八面山だより

八面山 神護寺からのお知らせ&日常

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2010-04-08 11:17:05 | インポート
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心病の本はただ一つ無明これなり。


心の病気は根本は、ただ一つ道理に暗いことである。

道理を知るとは何?
生まれた瞬間から老いて行っている私達、子供の頃は成長と喜んでいますが…。
やがて年を取ると老いて行く事を苦に感じてしまいます。

人間は病にもかかります。

時には治らない病もあります。

そして、どんなに素晴らしい方々でも死んでしまいます。

この四苦は身体の苦しみ『生老病死苦』は生まれた時から始まっていて知っているけど自分とは関係ないよ!
と平穏無事な時には思って居ますが。


いざ自分に降り懸かってくると道理を忘れて。
『なんで自分がこんな目に…』と悩み暗くなります。


また心の苦しみが四苦『愛別離苦』愛して居る人との別れ。
『怨憎会苦』二度と会いたく無い位憎い人と又逢ってしまう。
『五おん盛苦』健康を持て余しているのにはけ口の無い不満。
『求不得苦』求めている物が手には入らない苦しみ。


このような苦しみの根本に気づいていれば乗り越えていけますが。

毎日、同じこと(苦しみ)ばかりに捕らわれて居ると病に成ってしまいます。

辛い時は先ず声に出して誰かに聞いてもらいましょう。

まだ声に出せない時は手紙に書いてみましょう。
宛名は自分でも仏様でもご先祖様でもいいのです。
とにかくため込まず。吐き出しましょう。

外に出れそうだったら神護寺にいらして下さいませ。

インゲさんか私が聞かせていただきます。

私達にはまだまだ…。と言う方は御不動様に話して下さい。
そしたら少しは自分が見えてくるかも知れません。



心の苦しみも身体の苦しみも、どちらも辛いものです一人で悩まず。

どうか悪化するまえに『辛いのよ。』と一声出して下さい。
また今、大丈夫よ!自分に余裕のある方は悩み苦しんでる方に耳を傾けて下さい。

誰しも悩むのが此の世です。

今日も11時より不動護摩を焚いてます。