青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

なぜ大阪は、振り込め詐欺の被害が圧倒的に少ないのか?

2008-07-12 | 今を考える

「オレオレ」のセリフで有名になった振り込め詐欺。
実際に銀行で、現金10万円以上の振込みが出来なくなったほどに、被害数が多いのでしょう。最近では「オレオレ」というような単純な手口ではなく、警察官や弁護士を名乗る自分が、話の途中で電話を代わるなど、手口は巧妙化しています。だから今だに被害者が後を断ちません。


しかしこの被害の唯一の例外が大阪!


大阪と東京で2006年1~7月までに起きた振り込め詐欺の発生件数と被害総数を比較してみると、東京が1523件、被害金額は26億100万円だったのに対し、大阪は237件、被害金額は1億6000万円。大阪の被害は、東京よりも断然少ないのです。なぜ大阪人は振り込め詐欺にひっかかりにくいのだろうか?

大阪は商人の街だから云々と、したり顔で分析する評論家がいるし、そうかも知れない。しかし僕の考えは違う!これは大阪の「おばちゃん」の功績である!大阪のおばちゃんは、値切りもクレームも躊躇しない。モノをハッキリ主張するツワモノ揃いです!

だから「200万円振り込んで」と電話が掛かって来ても、「はぁ?何で200万もいるんや?」と即、ツッコミを入れる。このツッコミが実は事件を未然に防ぐのです。

大阪府警の信頼すべき筋の情報によると、大阪ではこの手の犯罪に対しおばちゃんが、「うちの息子はオレオレという名前とちゃいます」とか、「あんた誰や?」と逆に犯人を質問攻めにして撃退しているという。

我が家の母親などは、最新の融資振り込め詐欺に対しても、「うちはそんなお金ないわ。電話代もったいないから、他のお金持ってる人に電話して教えてあげて~」と親切に電話を切っている。ボケとツッコミの街の技は、犯罪被害の未然防止に役立っているのです!

この先、こういう詐欺はどんどん増加の一途を辿ると思います。海外からでもメールやいろいろな通信手段を使って行うことが出来るからです。教育が高い、先進国と言うならば、日本は世界で1番「民間の1人1人のセキュリテイー」が高い国を目指したいですね。