気ままなZOO

行った場所、見たもの、感じた事、気ままにねぇ…… きままなZOOです。旅のお話、動物園、水族館のお話を…

ラッコへの思い   -ルンルン逝去に寄せて-

2006-03-23 | 水族館など


動物にも
こんなことってあるんですね。


       


おじいちゃんラッコが、亡くなって、

半月後、

おばあちゃんラッコが、後を追うようにして、亡くなりました……



人間でも、このように、自然と後を追うように亡くなる
老夫婦の話を耳にすることがあります


大分マリンパーレス水族館「うみたまご」で
3月21日、メスのラッコ、ルンルンが老衰のため永眠いたしました。
現在、日本で飼育されているラッコの中では、最高齢でした。 



すでに前の記事でも記しましたが、
3月3日、同じ水族館の人気者サンサン君が、老衰で亡くなっています。


        

写真は大分水族館「うみたまご」からお借りしたルンルンの写真です。


ルンルンは推定年齢20歳のおばあちゃんラッコでした。
ショーが好きだったオスのサンサン対して、
ルンルンは、ガンコな性格でした。
ショーに参加することは、なかったそうです。

同じラッコでも個体によって性格の差があります。


水族館の方も、それをよく分かって個体ごとに飼育・調教をしています。

ですから…なおさら……
続けての「死」はスタッフの方にとって、大きなショックをもたらしました。


ラッコのパフォーマンスも、当分、中止です。喪に服すためでしょう。



ご冥福をお祈りします。

水族館スタッフのみなさま、心労をお察し致します…




   


最近、話題が暗くなりがちです。

亡くなったラッコたちのためにも
ラッコに関するちょっとした話題を!


          


ルンルンは、「貝割り」の名人でした。(*^_^*)

ラッコは、仰向きになって、自分のお腹の上で、石などを使って、貝殻を砕き、食事する姿が有名です。


でも……、知っていますか、

石を持って貝をたたくのではなく、
お腹の上に、堅い石を置いて、
それに貝を叩き付けて砕いているのです。

最近の水族館では、ショー以外には「貝割り」を見ることは少なくなりました。

なぜでしょうか?

賢いラッコは、わざわざ、お腹の上で割らなくても、
壁のコンクリートや強化ガラスに叩き付けて貝を割るのです!
ですから、現在の水族館は、飼育しているラッコに殻のついたままの貝は
あまり与えなくなったんです。

そりゃぁ……そっちの方が楽だもんね(^_^)v




有名な話ですが、意外に知らない人もいるので、
もう一つの話題を!
(^^)

ラッコの中には、お気に入りの石(貝を割ったりする道具として)を自分のものにしてるものがいます。

お気に入りの石を自分のポケットの中(だぶだぶの皮…)にしまっておくんです。


「マイ・フェバリット・ストーンだよ」(^_^)v
ってラッコは思っているはずです(^_^;)



来年は、日本で初めてラッコの飼育展示が始まって
25年!

絶滅寸前だったラッコ………
一時期、日本人に忘れ去られていたラッコ………
そして、瞬く間に水族館の人気者になったラッコ………


人間以外の生き物も、よく見てみましょうよ(^^)/


        

関連記事

絶滅寸前だったラッコ…
パパのラッコ ~サンサンに捧ぐ~


ぼのぼの……(T_T)
コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする