根知駅

　昨年７月に大糸北線の駅巡りを行ったときに訪問した駅の１つである
　根知駅
　を取り上げてみます。根知駅は大糸北線で唯一交換可能駅であることがポイントです。

　根知駅は相対式ホーム２面２線を持ち、交換可能となっています。駅舎側が糸魚川方面、反対側が南小谷方面と使いわけているようです。交換は時刻表を見る限り１日に３回行われているようです。（朝１回と午後２回）

　互いのホームは構内踏切で連絡していました。踏切は舗装しただけのものなので凸凹間が激しかったです。歩くのに注意が必要な感じでした。

　駅名標です。２つのホームそれぞれに置かれていますが、矢印が片方しかないので、糸魚川方面と南小谷方面でホームを使い分けていることが分かります。

　南小谷方面のホーム上にある待合室です。待合室の中には木製の長いベンチが置かれていてゆっくりと列車を待つことができるようになっています。窓には何らかの台が取り付けられていたのですが、風よけ板を差すための台なのでしょうかね・・・。根知駅は新潟県にあるし、糸魚川に行けばすぐ日本海なので、強風が来そうな感じですし・・・。

　駅舎です。木造の駅舎が残されており、無人化されたものの現役で使われています。駅舎は線路から低いところにあり、ホームへ向かうには階段を上下することになります。

　駅舎に掲げられている駅名標は木板に手書きで根知駅と記載されているものが掲げられていました。

　駅舎内には改札口跡と窓口跡があり、かっては有人駅であったことが分かります。まぁ、根知駅は現役の交換可能駅なのでかっては運転取り扱いの駅員がいたことは想像できますね・・・。そして、南小谷方面ホーム上にある待合室と同じように木製の長いベンチも置かれていました。糸魚川方面の利用客も駅舎内のベンチに座って列車を待つことができるようになっています。

　列車交換のシーンです。いまはキハ１２０系の普通列車しかすれ違っていませんが、かってはキハ５２系のすれ違いもしていましたね。たまたまキハ５８系の団体臨時列車（だったかな・・・？）とのすれ違いを撮影していたので、アップします。
　ちなみに大糸北線はキハ５２系が走っていた頃に何度か乗っていたのですが、キハ１２０系に変わってから足が遠のいていて、今回の駅訪問で久しぶりに乗りました。

　根知駅には糸魚川バスの根知線（糸魚川総合病院～糸魚川駅～別所）が駅前まで乗り入れており、列車と合わせて訪問が容易になっています。とはいえ、駅前広場はそんなに広くないので、糸魚川駅方面は道路上で乗降することになりますが・・・。

　以上です。