弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

家臣が直接 聞いてた話「人は石垣 人は城」

2018年08月29日 23時42分40秒 | テレビ
今夜のNHK総合「歴史秘話ヒストリア」から。
武田信玄にまつわる歴史書「甲陽軍鑑」は、長らく後世に捏造された偽書とされていた。
史実に照らして日付に誤りが多く、エピソードがあまりにも劇的すぎるからだという。
しかし、比較的最近の研究や続編の発見により、信玄の急死直後に編まれたものと見られるようになった。
不自然と指摘された点は、読み書きができなかった家臣が、信玄から直接聞いた話を思い出すままに語って記録させたとの理由で、見事に説明がついたのだという。
こういうことは裁判でも時々ある。例えば、記録を読んで抱いた疑問点を尋問で質した時に「それはこういう理由です」と即答で氷解させてくれれば、自信を持って証言を信用することができる。