ワカメと銭婆との喜怒哀楽

年式'00のビーグル犬ワカメと'51の妖怪!銭婆が俺を困らせ悩ませる 痛快娯楽な毎日

親孝行

2008-10-03 20:35:32 | Weblog
小学生の高学年の頃、床屋に行くと、少年マガジンがあって、その中に

[ 空手バカ一代 ]と言うマンガに影響されていっぺんに大山倍達のファンに

なってしまいました。 それからは大山総裁の本は全て読破

その中に 「親孝行出来ない人は、何も出来ない 」と言う言葉がよく出てきます。

オイラはその言葉だけは納得できませんでした。 

しかしオイラが歳を重ねていくうちに「何も出来ない」の前に

 (人に対して)と言う言葉が入るのではと、気付いたんです。






昔、家族で仕事をしていましたが、その仕事に失敗して

全てを失い、親子も離ればなれになってしまいました。 少ししてオイラは

アルバイト先で認められ、正社員にしてもっらって働いていましたが、

そんなときオイラは結婚する事になりました。 しかし金の無いのは変わらずで

結婚式みたいなものは行わず、相手方のウチでお膳を立てて終わりました。

そして、オイラの母ちゃんが「 金がいるだろうが これしか渡せないで悪いね、」

と言って10万円が入った封筒をくれました。 その時オイラはこう思ったのです

(なんだ、オイラはその日暮らしで大変なのに、親は10万円もくれるだけの

余裕があるんだ・・・)  どうでもいい事なんだけど、貧困生活しているのは

オイラだけなんだって、感じたのでした。


それから、ほんの数日が経って、嫁が設置した電話が鳴って、オイラがでると

母ちゃんからでした。 「 本当に悪いんだけど、このあいだの10万、少しで

いいから、返して貰えんだろうか、」という内容、

その時に初めて、親のありがたみを感じました。  オイラのために親は生活費

のほとんどをオイラに渡したのだと   自分たちのことはかえりみず。

オイラのために・・・。 どんな気持ちでオイラのとこに電話したんだろう、

どれだけ切なかったのか想像できました。 生きるためとはいえ

子供に、そんな電話を掛けなければならない状況、   それを知った時、

オイラは泣けて泣けて仕方ありませんでした。 そんな親の気持ちを知らないで、

毎日を、のうのうと過ごしていたのです。 

もしも、あの時、母ちゃんからの電話が無かったらオイラはまだ、今以上な

自分勝手な人間であったと思います。



大山総裁の「 親孝行できないひとは、何も出来ない 」と言うのは、多分

( 親のありがたみを知らない人は、他人のありがたみを知らない人だから、

人に対しても、ありがたみを与えられない、)と言うことになると思いました。



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コメント (4)
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