『現代工芸論』出版記念の集いのお知らせです。
日時――6月28日(土)29日(日)12:30~17:00
会場――仏蘭西舎すいぎょく(板橋)
※28日はすいぎょくの喫茶コーナー(飲み物のみ)の営業があります。
29日の参加を希望される方はお早めにお申込みください。(定員30名)
講演会とコンサート、一方だけの参加でも大丈夫です。
詳細はこちらから。
工芸評論家・笹山央さんの本は硬い内容ではありますが、おかげさまで好評を頂いております。
関連ブログはこちらから。
そこでこのことを更に直に皆様とお会いして内容を深めていくことができたらと思い「集い」を企画いたしました。
企画を練っているところへ古くからお付き合いのある瑞玉ギャラリーの同じ敷地にあるレストラン仏蘭西舎すいぎょくが厨房のリニューアル期間中貸しスペースとして使わせていただけるというお知らせが入りすぐお願いした次第です。
住宅地ですが緑があり、建物には北窓があり、絵画や工芸品を観るのにふさわしい光が入るスペースだと以前から思っていました。
着物を着ての集いもやりたいなあとも思っていました。
笹山さんの講演と井上まさじさんの絵画、そして古楽系のソプラノ歌手名倉亜矢子さんの取合せです。
三者とも自然体でやるべきことを淡々と地道にこなされている方々です。
押し付けがましいところは一切ないのですが内側が鍛えられているスタンスがスッとしています。そこが共通点です。
三人の方々に豊かで確かな時間を作っていただけるものと確信しています。
笹山さんの話のテーマは「工芸とは?――手仕事はなぜ必要か――」
講師を務める多摩美の学生たちや、かたちの会でも冊子に語り続けてきた内容です。
作り手、使い手問わずご参加ください。
井上まさじさんは北海道立近代美術館に最近10点ほど作品が収蔵されたということでその記念も兼ねています。
先日お電話で話をさせていただきましたが「収蔵おめでとうございます!」と申し上げると「別に大したことではないから」といつも通りに淡々とされていました。
でも一般の方の目に触れる機会も増えるのですからファンとしてはよかった!と思います。
画像では全くその良さが伝わりませんが実作をぜひご覧いただきたいと思います。
新しい試みをいつも機が熟すのを待ちながら前を向いて描き続けている方です。
私も何点か頂いてますが、どれもいくら見ても飽きが来ないのです。
新作も楽しみです。
名倉亜矢子さんはソプラノ歌手ですが中世~バロックの曲を中心に活動されている方です。
発声が自然な呼吸法とともにあり半艶消しのようなやすらぎのソプラノです。
以前にもかたちの会の企画で鶴川の可喜庵でサロンコンサートをしていただきましたが、聴衆のほとんどの方が涙を流していた感動のコンサートでした・・・
部屋の空気が一新されるような歌声です。
私は蚕が吐き出す糸のようだと思っています。
その時のモノラル録音はこちら。
2008年にリリースしたソロCD「やすらぎの歌」は、レコード芸術誌上で「プライヴェート・ベスト5」に選出されたということですが、このCDも私は何度も聴いています。癒されます。
今回もそのCDの中に入っている曲も演奏していただけます。
小型のゴシックハープを使っての弾き語りとなります。
日本の歌も楽しみです
また音楽の指導にも力を入れておられます。
プロクラスから子供、高齢の方まで指導されています。
そこで何と!コンサートのあとに「ミニワークショップ」を特別にしていただきます。
声と気持ちをスッと宙に飛ばしてみませんか?
指導までしていただけるとてもとても贅沢な時間です。
またとない機会ですので是非ご参加ください。
29日は講演とコンサートの間(14:30~15:00)に飲み物サービスの時間がありますので余裕をもってご来場ください。
予約お問い合わせはこちらからどうぞ。
当日のご連絡は080-6775-4892へお願いします。
かたちの会推奨の工芸品(陶・ガラス・木工の器など)もサブコーナーに展示いたします。
私は新緑染の春夏ストールを出品します。
サブコーナー詳細は後日またお知らせします。