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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

A

2016-01-30 | 311



朝日新聞特別報道部
『プロメテウスの罠7
 100年先まで伝える!原発事故の真実』★★★

今週電力自由化のニュースが駆け巡ったけど、
「東電が家庭契約のシェア2割を失っても痛くない理由」
からくりを知ると結局は・・・。
原発反対!その声も聞かなくなった。
意思表示を示す時が来たとも言える?

今回も知らなかった真実がたくさん。
読んでいてうんざりしてくる東電の対応
麻痺してくるね。



---



国の医療班・・・・・・来ない

15日、国の現地対策本部は福島県庁に撤退した。来るはずの文部科学省、厚生労働省の医療班員は最後まで姿を現さなかった。

「実弾を撃ったことがない兵士が最前線で戦うようなものだ」

「雨でフォールアウトしてるんとちゃうか?」
フォールアウトとは飛散した放射性物質が地上に落ちることだ。



甲状腺の測定すらまともにできなかったこの国に、原発のような巨大システムを動かす能力があるのだろうか――。

「チェルノブイリ事故の影響で乳がんが増えている可能性がある」



13年6月に汚染水漏洩問題が発覚すると、第一原発の作業員が大きく増えた。13年秋には、第一原発では一日当たり延べ3千~4千人、第二原発では2千人が作業をしていると聞いた。作業員の数は増え続け、14年5月時点では、第一原発だけで延べ6千人を超えることもある。
幸い、高線量の被爆をした傷病者は出ていない。しかし、数ヵ月に一度、汚染水付着などの患者や、重機に挟まれて両足切断といった重傷患者が出る。



おら、おいでがっちゃ

原発事故後、ホーム(特別擁護老人ホーム)に家族が迎えにきたのは
たった一人だった

「あの薬、効くんだ」。
「強いから何度も飲めないけど、特別ね」と白い粒を渡す。
それを飲むと、安心した様子で帰る。
「ラムネ菓子なんです」といった。
「お年寄りはみんな自分を特別にしてほしい。あの一粒を求めてくるんです。で、治るんです」
医務室には、こんな「特別な薬」がいっぱいある。


東京電力福島第一原発の地下には、山側から毎日800トンの地下水が流れ込んでいる・
うち400トンは、震災でできた隙間などから1~4号機の建屋地下部分に浸水し、そこで核燃料を冷却した水と混じり、放射能汚染水となる。
汚染水はくみ上げられ、地上のタンクに次々とためられている。たまった汚染水はいま約50万トン。タンクの数は1千機を超えた。

流れ込む地下水を遮断しない限り、タンクは無限に増えていく。
地下水のうち120トンは、建屋の周囲をすり抜けて海に注ぐ。汚染された土壌を通っていくので、海への汚染水流水は今も続く。



東日本なくなるぞ

原子力委員会委員長の「近藤シナリオ」


3月末、東電関係者だけの集まりで、東電OBが「どうやってイチエフをリエントリーしよう」というのを聞いて驚いた。リエントリーとは福島第一原発の再稼動を意味していた。
あれだけの事故を起こしても再稼動させたい人間がいる東電



東電の主流部門である企画部のエリートが、
「遮水壁、やめてくださいよ。株主総会があるんですから」
えらく高飛車な言動
実は経産省のかつての高官の息子だった。



「東電はカネをケチって失敗することを繰り返している」

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M

2016-01-28 | 作家別諸々(ま行)




益田ミリ
『どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心』★★


続2
ポンタを読み終わった後にサクッとすーちゃん。
カフェをあっさり?辞めちゃった。

先日まで「ゆううつ」
でも“どうしても嫌いな人”はいない。
平和な会社の人間関係
上司にも後輩にも恵まれている 社長ともツーカー(笑)
不安要素がないわけじゃないけど。

気持ち分かるなぁ

 

すーちゃん

 

すーちゃん

玄米を試したり恋愛攻略本を買ったり老人ホームの広告を見て「大人」とため息をついたり。今の自分は嫌だけど、なりたい自分もわからない。カフェで働くすーちゃん34歳の日...

幻冬舎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


代官山で優雅にフレンチ
鉢山町~中目をお散歩 古本屋さんに立ち寄ったりしてね。
遠くの煙突が夕陽色に染まる。
もうこんな時間はないんだろうね。

色々お話して毎日のお昼メールで決断
「今までありがとう」
やっぱりアメリカはないのかな。



今日ふと思い出したなつかしいあの人のことを。
震災でも連絡してこなかったのには強い意志を感じた。



さてどうしたものかな。


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K

2016-01-28 | にゃんにゃん



鴻池剛
『鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!』★★


写真を見ると美猫ちゃん。
お友達宅でだらだらしている合間に渡された。

フッと笑ってしまう。

あ コレはマンガだね(笑)

http://neko-ponta.com/


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A

2016-01-25 | 311


朝日新聞特別報道部
『プロメテウスの罠6
 ふるさとを追われた人々の、魂の叫び!』★★★+

やっと現代に近づいてきた。。

発行日2014年3月11日
福島原発事故から丸3年


同高校出身の司法書士菅波さんの奮闘
真似できないと思った。
ブログは2014年3月23日で止まっている///


---



海の魚に比べ、淡水魚は値が下がりにくい。理由は海水と淡水の違いだ。放射線物質は、浸透圧の関係で淡水にすむ魚の体からは排出されにくいとみられている。



「放射能が生活の場にまで及ぶとは・・・・・・。絶対に安全だと言い聞かされてきたからね」








「結局は、町がまるまる東電の下請けのようなものだったんだね」

「アリの大群のようだ」

「先生、逃げろ!ここはもうだめだ。配管がムチャクチャだ」
まだ津波が来る前だ。それでも彼らは原発から逃げ始めていた。
当時、第一原発で働く大熊町民は、人口の一割、約1100人いた。


2011年3月11日、大熊町。大震災の直後だった。
空を真っ黒に埋める数百羽のカラスが、低い空を鳴きながら福島第一原発のほうへ飛んでいった。

「見たことねえ数だったなあ。うちの上を飛んでった。ヒッチコックの映画にそんなのがあったけど、この世の終わりみたいな感じだった」
原発が出来て40年、大きな事故は起きなかった。町民の多くは、地震でも原発は大丈夫だと思っていた。生活も原発で成り立っていた。

「原発の中で働いている人があんなに慌ててるんだから、大変なことになるかもしれない」
その後、原発は相次いで爆発を起こす。



逃げた作業員を連れ戻す男たち。



東電のことを、町民は「東電さん」と呼んでいた。

子どもたちは、東電の関連企業に就職することを目指していた。
東電の正社員になることは最高目標だった。


「大熊町はいいね。東電におねだりすれば何とかしてくれるから」といやみをいわれた。

「原発は健全」というのを聞いてひっかかった。なぜ「安全」といわず、「健全」という変な言葉を使うのだろう。安全ではないのだろうか――。



「大熊町で『東電』という言葉が会話に出て来る人は、原発の賛成派だ。『原発』という言葉を使う人は反対派だ」

「東電に何かを期待する町民と、原発の安全性を気にする町民との違いを話しているんだ」と理解した。

核燃料税の7割は県に入る。原発マネーの恩恵は県全体に及ぶのに、なぜ大熊ばかりが得をしたように思われるのか。

「私たち大熊町民が原発に反対しなくてどうすんのよ」








原子炉崩壊の原因は地震だったのか、津波だったのか


「津波で壊れた」疑え

「福島の事故原因って、実は明らかになってないんですよ。最も大事な事故原因をあいまいにしたまま、なし崩しに再稼動っておかしいでしょう」

原子炉は津波の前に地震で壊れていた可能性がある。少なくとも地震に耐えたことは証明されていない。そこがはっきりしない限り、原発を再稼動させるのは危険だ、と。

肝心なところになるとデータがない。どうでもいいデータは延々とあるのに。

「何があったのか、東京電力は包み隠さずに出すべきです。なぜこれほど分かりづらくデータを出すのか理解できない。いったい何があったのか、データで説明してくださいといっているだけです」
まず出すべきだと考えるのが過渡現象記録装置のデータだ。

「航空機のボイスレコーダーの役割を果たすものです」。

プラントの挙動を把握するにはこの装置が記録した原子炉の出力、圧力、水位、温度、炉心流量・再循環系データ、給水系データ、主蒸気データ、格納容器圧力を同一の時間軸状に並べる必要がある――。


原発って、怪物だ

「原発って分からないことだらけですよ。怪物だなあと思いました。建屋から出て、振り返る。とんでもなく巨大です。怪物だなあ、とんでもないものを造ったなあ、と」

「大学で原子力工学やってる先生には実感がつかめないんじゃないかなあ、理屈で割り切れないことが現場にはいっぱい転がってるんです。極端なことをいえば、全貌を分かっているエンジニアは世界に一人もいないと思います」

昔の原発より新しい原発のほうが危ない。なぜならコストダウンを徹底しているからだ、とも話す。


設計と現実は違う

東電は過渡現象記録装置の100分の1秒刻みデータを「希望者にコピーさせる」方法で公表した。保有する全データをリスト化して出すことも明らかにした。
2013年8月19日


津波前に電源喪失?


外部電源喪失後の命綱、非常用交流電源が津波前にダウンしていたと報告した。

「国会事故調がいくら請求しても東電はないといい張っていた。それを突然、事故から2年2カ月もたって公表したんです」
東電は2013年4月に1分刻みデータを「発見」したと釈明する。



「シェフチェンコという監督が撮った16ミリフィルムの解説を頼まれたんです。彼はスタッフ6人でチェルノブイリ事故を撮影し、6人とも死ぬんですが、その映像の仕事が突然回ってきたんですね」
フィルムをビデオ化した30時間分の映像を見た。衝撃だった。
「爆発した原発、無人になった街・・・・・・。カルチャーショックでした」

原子炉を設計していた人間が原発への疑問を口にする、その影響は大きかった。


なんでも津波のせい

さまざまなデータを見て、順調に燃えているか、出力に異常がないかをチェックする。通称、炉心屋

「原子炉圧力容器とつながっている制御棒関係の小配管のどこかが地震で破断した可能性があります。圧力容器の下部です」

地震に耐えたというなら、全データを出して東電自身が証明すべきだ。

「データが操作されているんじゃないかなあ」


「みんな価値観は違うから、いろいろあると思う。だけれども、目標は一つ。この星から原子力施設を撤廃するという目標、そのために日本が先陣を切ってやるという目標に向かって、がんばりましょう」



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リアルタイムに現実で地震
中継で映る 福島第一原発。。
楢葉町で震度4


風化させてはならないって思う。

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S

2016-01-24 | エッセイ、旅行記




鹿野美絵
『アメリカ国立公園 しぶしぶトレッキング旅』★★★


いつか行きたいイエローストーン
アメリカ自体に行ったことがないからね。。

川の中を歩く、ナローズというトレイルやってみたい!



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◆国立公園の旅の必需品◆


水をケース買いする。
あとビール(『シエラネバタ』のペールエール)

ご飯(アルファ米)

眠気覚ましのガム

クーラーボックス

湯沸しポット

お薬(絆創膏も)

電子辞書

塩分補給の飴

歩き慣れた靴

着替え

懐中電灯又はヘッドライト

カメラ

ストック

日焼け止め

星座早見表

双眼鏡



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カスケードループ(ドライブコース)

モニュメントバレー

アリゾナ、ユタ、コロラド、ニューメキシコの四つの州の境界線が一点に集まる場所、フォーコーナーズ



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国立公園に行く場合、オープンカーはやめておいた方が無難。

アメリカ本土内には四つの時間帯がある。



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デスバレー

ダブル・オー・アーチ


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A

2016-01-24 | 311


『プロメテウスの罠5
 福島原発事故、渾身の調査報道』★★★

都内の*雪予報*は外れぼんやり月が出ていた。
福島 浜通りはめずらしく*雪*らしい。



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「安全だといった後で放射能が出てしまったら全部が崩れる。これまで必死に調べ、慎重にやってきた。今さら振り出しに戻りたくない」
テレビで「福島の魚はもう安全だ」と語る人もいる。応援はありがたい。だが正直なところ、いらだちも覚える。「そんな簡単にいってくれるな」と思うのだ。



震災いらい、何かと涙が出て困っていた。目につねに涙が浮かんでくるのだ。



「国会議員なんかもよく来たが、情報収集して帰るだけ。それだけのことです。地元はその対応に振り回されている」








ペットは後回しに

「町のバスに乗る際、犬は置いていくようにいわれた」
「すぐに帰れると思ったから、水しか用意してやれなかった」
みんな、泣いていた。

「人命が優先なんです。いまは動物の話などはしないでほしい」


震災前、福島第一原発20キロ圏内には1万匹程度の犬がいたと福島県は試算する。飼い主に同伴されて避難できたのが約300匹。津波や地震で26%が命を落としたと仮定して、犬だけで7千匹規模、猫も同じぐらい取り残されていると見込まれた。

「いらない命なんてない」








国策として進めてきた責任を国も認めなければならない。その責任を負う覚悟がなければ、原子力を進めるべきではない――。
原発事故の後、経産省の首脳らが福島の人々にきちんと謝罪したことはない。



1990年代後半、経産省内には電気代を安くしないと日本は欧米との競争に負けてしまうという危機感があった。そのためには電力に競争を持ち込む必要がある。業者が電気料金の安さを競い合うような仕組み、つまり電力の自由化だ。
その動きは、電力会社の政治力を使った巻き返しで止まっていた。



業界資料だと2月時点で先進国で原発が建設中なのは米、仏、フィンランドの各1基だけ。
建設が進まない背景は、多くの国で電力が自由化されているためだ。まず巨額の建設費を集めるのが大変だ。事故のリスクも大きい。放射線廃棄物の処理も私企業だけでは手に負えない。
国が原発を支える――。その構図が、自由化をめぐる議論からも浮き彫りになっている。



原発は安い電源――。原発が進められてきた大きな理由だ。本当にそうなのか、コストを検証する委員会が置かれることとなった。



「安い電源」神話崩壊



87%が「ゼロ」望んだ



いまだに15万人以上が自宅に帰れないでいる。



「原発はすぐそこにあって放射能を出し続けている。家はネズミだらけ。水は出ない。近所はだれもいない。こんなところに住む気になりますか?」



「家を買ったということは、浪江に戻る意思がないということなので慰謝料は打ち切ります。それが会社の方針です」
何をいっているのか、しばらく理解できなかった。家を買ったといっても、長年住みなれた家に住めなくなったからだ。避難中であることには変わりはない。



「年間1ミリシーベルトになるのは、除染をしないと、100年以上かかります」
「100年! 5年や10年の話じゃないのか・・・・・・」



被害に見合った賠償ができないのなら、なぜ原発などつくったのか



「東京電力は協力して和解を進めようという積極的な態度が見られない」



「あなたがた政府の人は、4号機が安全だと明言しない。それなのになぜ、そんなところに私たちを帰そうとしているのですか」
エネ省の担当者は「私はそれを話す立場にありません」と答えた。



福島の事故は、原発テロの狙いどころを世界中に知らしめた。原子炉本体を破壊しなくても、電源と冷却水の供給を断てばそれで十分だ、と。


日本ではテロを含む過酷事故への対策がなされないまま原発事故が起きた。想定外という言葉ですべてが片付けられ、対策がなかったのもやむを得ないという雰囲気がある。



「B5b」



「十条通報」
原発が全交流電源喪失などの重大事故に至ったとき、法に基づいて経産省や県に知らせることだ。
「一生見ることはない」と思っていた言葉だった。

原子力安全・保安院そのものが、その後なくなることになる。








「新聞やテレビから福島の話がどんどんなくなっていく」「忘れられるのが一番怖い」

なにも進まないなかで、忘れ去られてしまったら。いや、すでに西日本では福島は過去の話になりつつある。東京も同じかもしれない。福島が過去形になったからこそ、原発の輸出や再稼動がマスコミを賑わせている。ある避難者は「賠償もなにも進んでないのに、壊れた原発はまだ放射能を出し続けているのに、なにが原発輸出だ」と憤っていた。

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K

2016-01-23 | 鴻上尚史




鴻上尚史
『幸福のレッスン』★★★★



読む前にたまたまLINEしてて(今年でやめるはずだったのに。。)
写メって「らしくない内容っぽぃ」って伝えた。
ぱらぱらめくった感じがそう思わせた。
鴻上さんの演劇ファン?としては。



---



「私は何を幸福だと感じているのか」

自分は、誰になんと言われようと、自分の人生の中で幸福をどう考え、どう納得しているんだろうと考えたのです。



「メタ思考」

その時、人は迷います。



旅の目的はひとつです。








「好きなもの」が分からない時、「嫌いなもの」を明確にするというのは、幸福を見つけるためのレッスンです。









2 本当に飢えてみる


中途半端に退屈を解消してくれるものから一定期間、距離を取るのです。

1日でも2日でも、情報を遮断し、ちゃんと「飢える」ことができれば、あなたは何かを感じるはずです。



「未来が見えないことを楽しむ」



「判断を一時、保留」

「とりあえず、やってみる」



その時は、死にたい気持ちになっていても、あとから考えたら「人間てそういうこと、するよね」とか「人間て面白いな」とか「そんなことはたいしたことじゃない」と思えるようになるのです。



「本当に守るべきものがない人ほど、保守的」







6 絶対の根拠はない


「・・・・・・終わりは、ありませんか?」



「他人の目を意識してもムダだ」

一番にするのは、「他人の評価」ではなく、「自分の気持ち」です。自分がやりたいのか、やって楽しいのかが、一番に考えなければいけないことなのです。

不安定で変わり続ける「他人の評価」という無限ループの中に取り込まれ、終わりのない迷宮をさまよい続けることになるのです。

大勢の「他人」が、中途半端な情報や気分や条件反射の反応にもとづいた「評価」を口々に言うだけです。



『夫は生きがいにはならないから、自分で自分の生きがいを見つけなさいね。夫に人生を保証してもらうんじゃなくて、自分の人生を選ぶのがいいと思うわ』







8 悩むことと考えることを区別しよう


「どうにかなること」と「どうにもならないこと」をちゃんと区別していますか?







9 思い込みから少し自由になる


人間が人間を縛る最も強いものは、「外部の命令」ではなく、「自分自身の内なる思い込み」なんだということです。








楽しいことより、悲しいことにとらわれてしまうのです。








悲しいことに、頑張ることと夢をかなえることは、イコールではないのです。







ネットは巨大な「自意識開発装置」です。

「批判は愚か者の最大の武器である」








「自分を客観的に見る」

地図は、自分自身を正確に導くものです。情報が一方的だったり、歪んでいたりすると、道しるべにはならないのです。








100点満点のものに出会うことはほとんどないんじゃないかと思います。








17 心のバランスを失うことを恐れない


うんと好きになって、うんと夢中になって、うんと愛すると、恋愛は大きな喜びをくれます。
そして、大きな苦しみもくれるのです。
大きな喜びだけ欲しい、苦しみはなるべく少なくして欲しいと願いますが、それは無理なのです。








19 ユーモアを忘れない


「どうにもならないこと」をポジティブに楽しむことです。








本当にダメだと思った時に、「もうだめだ」とつぶやくか、「大丈夫」とつぶやくかで、あなたのお腹の中からわき出るパワーはずいぶん変わるはずです。

・「大丈夫」を口グセにしよう








「問題を理解していること」と、「問題を解決すること」はイコールではありません。理解しているから、すぐに解決できるというわけではありません。けれど、少なくとも「問題を理解していること」が、問題を解決するための必要な手順です。








・身近なものをひとつ、強引に楽しんでみよう








25 思ってるとそうなる


つまり「思考は現実化する」という言い方がありますが、それはオカルトとか超能力とかの意味ではなく、「あなたの態度が周りに影響を与え、それがあなたに返って来る」という意味です。








G8に参加している先進国の中で、パスポート取得率が最低の国はどこだと思いますか?
最下位は実は日本です。その割合、24%。次がアメリカで35%。
イギリスは70%。ヨーロッパだから多いと思うかもしれませんが、カナダも60%です。お年寄りから子供まで含めてこの数字ですから、かなりなものです。
日本もアメリカも、共に、パスポートの所持が少ないのは、「自分の国の中にいて、自分の国を出る必要もつもりもない国民」だからのような気がします。

人は見たいものしか見ないのです。
自分に関係のないものは存在していても見ない、という言い方もできます。
「旅」は、そういうものの見方をリセットしてくれます。

旅行に行くなら、一人がお勧めです。

一人で、今までとまったく違う経験をするから、海外に行く意味があるのです。

パソコンやテレビの前に座っているだけでは、あなたの人生は変わらないのです。








「男は見栄っ張りで、女は欲張り」

「欲望とは他者の欲望である」

「お金はあなたを幸福にはしないが、不幸な時に、あなたを快適にする」








マズローは「人間の欲求について語ることは、人生の本質について語ることである」と言いました。








ヒルティという『幸福論』で有名な著者は、「人生の中で一番長く使う時間は仕事であり、仕事が幸福なことが幸福になる第一条件です」と語っています。








柔軟な思考を持つためには、柔軟な心と体が必要不可欠なのです。








37 ちゃんと寝ること







38 10年先から戻ってきたと考える


あなたが38歳なら、「本当は48歳なんだけど、10年戻ってきたんだよね。48歳の時に、『ああ、38歳に戻りたい。10年前ならなんでもできたのに』ってずっと思ってたんだよ。そしたら、奇跡が起こって戻れたんだよ」と思うのです。
そうすると、今の38歳がいとおしくなりませんか。奇跡が起こって、10年戻った38歳。さあ、何をしよう!という気持ちになるはずです。








幕末の歌人・国学者、橘曙覧が書いた独楽吟

たのしみはそぞろ読みゆく書の中に我とひとしき人をみし時







・「NO」と、ニッコリ笑って言ってみる







「表と裏を意識する」ということは、「どんなものにも事情がある」ということです。

「どんなものにも事情がある」は、別の言葉で言うと「多面的に考える」ということです。



・たくさん本を読んで、考えることから逃げない







「ああ、青空ひとつでも、こんな幸せになれるんだ」



---




























朝目覚めてメールに「寂しい」ってあって、何度も文面を見つめてしまった。
時差の14時間
「ねぇそっちに遊びに行ってよい?」いや「逢いに行くよ」想像



Adele - Hello


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M

2016-01-22 | エッセイ、旅行記


みうらじゅん
『人生エロエロ』★★

人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。

和田さんの装丁に惹かれ、、(笑)
なぜかみうらじゅん
同時進行クドカンとの対談集『どうして人は・・・(省略)』

でもあたまの片隅に『プロメテウス』が。
原発問題が気になる。どうしたわたし?

エロなんだけどエロさを感じないみうらじゅん。
リリーが登場したり、好き系と仲良し。



---



かねてより、日本語から“濁点”を無くした方がいいと思っている。
だく点自体も、たく点でいい。大概、たく点の付く単語にはロクなものがないからだ。
チビ・デブ・ハゲ・ブスはその代表格で、全て他人との比較から生まれてきた言葉。ここからたく点を抜くと、“チヒ・テフ・ハケ・フス”、一気に柔らかくなる。



---

エロとは関係ないね(笑)


寝落ちしちゃってた。
眠れるエロエロ

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S

2016-01-20 | エッセイ、旅行記




さくら剛
『インドなんて二度と行くか!ボケ!!  ・・・でもまた行きたいかも』★★


爆笑旅行記
出だしがおもしろくてついつい。
途中からパターンが読めてきちゃってあぁだけど、
ギャクもこころなしかびみょ~に古いけど(発行年は別として)
気楽に気分転換に楽しめるマンガみたいなインド記
男子ならではだなぁって思った。
女子旅では無理だね。
そう 中谷美紀の旅行記とは確実に「ちがう」ね(笑)








今は原発のこと→お次はプロメテウス5
  お仕事でやらかしちゃったこと→インシデント
  アメリカからのメールのこと→ご機嫌ななめ

この寒い中打ちっぱ行ってきた。
ちょっと飛距離がのびたかもー♪

ニュースで「福島県の甲状腺がん 原発影響は」即クリック
リアルな今の現状が知りたい。
どうして日々くだらないニュースが多いんだろう。
番組を作っている人 テレビ業界の人って何考えてるんだろう?
不倫とか解散とかどーーーでもよいんですけど。
だから毎日NHK ドラマとか結構おもしろかったり。
あ 話がそれた。
歳のせいかな~
民放の朝のニュースをたまにみると途中で変えずにはいられない。


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A

2016-01-19 | 311


朝日新聞特別報道部
『プロメテウスの罠4
 徹底究明!福島原発事故の裏側』★★★★

読み耽る、、

第二十四章 「影」が動いた

こころが震えた。。

これはみんな知らなくちゃいけないって。
(「今さら?」って突っ込まないで)

あぁ雪降って電車の間引き運転に文句つけてる場合?
日常に追われて未だ収束しない原発問題に大きなため息



---



「放射能が毎日あいさつしてくるんだよ。朝はおはよう、昼はこんにちは、夜はこんばんはって」



3月12日午後、原発の町に
「死の灰」が降った



「ドン」という大きな音が響き渡った。
低いが、プロパンガスが爆発したような、腹にこたえる音。
午後3時36分、福島第一原発1号機の原子炉建屋で水素爆発が起きた瞬間だった。

それから2、3分後。空からぼたん雪のようなものがフワリフワリと音もなく落ちてきた。
大きさは五百円玉サイズから握りこぶしほどまで、さまざまだ。建屋の保温材の繊維の塊のようだった。
放射性まみれの塵――。
そのとき周りには、車いすの高齢者や社協職員、自衛隊員、警察官ら100人近くがいた。
その動きが止まった。
だれも言葉を発しない。静寂のなか、「ぼたん雪」は降りしきった。



安全神話は崩壊した



「ここに来るまで無我夢中だった。でも時間ができると、いろいろ考えるようになって・・・・・・」

「日本地図から双葉町が消えてしまうんじゃないか。そんなことも考えるんです」



「帰るところがあるから、旅なんです」



収束って何なのか。自分たちはふるさとに戻ることさえかなわないのに、もう原発事故に幕引きをするつもりか。

おまえの町はもう汚染されてしまった、だから中間貯蔵施設を引き受けてもいいのではないか、政府はそういおうとしているのだ。



帰りたくても、かなわないふるさと。



長い旅は続く



驚いた。
仮設のお年寄りがまず買い求めたのがカップ麺だったからだ。料理をまったく苦にしなかった人たちが、料理をたくさんつくって周りの家々に配っていたような人たちが、カップ麺に手を伸ばす。
衝撃的な光景だった。
「60代、70代の人たちがカップ麺をまとめ買いしていくんだよ。見ているうち、涙が出てきて・・・・・・」
避難後、食生活は大きく変化していた。
「みんな、火を使うことを極端に恐れているんです。火を出したらよその家まで焼いてしまう。迷惑をかけたら大変だ、と。カップ麺なら電気ポットでつくれますから」
仮設は長屋だし、台所は狭い。



「放射能に色でもあれば、あきらめがつくんだろうけれど・・・・・・」



ワシントンは、原発処理に挑む姿が見えない日本に見切りをつけようとしていた。



原発事故を当初「電力会社内部の事故」ととらえた日本と、「大惨事の恐れがある地球的規模の災害」と判断した米国。その温度差は大きかった。



自衛隊の中央即応連帯に極秘命令、
「東電社員を救出せよ」

自衛隊には表に出ない「影の部隊」がある。その一つが中央即応連隊だ。
国連の平和維持活動では真っ先に現地に入り、宿営や軽微の態勢を整える。万が一に備え、厳しい訓練を重ねてる。
原発事故直後、「影の部隊」が動いた。








原発があってこそ安い電気が使えるではないか、と主張する人がいる。日本国民のほとんどが電気なしでは暮らせない生活を送る現実もある。しかし半面、原発によって不幸になった人がいる。今も避難生活を強いられている人たちがいる。あとあとまで不安に悩む人がいる。子や孫の行く末を心配して涙を流す人がいる。
大事なのは、そのような人たちの存在を忘れないことだと思う。

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