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元老のアメリカ

2021-11-02 01:17:31 | 日本史

 

元老のアメリカ

 


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ケイトー。。。、どういうわけで、元老のアメリカというタイトルにしたわけぇ~?


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実は、次の記事の続きのつもりです。。。


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『モバイル社会とガラケー』

 



ガラパゴスケータイの本来の意味としては「多機能かつ国内特定事業者向け専用モデルの携帯電話」を指していると書いてある通り、ガラケーはグローバルモデルではないのですよ。。。



確かに、ガラケーはグローバルモデルではないわァ。

スマホの急速な普及は、世界の携帯電話市場を一変させつつあるわけ。。。 Apple社は、iPhone、iPadの世界規模での販売拡大で一気に株式時価総額1位になり、Android OSを採用する端末を生産・販売する中国・韓国・台湾系企業が躍進する一方で、シェアを大きく落とす日本企業が出てきた。。。

要するに、日本がバンドワゴンに乗り遅れたのねぇ~。。。?

そういうことです。。。 失われた20年が象徴しているように、この期間に、日本人の思考が政治も含めてガラパゴス化したということなんですよゥ。。。

でも、それってぇ、ちょっと飛躍していると思わない?

思いません。。。 日本が経済的にも文化的にも、なかなか住み良くならないのも、日本の政治がガラパゴス化しているからですよ。。。

 


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つまり、その証拠が元老のアメリカだと言うわけぇ~?



そういうことです。。。

でも。。。、でも。。。、元老のアメリカってぇ、どういうことよ?

まず次の説明を読んでみてねぇ~。。。

 


元老


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元老(げんろう)は、大日本帝国において、天皇の輔弼を行い、内閣総理大臣の奏薦など国家の重要事項に関与した重臣である。
大日本帝国憲法は元老についての規定を明記しておらず、また定義した法律も存在しないため、憲法外機関とされる。

元老の権能

主権者たる天皇の諮問に答えて内閣総辞職の際の後継内閣総理大臣の奏薦、その他の重要国事に関与した。

元老の主要な権能としては後継首相の奏薦であるが、この会議には元老がすべて参加するとは限らず、元老たちの要請により、前首相や内大臣などが参加することもあった。
天皇は元老が奏上した候補者については拒否した例はなく、大命降下は事実上元老の意見に基づくものとなっていた。

また内政について協議し、意見を述べることもあり、日英同盟締結の際には元老会議によって意見がまとめられている。
また日露戦争開戦時の御前会議にも参加している。
また個々の元老は宮中や貴族院、政党や軍などに働きかける政治活動を行った。
これらの行動は元老集団の合意に基づくものではなく、個人としての活動であった。

元老は内閣にとって正負両面の影響力を持っていた。
原則的には成立した内閣の存続をはかり、交代に際しては円満であることを望んでいたが、第1次西園寺内閣倒閣の際には、倒閣に動いたことも指摘されている。

元老の一覧

1) 伊藤博文 (長州) 1841年 - 1909年

2) 黒田清隆 (薩摩) 1840年 - 1900年

3) 山縣有朋 (長州) 1838年 - 1922年

4) 松方正義 (薩摩) 1835年 - 1924年

5) 井上馨 (長州) 1836年 - 1915年

6) 西郷従道 (薩摩) 1843年 - 1902年

7) 大山巌 (薩摩) 1842年 - 1916年

8) 西園寺公望 (公家) 1849年 - 1940年


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出典: 「元老」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 



つまり、元老という人たちは、大日本帝国憲法には規定されてないにもかかわらず、主権者たる天皇の諮問に答えて内閣総辞職の際の後継内閣総理大臣の奏薦、その他の重要国事に関与したわけなのねぇ~。。。?



そういうことです。。。

誰も文句を言わなかったのォ~?

文句を言える人が居なかった。。。

どうして。。。?

明治維新を起こして江戸幕府を倒した大久保利通、西郷隆盛、木戸孝允、三条実美といった人が明治の元勲と呼ばれたのですよ。。。 要するに明治初期の最有力者たちです。。。 その人たちが亡くなると、元老と呼ばれた人たちが乗り出してくる。。。 当初は初期の最有力者を指していたのだけれど、伊藤博文などの後の世代も元勲という呼び名で呼ばれるようになった。。。、つまり、「俺たちと先輩たちで明治政府を立ち上げたのだから、他の青二才たちに文句を言われる筋合いはない!」というわけで、天皇を担(かつ)いで、自分たちの思うような政治をやったわけです。。。

要するに、国会が開設されても元老たちが口出しして、政治を動かしてきたわけねぇ~。。。

そういうことです。。。

でも、太平洋戦争に敗れた後は、新しい憲法の下で元老は無くなったのでしょう!?

そうですよ。。。 でも、進駐軍がやってきてマッカーサーが言わば“元老”になったわけです。

つまり、日本の政治家がなんと言おうが、“元老”のマッカーサーが、「こうしろ!」と言えば、そうせざるを得なくなったのねぇ~。。。!?

そういうことです。。。 マッカーサーの目に日本人は12歳の少年のように頼りない人間に見えたのですよ。。。

 


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でも。。。、でも。。。、1952年(昭和27年)4月28日にサンフランシスコ講和条約が発効して、占領が終わり、日本の主権が回復すると、マッカーサーの影響はなくなったのでしょう!?



ところが、そう簡単には、アメリカが引き下がらなかった。

マジで。。。?

例えば、次のように。。。

 


札幌の CIC (Counter Intelligence Corp: 対敵防諜部隊)の下部組織の責任者をしていたという宮下英二郎はかつて、国鉄労組を分裂させるための工作を札幌CICの日系二世から持ちかけられたことがある、とジャーナリストの斎藤茂男に打ち明けている。
結局、未遂に終わるのだが、その工作とは次のようなものだったという。

国鉄函館本線札幌-小樽間にある朝里トンネルの小樽築港側の入り口を爆破し、同時に「革命は近い」といった趣旨の共産党の署名入りビラを札幌や小樽でバラまいて共産党の仕業と見せかける。
その前に「トンネルを爆破せよ」という共産党のニセ指令書を CIC が入手したとして警察に流し、操作の方向をつけさせる。

この工作を持ちかけたのが、当時、宮下の直属の上司にあたる二世の土山義男中尉だったという。
1948年10月ごろのことだった。
さらに斎藤が調べたところ、宮下のいう土山義男とは字が違うものの、土山善男という軍曹が札幌CIC に実在していた。


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「下山事件」


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「三鷹事件」


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「松川事件」


さらに、当時の土山の同僚、藤浪正興によると、下山、三鷹、松川という鉄道を舞台にした怪事件が起きる1年前の1948年夏ごろから、北海道にいた米軍情報部員は続々と上京したという。
そして、この年の暮れに東京へ転出した土山軍曹を追うかのように、宮下も翌春、東京へ出てきている。
宮下は自分の状況時期について、こう話している。

「そのころ、CIC のなかでひそかに CIA(米中央情報局)要員が編成され、自分もその末端で働くことになったためだ。
しかし新たな組織の動きは CICの同僚にも秘匿して行われた」(『夢追い人よ』by斎藤茂男)

赤字はデンマンが強調のため。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




203ページ
『葬られた夏 追跡 下山事件』
著者: 諸永裕司
2002年12月30日 第1刷発行
発行所: 朝日新聞社


 



こうして、アメリカは着々と裏から日本の政治に影響力を持とうと暗躍したのですよ。。。



でも、日本には、国会もあり、政府もあり、警察もあるでしょうに。。。

確かに、あります。。。 でもねぇ~、それでもアメリカは日本に対して影響力を持とうとするわけですよ。。。

 



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クーデターの指令本部は、南青山と西麻布の CIA東京本部と電通と共同通信の建物の中にある。
なんと早くも、(2010年6月)6日には、いつものインチキ世論調査の発表があって、「菅直人政権への支持率が、61%に急上昇」という奇怪な報道が即座に行われた。
このあと、10日に、新聞各社の横並びで数字がそろっている新政権への支持率、61%から68%(日経新聞が68%)という、日本国民を煽動する巨大な虚構の、世論調査の結果を報じた。

デイヴィッド・ロックフェラー系統が日本テレビ・新聞をすべて上から押さえていることで私たちは制空権を握られていることに等しい。
私たちは原住民としてヒソヒソ話で、真実を伝えあわなければならない。
昨年(2009年)の12月から開始された、鳩山・小沢打倒のクーデター計画は、前述したアメリカ人の下に、テレビ・新聞11社の政治部長会議、プラス検察・警察の最高幹部たち、とオール官僚トップのアメリカの手先連合である。
 。。。
自民党の執行部(谷垣禎一と大島理森)と、みんなの党(渡辺喜美が代表)も何も知らされていなかっただろう。
クーデター直後には、豆鉄砲を食らったような顔をしていた。
アメリカは自民党を見捨てているから、今回は相手にしていない。

マイケル・グリーンと、マイケル・シーファーとジェラルドカーティスと、カート・キャンベルが率いる100人ぐらいの CIAの日本管理・謀略実行部隊は、それぞれが、2,3人の日本人工作員を抱えている。
この者たちが前原誠司、長島昭久を筆頭とする反小沢の民主党議員たちを、背後からあやつってクーデターを決行させた。

菅と仙石(官房長官になった)は、これまでずっと貧乏で、資金がないから、アメリカから数百億円の資金をもらって転んだのだろう。
売国奴の完成である。

赤字はデンマンが強調のため。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




258-260ページ
『新たなる金融危機に向かう世界』
著者: 副島隆彦
2010年7月31日 第1刷発行
発行所: 株式会社 徳間書店 


 



でも。。。、でも。。。、いくらCIAが頑張ったってぇ~、限度と言うものがあるでしょう!? 日本のマスコミが騒ぐだろうし、日本の一般市民だって、黙っては居ないでしょう?



でも、アメリカの工作員が日本のマスコミに影響力を行使したらどうなる。。。?

まさかァ~、そんなことはしないでしょう!? それに、日本は経済大国になったのだから。。。

だから、アメリカは、さらに動き出したのですよ。。。

 


冷戦が終わって状況が一変した。
CIA、 NSA(国家安全保障局)を中心とするアメリカの巨大情報網が、主ターゲットを対共産圏から経済戦略に切り替えたのである。
当時の世界経済は日本の一人勝ちであった。

1989年には CIA長官ウェブスターが「今後、日本を含む経済ライバル国家が、情報活動の対象となろう」と言明した。
1990年に国務長官のジェーム・ズベーカーが「冷戦での戦勝国は日本だった。 冷戦後も戦勝国にさせてはならない」と語った。


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相前後して CIA が「ジャパン2000」という名のプロジェクトを著名な学者たちに委託した。
2000年までに日本を引きずり下ろす、の意であろう。
1992年には CIA長官ロバート・ゲイツが「CIA情報活動の4割を経済産業分野に振り分ける」、1995年にはCIA長官ドイッチが自らを「経済情報収集の熱烈な信奉者」と言い、同じころ、クリントン大統領は日米貿易交渉を貿易戦争と露骨に表現した。

アメリカが変貌したのである。
外交軍事では盟友であるアメリカが、経済では敵国に回ったのである。
 。。。
1990年代から今日にかけて、ビッグバン、市場原理、グローバルスタンダード、小さな政府、規制緩和、構造改革、リストラ、ペイオフ、新会計基準、不良債権処理などを矢継ぎ早に登場し日本を席巻した。
それもアメリカが強く要請したものである。
これが戦略的なものであることは間違いないだろう。
この10年間の不況は、一言でいうと、経済においてアメリカが庇護者から敵に変わったことに気づかなかった、お人好し日本の悲劇であった。

赤字はデンマンが強調のため。
読み易くするために改行を加えています。)




50-51ページ 『この国のけじめ』
著者: 藤原正彦
2006年5月10日 第4刷発行
発行所: 株式会社 文藝春秋 


 



つまり、“日本の失われた20年”も裏でアメリカかが関わっていた、とケイトーは言うのォ~?



いや。。。 別に、僕がそう言っているわけではないですよ。。。 藤原さんが言っているわけですよ。。。

でも。。。、でも。。。、ケイトーだってそう思っているから 藤原さんの本から引用しているわけでしょう!?

でもねぇ~、日本の現実をじっくりと眺めると、アメリカの意向が日本の政治家に大きな影響力を与えているのですよ。。。

 


鳩山首相 県外移設を断念


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首相が望んでいても、実現できないことはたくさんある。
しかし、アメリカの政府高官や国務省の、あるいはペンタゴンの日本についての強い意向であれば、たいてい実現する。
大多数の日本人の意思や願望に反していても、それは、実現するだろう。

その端的な証拠は、2009年の鳩山民主党政権のときの、普天間基地移設問題である。
圧倒的に高い支持率で首相の座に就いた鳩山由紀夫は、普天間基地の「最低でも県外移設」を公約としていた。
この公約は、沖縄ではもちろんのこと、日本全国で広く賛同を得ていたはずだ。

しかし、鳩山首相は、米軍基地を視察したたった一日で、県外移設を断念してしまったのだ。
首相は、もちろん、その稚拙な外交について国民から厳しく非難され、これが彼の早期の退陣につながったわけだが、驚くべきことは、一国の首相に対する、アメリカのこれほど露骨な内政干渉に対して、日本人はたいした違和感を抱かず、この点を問題にした者はほとんどいなかった、ということである。
自国の首相よりも、アメリカに対してもっと怒ってもよい状況だったのに、そうはならなかった。

 

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)




191-192ページ 『日本史のなぞ』
著者: 大澤真幸
2016年10月30日 第1刷発行
発行所: 朝日新聞出版


 



つまり、ケイトーは日本がどうすればいいと思っているわけぇ~?



結局ねぇ~、日本の政治家も経済界の大物も、それにマスコミの大物も、表面はともかく、アメリカの言うなりになっているのですよ。。。 要するにアメリカにべったり。。。 国際的には通用しないのですよ。。。

それが、政治のガラケー化だ、とケイトーは言うわけぇ~?

その通りです。。。 ここまでいろいろな状況証拠を見れば、シルヴィーもそう思うでしょう!?



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【ジューンの独り言】


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ですってぇ~。。。

あなたは、どう思いますか?

日本の政治家も経済界の大物も、それにマスコミの大物も、表面はともかく、アメリカの言うなりになっていると思いますかァ~?

あなたも、たまには、今後の日本はどうすればいいのかァ?

たまには、考えてみたらいかがですか?

ところで、シルヴィーさんが出てくる面白い記事は他にも たくさんあります。。。

次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。


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『角さんと原発と天罰(2013年1月5日)』

『真紀子落選(2013年1月14日)』

『野火(2013年1月18日)』

『タイタニックと国際化(2013年2月1日)』

『宮澤理恵@Macao(2013年2月28日)』


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『チョコレートと軍産複合体』

『チョコレートと甘い権力』

『CIAの黒い糸』

『美しい日本語再び』

『宮沢りえブーム?』

『また、宮沢りえ?』

『浅間山噴火とフランス革命』

『なぜアクセスが急増したの?』

『気になる検索ワード』

『なぜ塩野七生批判』

『その検査、ムカつく!』

『宮沢りえと床上手な女』


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『MH370ミステリー』

『なぜ死刑廃止?』

『真犯人はそこにいる』

『MH370ミステリー裏話』

『お裁きを信じますから』

『ジャルパックと国際化』

『古代ローマのセックス』

『CIAとノーパン』

『エロいローマ再び』

『エロいけれどためになる話』

『えろあくにめ温泉』


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『エロいけれどためになる』

『地球上のネット普及率』

『原発はダメだったのに』

『スカートをはいた兵隊』

『行田シンドローム』

『幻の暴走機関車』

『CIA@NOパンツ』

『やっぱり、セックス』

『セックス風呂具村』

『CIAの黒い手再び』


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『アダムとイブは何を食べたの』

『舞踏会 明子』

『波乱の人生』

『国際化だよね』

『イングナさんを探して』

『美しい日本語 チェーホフ』

『横の道@ニコライ堂』

『また塩野七生批判』

『日航スチュワーデス』


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『クレオパトラ@塩野批判』

『テルモピュライの戦い』

『思い出の蓮』

『角さんと天罰』

『ラーメン@リガ』

『角さんと天罰がなぜ?』

『南京事件と反知性主義』

『あけびさんの卒論』

『愛は降る星の彼方に』

『サイバー戦争』

『エロくて、ごめんね』

『モバイル社会とガラケー』


とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。 バーィ。


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ィ~ハァ~♪~!

メチャ面白い、

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