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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

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2023-07-09 | 作家別諸々(ま行)

 

間取り図
ナイト・編
『間取り図大好き! 増改築版』★★★

 

--------(抜粋)

 

メンバー数13万人を超えるmixi「間取り図大好き! 」コミュから生まれ、チケットは毎回完売だった伝説のイベント、それが「間取り図ナイト」
マドリスト(パネリスト)の森岡友樹、大山顕、大塚幸代が、ユニークな間取り図に3者3様のツッコミ&ゆるトークを展開するこのイベントを誌上に再現
2013年に出版され大きな話題を呼んだ『間取り図大好き!』を大幅リニューアル
爆笑必至のベストオブ間取り図158物件を心ゆくまでお楽しみください!

 

--------

なつかしいmixi・・
ホント一時期ハマっていた。
このブログでフォローしている(されている)ミカさんが唯一のmixiつながり。
現実社会とのリアルなつながりのない関係が気楽でよき。

そのmixiから生まれたコミュから広がったおもしろい一冊です。
間取図好きには見てほしい一冊です。
正直くだらないんだけど(失礼!)合間時間に楽しめる一冊です。

 

 

こんな感じでおもしろ物件がたくさん載ってます(笑)是非~(^▽^)/


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2022-12-26 | 作家別諸々(ま行)

 

 

町田そのこ
『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』★★+

 

図書館本
たまにはジャケと題名から惹かれる本をと思って手に取った本



チョコレート好きなのと、装丁が綺麗(カバー装画:ゲレンデ)・・スキー場?⛄

聞いたことあると思ったら、『52ヘルツのクジラたち』の作家さんでした。

 

--------(抜粋)

 

思いがけないきっかけでよみがえる一生に一度の恋
そしてともには生きられなかったあの人のこと――。 大胆な仕掛けを選考委員の三浦しをん氏、辻村深月氏両名に絶賛されたR-18文学賞大賞受賞のデビュー作「カメルーンの青い魚」
すり鉢状の小さな街で、理不尽の中でも懸命に成長する少年少女を瑞々しく描いた表題作
その他3編を収録した、どんな場所でも生きると決めた人々の強さをしなやかに描き出す5編の連作短編集

 

--------

 

 

---

 

こんな世界、いますぐ終わっちまえ、みんな。消えてなくなっちまえ。雨が目に入って、視界が潤んだ。

 

---

 

マウスブルーダーとは?🐟

マウスブルーダー - Wikipedia

 

 

---

 

小さく、彼女に気付かれないくらいに微かに、私は笑っていた。未だに純粋な驕りを持ち、それゆえに傷ついている彼女が愛らしいと思って。いや違うかもしれない。何も分かっていない女への、ただの嘲笑なのかもしれない。私の唇は弧を描く。

 

立ち上がり、入り口へと小走りで向かう。コンクリート製の車止めの上に、缶飲料がふたつ置かれていた。触れてみるとまだ熱いのに、周囲を見渡すけれど誰もいない。
ただ、嗅ぎなれた匂いが残っている気がした。

 

---

 

爪が食い込む。その痛みから逃れようとすればするほど、爪は私の肉に深くささってゆく。皮膚が裂けるような痛みが走り顔を歪めるが、母の力が緩むことはない。

 

母が私の手を取る。母のひんやりした両手に包まれた私の左手首には、三日月形の傷が幾つもできている。

 

 

---

 

 

 

・溺れるスイミーで号泣してしまった(。-_-。)

そう人は誰もが孤独である。それでよいじゃない?
いつでもどこへでも行けるんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 



in神楽坂 最近行く機会が多い。
こじゃれたお店をはしごして、夜時間を楽しむ。

神楽坂 ネームバリュー 眼と鼻の先の飯田橋とは一線を画す大人な街です。


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2022-11-10 | 作家別諸々(ま行)

 

宮口幸治
『ケーキの切れない非行少年たち』

 

図書館予約本
三度目の正直!?見送ること数回やっと手元に。
結構前に紹介されていたのを見て気になっていた本

 

--------(抜粋)

 

児童精神科医である著者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。
少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。
人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。

 

目次

はじめに

第1章 「反省以前」の子どもたち

「凶暴で手に負えない少年」の真実/世の中のすべてが歪んで見えている?/面接と検査から浮かび上がってきた実態/学校で気づかれない子どもたち/褒める教育だけでは問題は解決しない/一日5分で日本が変わる


第2章 「僕はやさしい人間です」と答える殺人少年

ケーキを切れない非行少年たち/計算ができず、漢字も読めない/計画が立てられない、見通しがもてない/そもそも反省ができず、葛藤すらもてない/自分はやさしいと言う殺人少年/人を殺してみたい気持ちが消えない少年/幼児ばかり狙う性非行少年


第3章 非行少年に共通する特徴

非行少年に共通する特徴5点セット+1【 認知機能の弱さ 】見たり聞いたり想像する力が弱い「不真面目な生徒」「やる気がない生徒」の背景にあるもの/想像力が弱ければ努力できない/悪いことをしても反省できない【 感情統制の弱さ 】感情を統制できないと認知機能も働かない/ストレス発散のために性非行/ “怒り"の背景を知らねばならない/ “怒り"は冷静な思考を止める/感情は多くの行動の動機づけである【 融通の利かなさ 】頭が硬いとどうなるのか?/BADS(遂行機能障害症候群の行動評価)/学校にも多い「融通の利かない子」/融通の利かなさが被害感につながる【 不適切な自己評価 】自分のことを知らないとどうなるのか?/なぜ自己評価が不適切になるのか【 対人スキルの乏しさ 】対人スキルが弱いとどうなるのか?/嫌われないために非行に走る?/性の問題行動につながることも【 身体的不器用さ 】身体が不器用だったらどうなるのか?不器用さは周りにバレる身体的不器用さの特徴と背景


第4章 気づかれない子どもたち

子どもたちが発しているサイン/サインの「出し始め」は小学2年生から/保護者にも気づかれない/社会でも気づかれない「クラスの下から5人」の子どもたち/病名のつかない子どもたち/非行化も懸念される子どもたち/気づかれないから警察に逮捕される


第5章 忘れられた人々

どうしてそんなことをするのか理解不能な人々/かつての「軽度知的障害」は人口の14%いた?/大人になると忘れられてしまう厄介な人々/健常人と見分けがつきにくい「/軽度」という誤解/虐待も知的なハンディが原因の場合も/本来は保護しなければならない障害者が犯罪者に/刑務所にかなりの割合でいる忘れられた人々/少年院にもいた「忘れ られた少年たち」/被害者が被害者を生む


第6章 褒める教育だけでは問題は解決しない

褒める教育で本当に改善するのか「この子は自尊感情が低い」という紋切り型フレーズ/教科教育以外はないがしろにされている/全ての学習の基礎となる認知機能への支援を/医療・心理分野からは救えないもの/知能検査だけではなぜダメなのか「知的には問題ない」が新たな障害を生む/ソーシャルスキルが身につかない訳/司法分野にないもの/欧米の受け売りでは通用しない


第7章 ではどうすれば? 1日5分で日本を変える

非行少年から学ぶ子どもの教育/共通するのは「自己への気づき」と「自己評価の向上」/やる気のない非行少年たちが劇的に変わった瞬間/子どもへの社会面、学習面、身体面の三支援/認知機能に着目した新しい治療教育/学習の土台にある認知機能をターゲットにせよ/新しいブレーキをつける方法/子どもの心を傷つけないトレーニング/朝の会の1日5分でできる/お金をかけないでもできる/脳機能と犯罪との関係/性犯罪者を治すための認知機能トレーニング/被虐待児童の治療にも/犯罪者を納税者に

 

--------

 

 

 

続編もあり、マンガ化もされています。
その人の元々持った性質、人格、精神症状について考えさせられます。



ケーキを三等分にする時、自然とベンツマークが浮かぶけど、
それが当たり前ではない。

 


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2022-09-11 | 作家別諸々(ま行)

 

湊かなえ
『残照の頂 続・山女日記』★★

 

・・・『残照の頂』?
すっかり忘れていた図書館予約本
そうよ『山女日記』が放映されていた頃だものね。

 

M - ◆BookBookBook◆

 

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湊かなえ『山女日記』★★★やまじょにっきかと思ったら素直にやまおんなでした(^▽^;)きっかけはNHKのドラマです。湊かなえが山に登るのは、日本百名山か何かの番組に出演して...

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わんこ闘病中なので、今週末の山予定(甲武信ヶ岳)は中止
『残照の頂』はちょうどよいタイミングだったかも。
第一話 後立山連峰 空想の五竜岳へGO

しかしドラマの内容を覚えているもので混同(^▽^;)柚月はいません。

 

第二話 北アルプス表銀座

 

北アルプスデビュウと地震・・ - ◆BookBookBook◆

北アルプスデビュウと地震・・ - ◆BookBookBook◆

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本格登山デビュウこの数年そこそこの山にも登り(多摩100山制覇途中)とうとう来ました~(^▽^)/北アルプス入門編目指せ燕岳です。http://www.holiday-you...

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北アルプス 燕岳 - ◆BookBookBook◆

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さてご来光を堪能した後、朝ごはんをもりもり食べて、身軽な状態で燕岳へ。あっと言う間でした(笑)わーい(^▽^)/頂上で出逢った人達とつい盛り上がってしまった。下の駐車場...

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---

 

 

山で何を感じるかは、個人の自由だ。

 

―—ユウにとって、山って何なの?
―—再生の場所。

 

 

---

 

第三話は立山・剱岳

 

ヒルトン最高じゃないか!! (笑)

私も山岳部に入ってみたかったなぁ

 

 

第四話は待ってました! 武奈ヶ岳・安達太良山

 

安達太良山は何度も通ってました(^▽^)/思いひとしお。

あだたら高原スキー場

 

エーコとイーちゃん
山に対する考え方がエーコと似ている!とうなずける箇所多々
(私生活もかも(^▽^;))

安達太良山 - ◆BookBookBook◆

安達太良山 - ◆BookBookBook◆

安達太良山 - ◆BookBookBook◆

ナビがなくても地図はあたまに入っている。がしかし…(´∀`;)話に夢中で毎度の行き当たりばったり迷子ちゃん。都会のコだったら不安で泣き出すかのような砂利道悪路が延々と...

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安達太良山 - ◆BookBookBook◆

安達太良山 - ◆BookBookBook◆

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一瞬だけの絶景白い世界霧に包まれここはどこ?あなたは誰?登山道を左折←鈴の音がどこからともなく聴こえる。りんりん♪命の水辺悪天候でも登ったわけは…この山小屋の温泉が...

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安達太良山 - ◆BookBookBook◆

安達太良山 - ◆BookBookBook◆

安達太良山 - ◆BookBookBook◆

くろがね小屋温泉♪温泉♪この地域の温泉は乳白色のまさしく温泉らしい温泉泉質は酸性泉蔵王温泉と一緒ね。冬と言えば蔵王スキー場*バブリー!(そう天下の草津も酸性泉)特に...

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イマイチ湊かなえは苦手部類。。
合う合わない。読んでいて苦痛になってくる。
東野圭吾や西加奈子がダメなようにね「アウト!」

 

 

 

(予約投稿)


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『夜は短し歩けよ乙女』

2022-04-21 | 作家別諸々(ま行)

 

ここ一年ぐらいFMを聴きつつお仕事してますが・・
窓を開けると感度が違うのに先日初めて気づいた(^▽^;)

少し開けただけで音が一気にクリア!

 

 

 

森見登美彦
『夜は短し歩けよ乙女』★★


この題名は有名も有名で以前から気にはなっていた。

特設サイトあります。

森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」原作特設サイト | KADOKAWA

森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」原作特設サイト。書籍情報、内容紹介、登場人物、森見登美彦&大森望 対談、関連書籍をご紹介。キュートでポップ、...

KADOKAWA

 


装丁に惹かれた系
私的にはアジカンのアルバムジャケットのイメージ強
最近だと大阪国際女子マラソンのポスターもそうだったよね?


胴長過ぎやしない?(笑)

 

--------(抜粋)

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回とは?
山本周五郎賞受賞、本屋大賞2位の傑作、待望の文庫化!

 

--------

ほんわか天然少女の珍道中
前回の『太陽の塔』とダブる感じ?
一歩まちがえばストーカー うーんうーん乗り気れず。
毎夜お風呂本としてゆるりと湯けむり余情.。o○しわしわ
しかし、手に取らなくなって一カ月経過
とうとう挫折///
有名どころは何とかがんばって読んでみる!と意気込んではみたものの・・
ダメなものはダメ

手放すことにして、一応備忘録(笑)

 

有名どころとあって映画化、舞台化と色々演じられているらしい。

 

お友達から『有頂天家族』おもしろかったよとメール有・・でもやめておこう。
乗り切れない世界からは脱却
森見登美彦ワールド一旦停止///

 

 

 

GWは悪天候とのうわさ(ホント?)
旅行も山小屋予定もなくなり・・(相方とも未だ冷戦中 かれこれ二週間)
何か長編でも読もうかと思案中




みんな偉くなると昔の苦労?を忘れちゃうのかな。
それだけ上に上がると、下なんて見ている場合じゃないってことなのかもね。
今期の新上司はきちんと「お疲れさまでした」と返してくれる。


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2022-03-25 | 作家別諸々(ま行)

 

森山康平
『はじめてのノモンハン事件』


先日読んだ特攻隊の話
そしてお騒がせなロシア・ウクライナ問題
半藤一利さんが亡くなり思い出した『ノモンハンの夏』
“日ソ戦争”を「ノモンハン事件」と片付けられ葬られたこと。

その諸々な流れで手に取ったのがこの本

知るきっかけとなったのは村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』
(わたしが24歳の時に衝撃を受けた本です)

 

 

まず関東軍の傍若無人ぶりにあっけに取られたのは言うまでもありません。
(満州国側)

世代的に戦争を知らない。
おじいちゃんもおばあちゃんも生きていて、戦争の話題は出たことがなかった。

なぜにノモンハン事件が気になるのか・・

 

--------(抜粋)

 

太平洋戦争が勃発する直前の1939年に起きた、満州国とモンゴルの国境紛争であるノモンハン事件――。
戦闘の規模から言えば、事実上の“日ソ戦争”にもかかわらず、1万9千人もの戦死傷者を出した大苦戦の内実は国民に知らされることなく、あくまで“事件”として内密に処理され、闇に葬られた。
なぜ日ソは満蒙の地で激突したのか? なぜ関東軍と参謀本部は決裂したのか? なぜ現場指揮官に苛酷な責任追及がされたのか?

本書は、「最初の『日ソ大衝突』となった張鼓峰事件」「『国境線は自ら決めよ』――満州国とモンゴルの紛争」「モンゴル領内での死闘――ハルハ河を左岸へ渡河」「『劇的に勝つ』――ソ連軍、八月大攻勢への入念な準備」「玉砕か撤退か――ノモンハン戦の運命が決まる」「停戦とその後――世界は第二次大戦に突入した」など、今なお戦史のベールに包まれた“草原の死闘”の真相に迫る。
この戦争を知らずして、昭和史は語れない。

 

--------

 

 

この時代の日本人は一体何を考えていたのだろうか・・

征服に次ぐ征服

色々な方向から色々な書籍を読まないと一辺倒になる恐れもあるけど、
強きも強気で恐ろしい。そう思わずにはいられない。

今のどちらかと言うの静か~で存在感がない日本、
静観している日本は戦争に負けたことによって何かを学んだのだろう。

もし・・の話はしたくないけど、戦争に負けていなかったらどんな思想を持っていたか。
今の自分はもっと違う考えを持っていたのでは?

 

東条英機 出てくる出てくる。

 

日本軍の強圧的な中国への浸食の進行

 

 

巻頭あたりに大きな地図とノモンハン近辺の地図がほしいところ。
(色々なPの地図を何度もにらめっこよ・・(^▽^;))

 

 

 

関東軍内でも割れる「慎重派」と「積極派」

「徹底膺懲を主張」この膺懲とは、うち懲らすこと、征伐して懲らすこと、鉄槌をくだす等

「無意味な消耗」

 

「火炎瓶で戦車をやっつけろ」 捨て身感半端なし・・

戦車は第一次世界大戦(1914-18)で初めて登場
日本の歩兵部隊が戦車と戦ったのはこのときが最初だった。

 

新聞が報道する景気のよい話 (嘘だらけ・・)

 

関東軍の強硬路線 参謀本部としては、当面の主要な戦争である日中戦争に専念したかった。

 

「三角山」が吹き飛ぶ
大隊長が自ら銃を撃ち、手榴弾を投げる末期的状況
部下たちは、もはや玉砕を望んでいた。

 

自決の強要

 

当時の日本軍は、どうしてこう死ぬことばかり教育してきたのか、今日ではなかなか分かりにくいが、とくかくそうであった。


自決 自決 自決

戦争は命を的にして戦うのだが、戦争が終わってからも、自分の命を捧げなければならないというのが当時の日本軍だった。なんと命を軽んじ、無駄にする考え方が根深かったのであろうか。

捕虜となり生還した者 「将校は全員自殺したんではないでしょうか」
帰還者には事実上箝口令がしかれ、ノモンハン事件そのものを語ることが禁じられた。

 

 

ノモンハン事件は事実上、日本軍の大敗で終焉したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

---------参考文献

 

・アルヴィン・クックス著「ノモンハン 草原の日ソ戦 1939」(上・下、1989年、朝日新聞社)

・スチュアート・ゴールドマン著「ノモンハン 1939 第二次世界大戦の知られざる始点」(2013年、みすず書房)

・アントニー・ビーヴァー著「第二次世界大戦 1939-45」(上・中・下、2015年、白水社

半藤一利著「ノモンハンの夏」(1998年、文芸春秋)

秦郁彦著「明と暗のノモンハン戦史」(2014年、PHP研究所)

防衛庁防衛研修所戦史室「戦史叢書 関東軍〈1〉 対ソ戦備・ノモンハン事件」(1969年、朝雲新聞社)

・ジューコフ著「ジューコフ元帥回想録 革命 大戦 平和」(1970年、朝日新聞社)

・ジェフリー・ロバーツ著「スターリンの将軍 ジューコフ」(2013年、白水社

・大木毅著「独ソ戦 絶滅戦争の惨禍」(2019年、岩波新書

・辻政信著「ノモンハン」(1967年、原書房)

・マクシム・コロミーエツ著「ノモンハン戦車戦 ロシアの発掘資料から検証するソ連軍対関東軍の封印された戦い」(2005年、大日本絵画)

・古是三春著「ノモンハンの真実 日ソ戦車戦の実相」(2009年、産経新聞出版)

・D・ネディアルコフ著「ノモンハン航空戦全史」(2010年、芙蓉書房出版)

・岡崎久弥ら著「近現代東北アジア地域史研究会 ノモンハン事件80周年記念シンポジウム 発表資料」(2019年)

・川畑博信著「ノモンハン戦記」(2008年)

・鎌倉英也著「ノモンハン 隠された『戦争』」(2001年、NHK出版)

・田中克彦著「ノモンハン戦争 モンゴルと満洲国」(2009年、岩波新書

・シーシキン他著「ノモンハンの戦い」(2006年、岩波現代文庫)

・牛島康允著「ノモンハン全戦史」(1988年、自然と科学社)

・扇廣著「私評ノモンハン」(1986年、芙蓉書房出版)

・田中雄一著「ノモンハン 責任なき戦い」(2019年、講談社現代新書

・井置正道著「ある軍人の生涯 ノモンハンの草原に自決した父 井置栄一を偲ぶ」(2006年)

 

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2022-02-09 | 作家別諸々(ま行)

 

森見登美彦
『きつねのはなし』★★★★


早速ハマった森見登美彦
一気に読破です(^▽^)/

この作品は2006年10月新潮社より刊行された。

平成21年7月1日発行

この西暦と和暦のごちゃ混ぜ表示ってどうなの?
と変なところで細かいわたしは気になる(苦笑)

 

--------(抜粋)

 

「知り合いから妙なケモノをもらってね」籠の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具店の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼はそこで魔に魅入られたのか(表題作)
通夜の後、男たちの酒宴が始まった。やがて先代より預かったという“家宝”を持った女が現れて(「水神」)
闇に蟠るもの、おまえの名は?
底知れぬ謎を秘めた古都を舞台に描く、漆黒の作品集

 

--------

 

題名からコンコンきつね
少々不思議ワールドかなって予測はつく。

舞台が京都となるとまたそこにノスタルジー

全体的にどこかで繋がっていて、ひやりとさせる見えない恐怖
そう日本の底知れない感覚からくる「なにか」
特に暗闇って見えないのに見えたり 錯覚でもなくそう思わせるなにかがある。

「なにか」

その「なにか」は科学で証明されても、恐怖はなくならないのです。

肌で感じる 五感を超える

だから邦画のホラーは嫌いなのよね。
(アメリカの単純な怖さとは違う)

 

最後の『水神』の中間のくどさがなければ★★★★★

 

森見登美彦は出身が奈良県
京大卒もあり、舞台は京都が多いです。
京都好きな方には街並みが浮かぶ描写が読んでいてよきかなと。

 

私的にはいつか再読したい一冊です。


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2022-02-04 | 作家別諸々(ま行)

 

 

森見登美彦
『太陽の塔』★★★


デビュウのきっかけとなった作品
日本ファンタジーノベル大賞受賞作

 

--------(抜粋)

 

彼女はあろうことか、この私を袖にしたのである。

巨大な妄想力以外、何も持たぬフラレ大学生が京都の街を無闇に駆け巡る。
失恋に枕を濡らした全ての男たちに捧ぐ、爆笑青春巨篇!

私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった! クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。
失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作

 

--------

最初の出だし、あまりな文字の羅列の連続に睡魔( =_= )★
独白にしてもこれは個性的過ぎる~(苦笑)

だってフラれた彼女を「観察と研究」という名目で追いかけるって・・
ストーカーじゃん!ってね(^▽^;)
そう思わせないところがまた上手いな。

途中途中クスッと笑える箇所もあり、後半の「ええじゃないか」が最高潮!

 

実は太陽の塔を見たことがないわたし・・
一度見てみたいな。
物語の中にあるように、バスの車窓からいきなり現れる異物感を見てみたい。

 

本上まなみが解説です。

 

 

 

一作読んだ以来だった。

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森見登美彦『熱帯』★★★★+世界の中心には謎があるー知っていたけど読む機会がなかった作家さん。検索で辿り着いた書評を見て興味が湧いた『熱帯』...

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他の作家さんにはない独特な文体なんだけど、
どこかに町田康、そして村上龍を彷彿させるものがある。

しかし・・学生物語は(いくら大学院生とはいえ)に が て (^▽^;)

自分なりにチョイスを変えよう。
学生が主人公じゃない作品をもっと読んでみたい。

下記あたりかな。

『きつねのはなし』
『夜は短し歩けよ乙女』
『【新釈】走れメロス 他四篇』
『有頂天家族』
『聖なる怠け者の冒険』
『夜行』

早速『きつねのはなし』GETです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画『太陽の塔』公式サイト

映画『太陽の塔』公式サイト

 

映画『太陽の塔』公式サイト

 

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2022-02-03 | 作家別諸々(ま行)

 

湊かなえ
『山女日記』★★★

やまじょにっき
かと思ったら素直にやまおんなでした(^▽^;)

きっかけはNHKのドラマです。
湊かなえが山に登るのは、日本百名山か何かの番組に出演してて知っていた。
ただ苦手な作家さんである・・
参照 M - ◆BookBookBook◆

 

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湊かなえ『告白』★★松たか子のイメージ映画はヒットした時にみて・・・忘れた(笑)覚えているのは号泣しているシーン今回といいまた学生だなって思...

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さて山女日記3



山ドラマは目線が違う。ってか初じゃない?
なんせこの数年山に通い詰めてますからね~
「そうそう!」「あるある」共感どころが満載だった。


主人公は立花柚月
山岳ガイド(&帽子職人)で山で再会した元恋人を巡る山物語

しかし工藤夕貴そのまま歳を重ねればよいのに・・
ヒアルロン酸打ち過ぎ 顔面ぱんぱん(^▽^;) 髪色も痛々しく・・
さりげなくがどんどんエスカレートしてしまった例
そこが目について残念な気持ちに(そこじゃないって?)

山のあれこれもそうだけど、
このドラマはダンディーなお父さまと村長の触れ合いがよかった。
若林真由美は永遠!好き!

私的にはジェンダーカップルの回を繰り返し観てしまった。
唯一安達太良山は何度も行っているのもあり、なつかしさを感じた。
(もちろんブログ拝見してます(^▽^)/)

 


--------(抜粋)

 

こんなはずでなかった結婚。捨て去れない華やいだ過去。拭いきれない姉への劣等感。夫から切り出された別離。いつの間にか心が離れた恋人。
……真面目に、正直に、懸命に生きてきた。なのに、なぜ? 誰にも言えない思いを抱え、山を登る彼女たちは、やがて自分なりの小さな光を見いだしていく。
新しい景色が背中を押してくれる、感動の連作長篇

 

--------

 

ドラマ先行型とは言え、やはり小説で読むとまた違った味わいがある。

ってか柚月は主人公ではなかった。
山を取り巻く人達の中の一人(この続編は柚月が主人公なのかな?)

しかしですね・・やはり湊かなえ
内面をぐりぐりえぐってくるのよね・・(^▽^;)
わたしはそれが苦手と言うか重ねたくはないんだけど、
気づくと現実の自分と重ねてしまい嫌気がさしてくる。やだやだ。

うーん 第二話までは何とか耐えたかな(笑)

そう言いつつも数時間で完読でした。
読ませる力はさすがプロの筆力ですな。

私的備忘録なのであしからず!
(誰だって好き嫌いはあるでしょ?)

 

読了後山に行きたくなったのは言うまでもない。
今週末かる~く奥多摩行って来ます(^▽^)/


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M

2022-01-19 | 作家別諸々(ま行)

 

文・絵 本山賢司
『森で過ごして学んだ101のこと』


山に行くようになってから、こういう自然本を読むようになった。
他にもたまにハウツー本を捲ることもある。

そこまでサバイバルしないけど、知ることが楽しい。
ただ何事も経験で、経験から得られることが身になる。

 

この本は図書館で見つけた一冊
とても丁寧に描かれていて、自然の中で過ごすその空気感や楽しさが伝わってくる。

まずまえがきにヤラレた!
なんて素敵な感覚の持ち主だろう!

いくら平和と言っても、フィールドで独り夜を過ごせるのは男子ならでわ。
こういう頼もしい人物に出逢ってみたいものです。

今じゃ死語だけど山男って感じかな。
山男が穏やかな余生を過ごしているのを101のエピソードでお届け。

 

発行が東京書籍
教科書のイメージが強いからか、めずらしいなと。
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/80643/

 

 

 



山ブログを拝見する楽しみもあるけど、こういう本との出逢いもまたよきです(^▽^)/

わたしみたいに冬山は遠慮って方、この季節いかがでしょう?
と言いつつ今週末は湯沢で、久々のスキー体験*
スキー場にはがんがん通います。


お酒をちびりちびりとやりながら読むのも、また山への想いを再確認出来ます(笑)

 

 

 


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