あなたから一番遠いブログ

自分が生きている世界に違和感を感じている。誰にも言えない本音を、世界の片隅になすりつけるように書きつけよう。

臨時国会は短すぎたのか?

2013年08月07日 18時09分05秒 | Weblog
 臨時国会が閉幕した。
 マスコミは喫緊で重大な問題が山積みなのに、こんなに簡単に終わらせて良いのかと批判している。
 確かにもっともな意見だが、しかし残念ながら現実には、今の日本の国会ではどんなに会期を伸ばしても意味のある論議はなされない。
 いったいどうしたものか。
 これは日本だけのことなのだろうか。それとも世界中どこでも同じなのだろうか。
 議会制民主主義の限界を感じる。ネットを利用した直接民主主義を主張する人たちもいる。しかしそれもおそらくあまり意味がない。混乱が深まるだけだろう。
 なぜなら議会制民主主義が劣化するのは、本来そこに主体的に参加するべき有権者が劣化しているからだ。社会の構成員全体が劣化しているのであれば、いくら直接民主主義を採用したところで優れた政治になるはずがない。
 その意味では第一次大戦後のドイツ国民が自らヒトラーを選んだのだという麻生氏の指摘はまったく正しいし、その話題に対してコメントをくれた「かい」さんの底の浅いマスコミの責任を問う批判ももっともだなあと、つくづく思うのである。

コメント
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