あなたから一番遠いブログ

自分が生きている世界に違和感を感じている。誰にも言えない本音を、世界の片隅になすりつけるように書きつけよう。

長崎でも噛み合わない安倍総理

2013年08月10日 00時00分35秒 | Weblog
 昨9日は長崎の原爆投下68年だった。
 広島に並んで人類にとってとても重要な日である。
 東北の大雨災害など緊急のニュースもあったのだが、昨日の長崎市長の発言は比較的大きく報道された。しかし全体的に見ると今年は広島も長崎もマスコミの扱いが小さい気がする(*)。政府の方針と関係があるのだろうか? まさに安倍政権の核と戦争の戦略はあからさますぎるほどである。そしてそれと同時進行でマスコミなどへの恫喝も強まっている。

 今年の長崎市長の「平和宣言」と被爆者の「平和への誓い」は明確で力強く、説得力のある演説だったので、ぼくがここでつまらないことを書くより、皆さんがぜひ直接触れていただきたい(**)。

 それに比べて安倍首相のあいさつは焦点がぼかされ、現地の人々との大きな乖離を感じさせた。地元の人たちがいかなる場合でも核兵器を使ってはならない、原発は安易に再稼動してはならない、いまだに苦しみと悲しみは癒えていないと訴えているのに、安倍氏は長崎は立派に復興、発展した、この日はそれを成し遂げた先人に思いを馳せる日でもあると述べた。

 安倍氏は今日から10日間の夏休みに入るそうだ。できることなら涼しいところに行って、じっくり頭を冷やしてもらえたらと願う。

◆参考サイト◆
(*)似たような意見の方がいらっしゃいました
愛国者の邪論/これが被爆国のマスコミか!長崎原爆忌のニュースをないがしろにする被爆国のマスコミを糾し正す!

(**)全文は以下に掲載されています
【YouTube】長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典 長崎市長の長崎平和宣言(2013/8/9)
長崎平和宣言
平和への誓い 被爆者代表・築城昭平さん
安倍首相あいさつ全文=長崎原爆忌