中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

「卓布・仕覆裂」オンラインショップに公開しました!

2023年07月11日 | 工芸・アート
暑中お見舞い申し上げます。
梅雨明けか?と思わせる暑さですね。

少しばかり涼をお届けします。



若い方はご存じないかもしれませんが、水中花を古道具屋さんで購入しました。昭和20~30年頃の製作されたものだそうです。
草で作る通草紙というものでできていて、私が小学生の頃には家にも飾られていました。
造花と言ってもとても情趣のあるものです。毎日水を替えてます。

明治から昭和の俳人たちにもたくさん詠まれてきました。


 水中花培ふごとく水を替ふ  石田波郷
 まじまじと子が見てひらく水中花  桂信子
 泡一つ抱いてはなさぬ水中花  富安風生


夏の間、切り花も少ない時期に愉しもうと思っています。

雲の額装はフランス文学者、シュルレアリスム研究者の巌谷國士さんの写真ですが、写真も素晴らしいです!ギャラリーで一目惚れしました。
上の額装(半分しか見えてませんが)は、廃棄された古本の表紙から制作した西村陽平さんの作品。西村さんは以前にもご紹介しました。
卓布は拙作(23cm×52cm)。ご希望のかたにはお分けしますよ。お問い合わせください。(^^♪

ささやかなアートや花などを愉しむスペースは大事です。こころの置き場所です。佳きもの、美しいものと向き合う場所。自分を豊かにする場所です。
アートのない暮らしは考えられません。

オンラインショップに卓布・仕覆裂少しですがアップしました。



小川郁子さんの振出しに、京都の緑壽庵「金平糖」を入れて。



父の遺品の小石と鍛金造形作家、橋本真之さんの個展で求めたオブジェ。

大切な宝物包んでみませんか?置いてみませんか?



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