ワカメと銭婆との喜怒哀楽

年式'00のビーグル犬ワカメと'51の妖怪!銭婆が俺を困らせ悩ませる 痛快娯楽な毎日

コスモスの写真

2011-02-19 05:07:39 | ウチの母ちゃん

 

 

 

母ちゃんの家に行くたび・・・。

去年の秋に 撮った写真を 早く見せてくれと言われてましたが

どうも ついつい面倒臭くて そのままにしてたんですよ^^;

そしたら 何だか母ちゃんに会うたびに 写真の事を思いだしてしまい

母ちゃん本人にも 言われてしまうので 友達に頼んで プリントしてもらいました(^_^;)

 

オイラんトコの プリンターはどうも調子が悪くて  ぼやけて写るので 良くないんです。

日頃 目が悪いはずの母ちゃんですら 「 なんやこの写真は・・・ ぼやけてハッキリと写っとらんやんか、」

と言うくらいですので 自分ちで プリントしても またイヤミになるといけません(+_+)

 

翌日、優しい友達が 出来あがった写真を会社に持ってきてくれました。

おお! なかなかキレイに写っているじゃん(*^_^*)

ついでに 出来た写真を 会社のおばちゃん達に見せて回ったところ、

全員が 「 え? イメージと違う! すごく若く見えるよ! 」 と、 言ってくれたので 意外に思いましたねぇ^^;

 

 

そうなの? 自分の母親を 老けてるとか 若いとか 考えた事がないので

そんな事を言われても オイラには 何だかその言葉に違和感があります。

 

 

という訳で 今回、母ちゃんの 写真を 公開! 目だけ伏せますが! ピンクガエルはもちろん銭婆さん、

 

 


ついでに オマケです^^

 

どうでしょうねぇ、 若く見えると言えば そうかも知れません^^;

今年、79歳になります。 (多分^^;)

 

で、こないだ  母ちゃんは、同じくらいの歳の 爺さんに

「 アンタは 何一つ苦労した事のない顔をしとる、 」 と言われて カチンときたそうですが

煮え返る気持ちを抑えて 「 そう見える? そうなのかなぁ、 」 と、返事したそうです。

 

それを聞いて オイラはビックリしました!

オイラの知っている母ちゃんは 何か言われてカチンときたら  瞬間湯沸かし状態になり  

相手をコテンパンにやっつけちゃうハズだからです^^;

 

時の流れが 母ちゃんを マイルドにしたのでしょうか、

母ちゃんもオトナになったなぁ! と、子供ながらに思いました(^_^;) 

 

人は皆、 いくら長生きしようが 最後には死んでしまいます。

死んで 初めてその人の人生が どんな人生だったのか

良い人生だったのか、 それとも悪い人生だったのか 他人が決めたり 自分で思ったりします。

 

ウチの母ちゃんは、子供の頃、終戦を迎えて 貧乏がゆえに 家の食減らしに 家を出て行こうと決め

九州の山奥から 関西に出てきました。

そこからも 苦労の連続でしたが 何とか今まで やってきました。

 

苦労し、精神的にゆとりが無いために いつも 苦虫を潰したような顔をしてましたね、

もし、そんな状態のまま 死んであの世に行ったなら  母ちゃんの人生は何だったのだろう・・・。

と 母ちゃん自身が そう思うでしょう、

 

オイラも母ちゃんを見ていて 何年か前までは 母ちゃんに対して そう感じていました。

父ちゃんと一緒になって 父ちゃんが死ぬまで 苦労してきた母ちゃんですが

 何があったのか、 何年か前に 母ちゃんは 「 こんな父ちゃんだけど 今は私しか頼る人がいないから

今さら放り投げる訳にもいかんし、 何かの縁やから 死ぬまで面倒見んとな、」 といって、父ちゃんを看ていました。

 

オイラが母ちゃんの立場なら 『 こんな父ちゃんなんか 誰が面倒みるか!

今まで人を苦労させてきたバチが当たったんだ 』 と言ってたかもです^^;

 

その辺からだと思いますが 母ちゃんの顔が変わってきた気がします。

今までの ケンのある顔じゃなく、 普通の人の表情になっていました。 

 

父ちゃんが死ぬ前は 母ちゃんは施設にいる 父ちゃんの側にいて  ずっと何か喋っていました、

脳梗塞で 反応が無くなっていても 独り言のように 父ちゃんに 語りかけていました。

オイラと母ちゃんは 一緒に帰ったのですが それから母ちゃんは 「 胸騒ぎがした 」 らしく

また父ちゃんの所に戻って行って 喋っていたそうです。

 

翌日の朝、父ちゃんは 死んでいました。

 

今、母ちゃんは

「 昔のの自分が居たから 今の自分があるんや、だから 幸せな事を 幸せだと感じる事が出来るんと違うか、」

と、言いますが 同じセリフを オイラが言ったとしても 多分、薄っぺらにしか感じないでしょうね^^;

 

コスモスの中で写真を撮った時、 あの景色がそうとう気にいったのでしょうか、

コスモス以外、何もない場所なのに けっこう長い時間 キャッキャと 言いながらいましたね^^;

だから あの時の写真の事を 言い続けていたのでしょうか(^。^)

 

あの写真は 父ちゃんの四十九日の帰り道、偶然に見つけた コスモス畑です。

写真を撮っていたら  偶然に そこの地主さんが 通り掛って、

「 どうぞ、中に入ってもいいですよ(*^_^*)」 と言ってくれたので

母ちゃん、感激して中に入り 喜んでいました(^-^)

 

こんな 何ともない場所で 喜んでくれる 親を見て

「 お金でも何でもない、 家族が健康な姿で 笑いあえる事のありがたみ、って ホントにいいなぁ、 」

と、思うようになりました^^; 

 

人は心がけ一つで 見える世界が ガラリと変わる時があります。

小さな幸せでも 時が経つと、それは後で考えたら、大きな幸せだった!

という事が沢山あります。

 

小さな幸せでも 幸せなんだと 思えるような人生を送りたいものです^^

 

 

「 アタイは この雪が消えて無くなるまで 雪との幸せを感じるの❤ 」

 


 

コメント (12)
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