弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

すべて相手が 仕組んだことと「陰謀史観」の 準備書面

2018年08月28日 00時37分47秒 | 裁判
最近、歴史物の新書が面白い。
歴史小説家である安部氏の説は「本能寺の変はイエズス会の陰謀」というものだが、ベストセラー「応仁の乱」の著者でもある歴史学者の呉座氏はそれこそ極めて根拠に乏しい「トンデモ陰謀論」であると徹底的に論破している。
確かにイエズス会がキリスト教布教を保護した信長を暗殺して、これを禁圧する秀吉や家康の政権を成立させたというのでは、全く辻褄が合わない気がする。
裁判でも互いに陰謀論めいた主張の応酬となる場面があるので、大いに参考になった。