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弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

季語の縛りを 台無しにする「プレバト」俳句の 破調かな

2019年05月16日 22時18分14秒 | テレビ
人気番組「プレバト」の俳句コーナーを欠かさずに見るようになった。
優れた国語の授業のようで素晴らしいと毎回思う。この内容で高視聴率を取れるのであれば、日本人の文化水準もまだまだ捨てたものではない。
しかし、俳句の門外漢として釈然としないのは、出演芸能人の「名人」の俳句の多くが、五・七・五の定型を無視した破調の句になっていること。ごく短い定型の中に決められた季語まで入れるという極めてストイックなルールを台無しにしているように感じられて、好きにはなれない。
庶民的な都々逸でさえ、そんな破調はあり得ない。本来は三味線の伴奏で歌うものだから、当然かも知れないが。
(写真)番組本の帯から。