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斬剣次郎の鉄道・バス斬り2

管理人が撮影した鉄道・バスの写真をUPします。

遠鉄30形勇退記念特別列車

2018-06-24 20:20:08 | 鉄道
 遠鉄の30形が引退することになり、これを記念して4月末に
 勇退記念特別列車
 が運行されました。その列車に乗車してきましたので、レポートします。この列車に乗車するには応募が必要でしたが、もちろん応募しました。



 今回引退したのはモハ25+クハ85で、1978年に新製された車両ですが、遠鉄にとって最後となる
 吊り掛け駆動
 だそうです。しかし、1978年まで吊り掛け駆動を採用し続けていたなんて驚きです・・・。製造初年が1958年なので、20年ほど吊り掛け駆動を採用していたことになりますね・・・。そして、日本車両では標準となっていた湘南顔になっていることがポイントです。これもこの編成が最後になるんですね・・・。
 特別列車の運行に当たって、HMが取り付けられていました。


 車体の中央についていた側面幕と車号と社紋です。1000形から3扉になり、側面行先表示器も窓上に移動しているので、窓下の側面行先表示器は30形が最後なんですね・・・。でも、幕を見ると布製になっているような気がするのですが、気のせいでしょうかな・・・。1980年に登場したモハ51+クハ61には行先表示が手書きになってましたな・・・。


 車内に輝く製造銘板です。1978年日本車両で製造となってます。


 車内です。2扉でオールロングシートになっています。2扉で長々としたロングシートはもうモハ25+クハ85が最後となっていて、この編成の引退をもってお見納めになってしまうんですね・・・。何せ、1000形以降は3扉ですしね。



 運転台です。いかにも旧型電車的な雰囲気が感じられました。そして、車体断面も丸っこい雰囲気がありますね・・・。


 記念列車は新浜松~西鹿島間を1往復する形で運行されましたが、貸切という形なので、ノンストップでした。ノンストップといっても実際は各駅に運転停車という形で停車していて、一部の駅では交換も行われていました。遠鉄は全て普通列車だし、退避設備もないので、こういう運転になったのでしょうね・・・。
 終点の新鹿島でしばし停車していましたが、駅前のバス停には最新鋭の2PG代のエアロスターが停車していて、並びも見られました。
 貸切に乗っていて、感じたのですが、参加者はモハ25形に多く乗り、西鹿島での折り返しでもモハ25の車内に留まっている方が多かったのです。それほど吊り掛け駆動の音を楽しまれている方が多かったんですね・・・。もはや、吊り掛け駆動が減り、貴重になってしまっていることを痛感しました。

 記念列車運行後に引退し、早々と解体されてしまったそうで、驚きです。
 以上です。

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