真綿系、そのブレンド等、風合いも着心地も様々ですが、専門知識がなくとも、「違いがある」ということをまず頭に置いて、触れたり、纏ったりしてみるとよいでしょう。
トップの写真はお湯で煮た繭から1本の糸を引き出していくワークショップの、最初の糸口を引いているところ。
この後、みなさんに順番で黒い紙に巻き取ってもらいました。
紬と言っても使われている糸は様々で、その特徴をよく見て選んでいくと良いと思います。
生糸系、玉糸系、節糸系、真綿系、そのブレンド等、風合いも着心地も様々ですが、専門知識がなくとも、「違いがある」ということをまず頭に置いて、触れたり、纏ったりしてみるとよいでしょう。
トップの写真はお湯で煮た繭から1本の糸を引き出していくワークショップの、最初の糸口を引いているところ。
この後、みなさんに順番で黒い紙に巻き取ってもらいました。
蚕は頭を左右に大きく振りながら糸を吐き出しますが、それをゆっくり繭から解いてゆく体験です。ただ糸が細いというだけでなく、吐き出した時の糸のかたち、ウェーブが見てとれます。繊細な命の営みのかたちです。
みなさんが引き出した後、私が残りをゆっくりと木枠に巻き取ったものが上の写真。小さな綛になりました。
みなさんが引き出した後、私が残りをゆっくりと木枠に巻き取ったものが上の写真。小さな綛になりました。
真綿からも、太腿の上で糸を纏めながら、少し太めの糸をつむいでもらいました。原初的なずりだし方式です。
この方法は、道具に頼らない分、技量が問われます。
他にも私が10丁の杼を使い、柔らかなよこ段を織っている映像を見てもらいながら、織り方の重要な点を説明しました。
着る人こそ、経糸の重要性、バイアス(密度)、反物の耳の重要性なども知ってもらいたいと思います。
後半は、草木の色のこと、染のこと、盛りだくさんでしたが、講義の内容は過去の当ブログ、カテゴリー「紬塾」も参考にしてください。
次回、最初におさらいと、話し足りなかった点を補足をします。