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消費税5%に、自・公政権退場、核兵器廃止・自然・再生エネルギーで原発ゼロへ・憲法9条コワスナ。

日本共産党、加藤英雄県議が代表質問

2014-02-26 23:00:13 | 日記
小松実のひとりごとより転載
日本共産党、加藤英雄県議が代表質問
2014/02/26 19:35
14.02.26


 開会中の県議会。今日は午後から、柏市選出の加藤英雄県議が日本共産党を代表して質問に登壇しました。

 加藤県議は、(1)知事の政治姿勢について、ということで秘密保護法や集団的自衛権の行使、憲法を解釈で変えてしまおうという立憲主義の否定等々、安倍政権の暴走に対する知事の認識を質しました。また、森田知事自身、毎年靖国への参拝を繰り返し、自らの著書で「日本の総理大臣や閣僚は、堂々と靖国神社に参拝すべき」「『靖国で待っている』という言葉を軽んじる政治家に国の舵取りができるだろうか。」などと述べていることについて、靖国は、先の戦争を「自存自衛のたたかい」「アジア解放の戦争」などと、侵略の事実を偽り、美化・宣伝を目的とする特殊な施設だと指摘、遺族の参拝と違って、政治家が参拝することは、自ら侵略戦争を肯定する立場に身を置くことになる、と厳しく追及。戦後の国際秩序に挑戦するものだと見解を求めました。さらに、消費税増税と社会保障の切り捨て、博打のてら銭で財政を潤すカジノ誘致の動きを厳しく批判しました。

 知事は、「国会で決まったこと」「国が適切に判断する」「国の専管事項」などと、まともに答弁せず、靖国についても「先の大戦の犠牲者に哀悼の意を捧げている」というだけで、論戦を避けました。逃げに終始する答弁に、議場からも失笑が漏れました。

 続いて、(2)再生可能な自然エネルギーの普及・活用で地域経済の活性化・雇用の拡大をと迫りました。太陽光発電の固定価格買取制度の対象出力は、10キロワット未満で千葉県は、全国7位にまで前進してきました。これを地域経済の活性化・雇用に繋げるためには、「県内事業者が事業主体になること」「売電収入を地域に再投資すること」が大事という指摘に、高橋副知事も同意、県としてもその立場で推進していくことを表明しました。また、バイオマスエネルギーの活用について、間伐材・被害木を花きのハウスや公共施設の暖房などに活用し、雇用も増やしている南房総市の取り組みなどを紹介、県のイニシアチブで全県に広げるよう求めたのに対し、諸橋副知事は「積極的に取り組んでいく」と、答弁しました。

 加藤県議の質問中、二度にわたって自民党席から「いい質問だ!」と声があがりました。質問後、他会派の議員が加藤議員に「バイオの質問は感動しました」と、声をかけていました。

 続いて加藤議員は(3)袖ヶ浦福祉センターでの入所者虐待死事件について質問。知事は、「多くの問題があった。心からお詫びする」と謝罪しました。そのうえで、加藤議員は、指定管理者制度への移行で、職員の待遇、研修の体制が極端に悪化したことを指摘。福祉は、財政効率ではなく、利用者の命と人権を最優先させるべきだと迫りました。そして、10年前にも内部告発があり、職員が処分される事態に至っていたのに、その教訓が生かされてこなかった、マニュアルもお題目に過ぎなかったと県の責任を追及。見解を求めましたが、諸橋副知事は、「第三者検証委員会で検証中。その結果を踏まえて」と繰り返すのみでまともに答えようとはしませんでした。

 さらに、(4)として、教育問題をとりあげました。自民党議員の圧力もあり、実教出版の高校歴史教科書について、これを採用した学校に対して、県教委が異例の通知を出した問題を教育への「不当な支配」にあたるとして追及。特別支援学校の過密化、教室不足解消について、緊急の解決を求めました。

 (5)は、ブラック企業への規制と企業の社会的責任について。(6)放射性指定廃棄物の保管問題と脱原発について、それぞれ県の姿勢を質しました。

 いずれにしても、当局の答弁は通り一遍で、批判に対してもまともに反論さえしてきません。傍聴者の一人は、「質問と答弁の質の格差が激しいね。」と感想を述べていましたが、その通りです。


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