東山いこいの森の仙人

福井県勝山市にあるキャンプ場「勝山市東山いこいの森」の日々の暮らしを発信します。

ルーツは何処。

2014年08月04日 20時12分24秒 | 日記












  
  薪の棚が崩れかかっていたので、

 愛宕さん夫婦に直して もらっていると

 奥さんが、蜂がいるーと、大声で叫んでいるので


 それは、天からの贈り物とばかり、

 早速、薪をより分けて、成虫を追っ払い、

 巣をもぎ取りました。

  本来は、もっと 大きくなってから、捕りたいのですが、

 管理棟の近くですし、お客さんが刺されでもしたら

 大変なので、やむなく 捕ることと 相成りました。


  

 巣から、ピンセットで皮が破れて、中身が出てしまわない様に

 丁寧に取り出しました。

 蛆虫の様な幼虫の時には、姿がそのまま見えますが、蛹になって、ふたをされた

 白い幕を破ると、成虫になったのがいきなり飛び出して来て

 刺される事があります。

   

  何時もは、フライパンで 炒って しまうのですが、

 子供の頃、曾祖母がしていたように、ミョウガの葉っぱに包んで

 囲炉裏の灰の中に埋めて、蒸し焼きにしていたのを

 思いだし、ミョウガの葉っぱを採って来ましたが


 未だ小さくてうまく 包めないので、葉っぱの外を

 アルミホイルで包む事にしました。

 塩は、昨年 可児市のMさんから頂いた、沖縄粟國(あぐに)の塩が

 残っていたので それを使う事にしました。

 囲炉裏も、無いので、ガスコンロの魚焼きの所に入れて

 蒸し焼きにすることにしました。蒸し上がりは、ミョウガの葉の香りと、釜炊き塩加減、それに


 炒ったものは、パリパリになって香ばしいのですが、


 蒸したものは、中に肉汁が残っていて、これが、蜂の子本来の

 旨味という感じがしました。

 ルーツは、佐々木高明氏の 稲作以前の著書にも 書かれていた様に

 遠く アジアの南の方から、伝えられたものかも知れませんが、

 たまたま 沖縄の塩まで 手元にあって 感慨深く 頂きました。

 生きとし生けるものの 命を頂くこと あだやおろそかに

 しては罰が当たって しまうでしょう。

 生かされていることに 感謝。

  東山の自然の豊かさに感謝です。

 

 
コメント
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