母ちゃんの家に行くたび・・・。
去年の秋に 撮った写真を 早く見せてくれと言われてましたが
どうも ついつい面倒臭くて そのままにしてたんですよ^^;
そしたら 何だか母ちゃんに会うたびに 写真の事を思いだしてしまい
母ちゃん本人にも 言われてしまうので 友達に頼んで プリントしてもらいました(^_^;)
オイラんトコの プリンターはどうも調子が悪くて ぼやけて写るので 良くないんです。
日頃 目が悪いはずの母ちゃんですら 「 なんやこの写真は・・・ ぼやけてハッキリと写っとらんやんか、」
と言うくらいですので 自分ちで プリントしても またイヤミになるといけません(+_+)
翌日、優しい友達が 出来あがった写真を会社に持ってきてくれました。
おお! なかなかキレイに写っているじゃん(*^_^*)
ついでに 出来た写真を 会社のおばちゃん達に見せて回ったところ、
全員が 「 え? イメージと違う! すごく若く見えるよ! 」 と、 言ってくれたので 意外に思いましたねぇ^^;
そうなの? 自分の母親を 老けてるとか 若いとか 考えた事がないので
そんな事を言われても オイラには 何だかその言葉に違和感があります。
という訳で 今回、母ちゃんの 写真を 公開! 目だけ伏せますが! ピンクガエルはもちろん銭婆さん、
ついでに オマケです^^
どうでしょうねぇ、 若く見えると言えば そうかも知れません^^;
今年、79歳になります。 (多分^^;)
で、こないだ 母ちゃんは、同じくらいの歳の 爺さんに
「 アンタは 何一つ苦労した事のない顔をしとる、 」 と言われて カチンときたそうですが
煮え返る気持ちを抑えて 「 そう見える? そうなのかなぁ、 」 と、返事したそうです。
それを聞いて オイラはビックリしました!
オイラの知っている母ちゃんは 何か言われてカチンときたら 瞬間湯沸かし状態になり
相手をコテンパンにやっつけちゃうハズだからです^^;
時の流れが 母ちゃんを マイルドにしたのでしょうか、
母ちゃんもオトナになったなぁ! と、子供ながらに思いました(^_^;)
人は皆、 いくら長生きしようが 最後には死んでしまいます。
死んで 初めてその人の人生が どんな人生だったのか
良い人生だったのか、 それとも悪い人生だったのか 他人が決めたり 自分で思ったりします。
ウチの母ちゃんは、子供の頃、終戦を迎えて 貧乏がゆえに 家の食減らしに 家を出て行こうと決め
九州の山奥から 関西に出てきました。
そこからも 苦労の連続でしたが 何とか今まで やってきました。
苦労し、精神的にゆとりが無いために いつも 苦虫を潰したような顔をしてましたね、
もし、そんな状態のまま 死んであの世に行ったなら 母ちゃんの人生は何だったのだろう・・・。
と 母ちゃん自身が そう思うでしょう、
オイラも母ちゃんを見ていて 何年か前までは 母ちゃんに対して そう感じていました。
父ちゃんと一緒になって 父ちゃんが死ぬまで 苦労してきた母ちゃんですが
何があったのか、 何年か前に 母ちゃんは 「 こんな父ちゃんだけど 今は私しか頼る人がいないから
今さら放り投げる訳にもいかんし、 何かの縁やから 死ぬまで面倒見んとな、」 といって、父ちゃんを看ていました。
オイラが母ちゃんの立場なら 『 こんな父ちゃんなんか 誰が面倒みるか!
今まで人を苦労させてきたバチが当たったんだ 』 と言ってたかもです^^;
その辺からだと思いますが 母ちゃんの顔が変わってきた気がします。
今までの ケンのある顔じゃなく、 普通の人の表情になっていました。
父ちゃんが死ぬ前は 母ちゃんは施設にいる 父ちゃんの側にいて ずっと何か喋っていました、
脳梗塞で 反応が無くなっていても 独り言のように 父ちゃんに 語りかけていました。
オイラと母ちゃんは 一緒に帰ったのですが それから母ちゃんは 「 胸騒ぎがした 」 らしく
また父ちゃんの所に戻って行って 喋っていたそうです。
翌日の朝、父ちゃんは 死んでいました。
今、母ちゃんは
「 昔のの自分が居たから 今の自分があるんや、だから 幸せな事を 幸せだと感じる事が出来るんと違うか、」
と、言いますが 同じセリフを オイラが言ったとしても 多分、薄っぺらにしか感じないでしょうね^^;
コスモスの中で写真を撮った時、 あの景色がそうとう気にいったのでしょうか、
コスモス以外、何もない場所なのに けっこう長い時間 キャッキャと 言いながらいましたね^^;
だから あの時の写真の事を 言い続けていたのでしょうか(^。^)
あの写真は 父ちゃんの四十九日の帰り道、偶然に見つけた コスモス畑です。
写真を撮っていたら 偶然に そこの地主さんが 通り掛って、
「 どうぞ、中に入ってもいいですよ(*^_^*)」 と言ってくれたので
母ちゃん、感激して中に入り 喜んでいました(^-^)
こんな 何ともない場所で 喜んでくれる 親を見て
「 お金でも何でもない、 家族が健康な姿で 笑いあえる事のありがたみ、って ホントにいいなぁ、 」
と、思うようになりました^^;
人は心がけ一つで 見える世界が ガラリと変わる時があります。
小さな幸せでも 時が経つと、それは後で考えたら、大きな幸せだった!
という事が沢山あります。
小さな幸せでも 幸せなんだと 思えるような人生を送りたいものです^^
「 アタイは この雪が消えて無くなるまで 雪との幸せを感じるの❤ 」