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除染袋の流出240個に 福島・飯舘、さらに増加も

2015-09-13 21:34:14 | 災害
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     除染袋の流出240個に 福島・飯舘、さらに増加も

    
 川岸の樹木に引っかかった状態で発見された除染袋=12日、福島県飯舘村(環境省提供)

  東京電力福島第1原発事故の除染で出た汚染廃棄物を入れた大型の袋が豪雨で福島県飯舘村の河川に流出した問題で、環境省は12日、流出が計240袋に増えたと発表した。このうち113袋を回収し、袋が破れて中身が流れ出すなど周辺環境への影響がなかったか確認を急いでいる。

 12日午後6時現在の調査結果を集計した。村内には道路の通行止めが続くなどして調査ができていない場所が残っており、今後流出数はさらに増える可能性がある。

 望月義夫環境相は12日、福島市内で記者団に「総力を挙げて実態を把握し、回収をしっかりと進める」と述べ、対応を急ぐ考えを示した。除染廃棄物を一時保管する仮置き場に移送するまでの間、現場で暫定的に保管していた袋が流出したことから、仮置き場への速やかな移送など再発防止策を検討する。

 環境省によると、流出したのは約1立方メートルの「フレコンバッグ」などと呼ばれる袋。関東・東北水害の影響で飯舘村内を流れる比曽川、新田川の水が周辺の農地に流入し、袋が流された。

 11日時点で82袋の流出を確認していたが、12日の調査で新たに158袋が見つかった。未回収の127袋は中州などにあり、水位の低下を待って回収を進める。

 周辺の川内村、楢葉町、川俣町でも仮置き場の浸水などが見つかったが、流出は確認されていない。
(共同通信)
2015/09/13 12:56

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