新函館北斗駅

　北海道新幹線の終点駅である
　新函館北斗駅
　の様子を見てみましょう。

　新幹線ホーム
　です。１１・１２番の２面２線となっています。ただ、１１番は出発ホーム、１２番は到着ホームという感じで使われていて、到着した列車は一旦車両基地へ引き上げるようになっています。１２番ホームは島式構造になっており、将来的には線路を追加できるようになっています。思い起こせば、東北新幹線は盛岡、八戸、新青森と伸ばしていったのですが、全て２面４線構造で、到着した列車はそのまま折り返す事が出来るようになっていたのと対照的ですね・・・。

　北海道特有の構造は新幹線でも例外ではありませんでした。階段やエレベータ部分には防寒のために仕切りが付いており、階段やエレベーターを通るには一旦ドアを開ける必要があります。在来線では大きな駅でよく見かけますが、新幹線でも見られるとは驚きました。

　外から見た
　改札口
　です。新幹線、在来線と分けられています。新幹線側にはみどりの窓口も付いています。改札口に行くためには一旦ドアを開ける必要があるという北海道特有の仕様もそのまま採用されています。あと、屋根などで木材が採用されており、ぬくもりが感じられました。

　こちらは
　新幹線改札口
　です。新幹線用改札口には自動改札機が設置されていますが、その自動改札機は無色とオレンジ色が採用されていました。ＪＲ北海道なだけに黄緑が採用されると思っていただけに意外でした・・・。まっ、ＪＲ東海はブルーやしね・・・。
　列車案内表示はＪＲ北海道標準のスタイルをそのままに新幹線に対応した形です。ただ、ＬＥＤはフルカラーではなく３色ＬＥＤとなっています。

　こちらは
　在来線乗り換え改札口
　です。橋上のコンコースにあるもので、新幹線のコンコースからこの改札口を通ると、在来線のコンコースにつながり、在来線に乗り継ぐことが出来ます。改札口の列車案内表示はＪＲ北海道標準のものが使われていますが、コンコースの案内表示はＬＣＤが使用されていました。因みに改札口を出て、在来線のコンコースへ行くには一度ドアを通る必要がありました。

　こちらは１１番ホームに設置された
　在来線乗り換え改札口
　です。乗り換え用改札口は２ヶ所あり、１つは橋上、もうひとつは１１番ホームと１・２番ホームとの平面です。新幹線と在来線を平面で乗り換えられるように１・２番ホームと１１番ホームの間に改札口を設けた事がポイントです。なので、在来線から新幹線へは平面で乗り継ぎが出来るようになっています。ただ、新幹線から在来線への乗り継ぎは１２番ホームに到着する関係で一旦橋上へ行く必要があります。でも、在来線→新幹線、新幹線→在来線の乗り継ぎで改札口が分離されたことになるので、ある意味混雑緩和につながるのではと思ったりします。

　在来線ホーム
　です。２面４線で、うち１番ホームは行き止まり式ではこだてライナー専用となっています。特急は基本的に２番ホームで、普通列車は列車によって２・３番と使い分けているようです。

　はこだてライナーの案内です。はこｄふぁてライナーは全て１番ホームから出るのですが、乗客の混乱を防ぐために徹底的に案内されていました。ＬＣＤモニタだけでなく、係員がボードを掲げて案内したりしていました。

　２番ホームには特急列車の乗車口の案内もなされていました。今回の改正でスーパー北斗にキハ２６１系が投入された事からより案内が重要になった感じですね・・・。

　在来線改札口
　です。もちろん、在来線用の改札口が設けられましたが、乗客が少ない事を想定してのか、やや小ぶりな感じでした。改札機はもちろんＪＲ北海道標準のものが使われています。とはいえ、新幹線開業前は無人駅であっただけに新幹線開業で大出世という感じでしょうか・・・。

　在来線の駅標です。新幹線開業に伴い、渡島大野から新函館北斗へ改称され、駅標も新しいものになりました。でも、在来線だけにデザインは標準ですが・・・。

　以上です。