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「脱原発」公約、引けぬ鹿児島県の三反園知事、飲めぬ九電 〔佐賀新聞 2016.9.8〕

2016-09-08 21:59:44 | 福島、原発

佐賀新聞LIVEhttp://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/353724より転載

「脱原発」公約、引けぬ知事、飲めぬ九電

「応酬」堂々巡りか 川内原発の即時停止再要請

2016年09月08日 14時24分

九州電力の瓜生道明社長(左から2人目)に川内原発の即時一時停止を再要請する鹿児島県の三反園訓知事(右)=7日、福岡市中央区
九州電力の瓜生道明社長(左から2人目)に川内原発の即時一時停止を再要請する鹿児島県の三反園訓知事(右)=7日、福岡市中央区


 鹿児島県の三反園訓(みたぞのさとし)知事が九州電力に川内原発(薩摩川内市)の即時一時停止を再び要請した。「脱原発」を掲げて7月の知事選に初当選した以上、九電が一度拒否した程度で安易な妥協はできず、強気の姿勢を見せる必要があった。九電は即時停止を絶対に飲めず、両者の「応酬」は堂々巡りになりつつある。

 「ぜひ社長のご英断をお願いしたい」。三反園知事は7日、九電の瓜生道明社長との面会で、この言葉を2度使った。知事に原発を止める法的権限がないことは十分承知しており、最後は社長の決断に委ねるしかないためだ。前回の要請時は、瓜生社長が鹿児島まで足を運んだ。今回、九電のお膝元の福岡市を訪れて再要請したのも「強い思いの表れ」と記者団に語った。

 知事選では川内原発の再稼働を容認した現職を破り初当選した。勝因の一つが反原発票の取り込みだ。「脱原発」を訴えると同時に、熊本地震で県民の不安が高まっているとし、川内原発を一時停止し再点検することを公約にした。反原発団体の支持も取り付けており、当選後も「簡単には降りられない」(県関係者)状況にある。

▼県民の声

 鹿児島県姶良市の反原発団体メンバー、野呂正和さん(65)は「公約を守り、県民の声を代表して福岡まで行ったことは評価できる。今後も九電としっかり向き合ってほしい」と知事に期待を込めた。

 一方、九電の瓜生社長は「前回の回答では不安の低減につながらなかったのかなと思う」とし、避難道路の整備支援など追加の安全策を検討する考えを示した。10月6日から実施する定期検査の前に、自主的な「特別点検」も始める構えだ。法令に基づく定期検査では運転を止めて調べるが、運転中でも点検可能な項目を順次取り上げ、安全性への積極姿勢をアピールする狙いもある。

▼他電力も注視

 ただ、即時停止は「譲歩できない」(九電関係者)として拒否を貫く方針だ。応じれば知事の要請に屈したように見えかねず、各地で反原発の機運が高まる可能性がある。原発再稼働の準備を進める他の大手電力も九電の対応を注視している。

 三反園知事は面会の去り際、記者団に原発停止による地域経済への影響を問われると「一番重要な住民の安全なくして次はない」と言い切った。九電との平行線は続きそうだ。【共同】

 

 

 

 


【社説】今、憲法を考える(8)立憲・非立憲の戦いだ /(9)ルソーの定義に学べば 〔東京新聞 2016.9.7、9.8〕

2016-09-08 21:58:14 | 憲法

東京新聞 TOKYO Webhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016090702000131.htmlより転載

【社説】今、憲法を考える(8)立憲・非立憲の戦いだ

 2016年9月7日

 もし「人権を奪う法案」が国会で可決されたらどうなるか…。

 たとえ多数決でも人権は奪えないと考えるのが立憲主義である。憲法に明記すれば、人権は守られる。どんな政治権力も暴走する危険があるから、憲法の力で制御しているのだ。

 ちょうど百年前、一九一六年に京都帝大の憲法学者佐々木惣一が「立憲非立憲」という論文を発表した。「違憲ではないけれども、非立憲だとすべき場合がある」という問題提起をしたのだ。

 人権を奪う法案のたとえは、非立憲そのものだ。国民主権も多数決で奪えない。平和主義もまたそのような価値である。

 民意を背景にした政治権力でも間違うことがあるから憲法で縛りをかける。過半数の賛成も間違うことがある。だから多数決は万能ではないと考えるわけだ。

 対極が専制主義である。佐々木は「第十八世紀から第十九世紀にかけての世界の政治舞台には、専制軍に打勝(うちかっ)た立憲軍の一大行列を観(み)た」と記した。専制軍とはフランス王制、立憲軍とは人権宣言などを示すのだろう。佐々木が心配した「非立憲」の勢力が、何と現代日本に蘇(よみがえ)る。

 集団的自衛権行使を認める閣議決定はクーデターとも批判され、安全保障法制は憲法学者の大半から違憲とされた。憲法を無視し、敵視する。そして改憲へと進む…。民意で選ばれた政治権力であっても、専制的になりうることを示しているのではないだろうか。

 緊急事態条項を憲法に新設する案が聞こえてくる。戦争や自然災害など非常事態のとき、国家の存立を維持するために、憲法秩序を停止する条項だ。奪われないはずの人権も自由も制限される。

 他国にはしばしば見られるのに、なぜ日本国憲法にこの規定がないか。七十年前に議論された。一九四六年七月の帝国議会で「事変の際には(権利を)停止する」必要性をいう意見が出た。新憲法制定の担当大臣である金森徳次郎はこう答弁した。

 <精緻なる憲法を定めましても口実を其処(そこ)に入れて又(また)破壊せられる虞(おそれ)絶無とは断言し難い>

 緊急事態という口実で、憲法が破壊される恐れがあると指摘したのだ。戦前の旧憲法には戒厳令などがあった。ヒトラーは非常事態を乱用して独裁を築いた。「立憲」を堅持しないと、権力はいろんな口実で、かけがえのない人権を踏みにじりかねない。

 

東京新聞 TOKYO Webhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016090802000138.htmlより転載

【社説】今、憲法を考える(9)ルソーの定義に学べば

2016年9月8日

 国家とは法人である。国民との間で、社会契約が結ばれている。そして戦争は国家と国家の間で生じる。つまり、戦争とは他国の社会契約を攻撃することだ-。

 ルソーは戦争をそう定義した。十八世紀に活躍した思想家で、「社会契約論」などで有名だ。フランス革命時の人権宣言に影響を与えた。「戦争状態は社会状態から生まれるということ」(ルソー全集四巻)にこう記す。

 <ある主権者に戦争を挑むとはどういうことだろうか。それは国家の協約とその結果生じるあらゆる現象とを攻撃することだ。(中略)社会契約がただの一撃で断ち切られるようなことがあれば、たちまち戦争はもう起きなくなるに違いない>

 社会契約を暴力で断ち切るのだから、憲法原理が変われば戦争は終わる。憲法学者の長谷部恭男早大教授は「ルソーの想定は、単なる空理空論ではない」と著書「憲法とは何か」に書いている。そして、東欧諸国が共産主義の憲法を捨て、議会制民主主義を採用した事例を挙げる。確かに「冷戦」という戦争は終結した。

 自民党は憲法を全面改定する草案を掲げ、安倍晋三首相が「それをベースに」と改憲を呼び掛けている。本丸は国防軍の創設だといわれる。だが、日本国憲法は軍事力を持つようにできていないので、九条を変えれば、書き換えねばならない箇所がいくつも出てくる。例えば首相の職務には軍事の規定が入るであろう。

 そもそも現行憲法とは思想が相いれない。立憲主義では憲法は「名宛て人」を国家にして、権力に憲法を順守させる。草案は国民に順守させる書きぶりだ。しかも、「公益」や「公の秩序」の方を人権より上に位置付ける。権力ではなく、国民を縛ろうとするのは立憲主義の放棄であろう。

 憲法改正の限界説も無視している。日本国憲法のアイデンティティーを損なう改正は限界を超えて、不可能と考える学説である。人権や国民主権、平和主義は三大原則と呼ばれるから本来、手を付けられないはずだ。草案は世界でも先進的な平和的生存権もばっさり削る。国民に国防義務を負わせることと関連していよう。

 自民党草案が仮にそのまま成立するなら憲法破壊となる。憲法典の転覆だから、法学的意味で「革命」と指摘する声もある。ルソーに学べば社会契約に対する戦争と同じ事態だともいえる。

 

 

 


【社説】今、憲法を考える(6)ドイツ「派兵」の痛み /(7)変えられぬ原則がある〔東京新聞 2016.9.5、9.6〕

2016-09-08 21:38:23 | 憲法

東京新聞 TOKYO Webhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016090502000140.htmlより転載

【社説】今、憲法を考える(6)ドイツ「派兵」の痛み

2016年9月5日

 日本と同じく敗戦国でありながら、ドイツは一九五〇年代、基本法(憲法)を改正し、再軍備を明記した。基本法を起草した西ドイツの議会評議会は、軍国ドイツ復活を警戒する米英仏を刺激することを避け、自国防衛の規定を入れなかった。

 ところが、冷戦の激化で情勢は一転。米国など西側陣営は、朝鮮戦争に危機感を強め、ソ連に対抗する北大西洋条約機構(NATO)を設立、再軍備を認める。

 基本法改正で軍を創設、徴兵制(最長時兵役十八カ月、今は凍結)を導入した。

 ただし、派兵はNATO域内に限った。

 さらなる転機は一九九一年一月の湾岸戦争だった。ドイツは日本と同様、派兵を見送り、巨額の支援をしながらも国際的批判にさらされた。

 保守中道のコール政権は基本法は変えないまま、NATO域外のソマリア内戦国連平和維持活動(PKO)に参加し、旧ユーゴスラビア紛争では艦隊を派遣する。国内で激化する違憲・合憲論争を決着させたのが、連邦憲法裁判所だった。

 九四年、議会の同意を条件に域外派兵は可能、と判断した。指針が示され、軍事力行使拡大への道が開かれた。

 よりリベラルなはずの社会民主党・緑の党連立のシュレーダー政権は、ユーゴからの独立を宣言したコソボ問題でNATO軍のユーゴ空爆に加わった。「アウシュビッツを繰り返さない」-少数民族の虐殺を許さないという人道上の名目だった。

 同盟国と軍事行動に参加し、国際協調を貫く-そんなきれいごとだけでは終わらなかった。さらに戦争の真実を知らしめたのは、アフガニスタンへの派兵だった。

 ドイツが任されたのは安全とされた地域だったが、十三年間にわたる派兵で、五十五人の兵士が亡くなった。市民百人以上を犠牲にした誤爆もあった。

 退役後も心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しむ若者の手記はベストセラーになった。独週刊誌シュピーゲルは、いやおうなく激戦に巻き込まれていった検証記事を掲載し、派兵を批判した。

 戦場では見境もなくエスカレートし、命を奪い合う。政治の論理や机上の作戦では、修羅場は見えない。派兵への歯止めを外したドイツは今も苦しむ。

 

東京新聞 TOKYO Webhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016090502000140.htmlより転載

【社説】今、憲法を考える(7)変えられぬ原則がある

2016年9月6日

 基本法(憲法)を六十回改正したドイツを例に挙げ、日本国憲法改正を促す声もある。国の分断時に制定された基本法の暫定的性格が改正を容易にした面もある。

 ドイツは、人間の尊厳不可侵など、基本法の基本原則は曲げてはいない。

 芸術を愛したバイエルン国王ルートウィヒ二世が築いた城があるヘレンキームゼー島。敗戦後、湖水にうかぶ景勝地に州首相らが集まって、草案をまとめた。

 草案をもとに、各州代表六十五人による議会評議会は、西ドイツの首都ボンで、八カ月かけて基本法を制定した。日本国憲法施行二年後の一九四九年だった。

 戦勝国の米英仏は、基本法に盛り込むべき人権、自由の保障などの基本原則を示した。

 しかし、議会評議会議長アデナウアー(のちの首相)が主導権を握り、「押し付けられた」との意識はない。

 占領下だった。将来の東西統一後、選挙で選ばれた代表によって「国民が自由な意思で」憲法を制定するとし、基本法と名付けた。分断を固定させまいとの思いを込めた。

 しかし九〇年、新たな憲法制定より統一を急ぐことを優先し、基本法を旧東ドイツ地域にも適用する手法を採った。

 基本法の呼称のまま、国民に定着している。

 改正には上下両院の三分の二以上の賛成が必要だが、日本と違って国民投票の必要はない。

 国の根幹に関わったのは、軍創設と徴兵制導入に伴う五〇年代の改正、防衛や秩序維持など「非常事態」に対処するための六八年の改正だった。

 冷戦の最前線にあった分断国家が必要に迫られてのものだった。

 改正が許されない基本原則もある。基本法七九条は、人間の尊厳の不可侵、民主的な法治国家、国民主権、州による連邦主義などに触れることは許されていない、と規定している。

 いずれも、ヒトラー政権下で踏みにじられてきたものだ。ナチスのような暴政を繰り返すまいとの決意表明である。国是と言ってもいいだろう。

 日本にもむろん、守るべき憲法の精神がある。

 

 

 


【沖縄】Q+リポート 元アメリカ兵が見た高江”警察官の皆さん。鏡で自分を見て下さい。”〔琉球朝日放送2016.9.7〕

2016-09-08 18:06:27 | 沖縄


動画⇒
http://www.qab.co.jp/news/2016090783334.html

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2016年9月7日 18時50分


Q+リポート 元アメリカ兵が見た高江

 アメリカ軍ヘリパッド建設計画をめぐり、高江では「豊かな自然と、静かな生活を守りたい」と、連日、多くの人々が抗議行動を展開してます。その場所を訪れたアメリカ人がいました。彼らは沖縄での駐留し、戦争にも趣いた元アメリカ兵でした。彼らの目に今の高江はどのように写ったのでしょうか。

森の静けさを割く、叫び声。人々が体を張ってでも止めようとしているのは、ヘリパッド建設のために運び込まれる大量の土砂や資材です。この日、強制排除された人々の中に、アメリカ人たちの姿がありました。ウィル・グリフィンさん(31)。アフガニスタン、イラクに派兵された元陸軍兵。

Qリポート 元アメリカ兵が見た高江

グリフィンさん「We are here to support you anyway that we can. 」(沖縄のみなさんを支援するために来ました。)

 

国際平和団体、「ベテランズ・フォー・ピース(平和を求める元軍人の会)」。メンバーは、みな、ベトナム戦争やイラク戦争などの第一線で戦った元アメリカ兵たちです。

メンバーのひとり、マイク・ヘインズさん(40)。かつて県内のアメリカ軍基地に駐留する海兵隊員の一人でした。

ヘインズさん「The Japanese policemen I definitely I can see their eyes little bit of myself. When I was young, 19 years old corpo stationed in Camp Foster, just taking orders, and not questioning these orders. 」(若い警察官たちを見ていたら昔の自分を思い出します。キャンプフォスター所属の19歳の海兵隊員だった頃は、疑問もなく命令に従っていました。)

カリフォルニア州。サンディエゴ。アメリカ最大規模の海軍基地を抱えるこの街に、マイク・ヘインズさんは暮らしています。

ヘインズさん「Over here, kind of a part of our life, a part of our culture, a part of our patriotism, And we were taught that support our troops. 」(アメリカ人にとって軍隊は生活、文化、愛国心の一部です。軍隊を支持するのは当然だと教えられて育つのですから。)

至るところに「ヒーロー」として掲げられた、戦場に行った若者たちの姿。ショッピングセンターの一角など、人々が集まる場所に置かれたアメリカ軍の採用所。この国の暮らしの中に、当たりまえのように軍隊の存在があります。

アメリカ西南部、ジョージア州で生まれ育ったヘインズさんは、18歳の時「国を守りたい」という愛国心から、海兵隊に入隊しました。

ヘインズさん「You take little baby steps, and you say, one shot one kill. One shot one kill. So this is constantly fed into our minds. So yes, by the time of 13 weeks boot camp, either one month Marine combat training, or two months school of infantry training, we are ready to kill on command. 」("ワンショット・ワンキル(一撃一殺)"と声を上げながら訓練する度に、頭に刷り込まれていくんです。13週間の新兵訓練を終える頃には命令で人を殺せる兵士に仕上がっていた。)

そして、海兵隊の特別部隊として2003年に派兵された、イラク侵攻ではテロリスト掃討作戦の第一線に送られました。しかし・・・

ヘインズさん「And explosions were gone off and door was open, we run in and sweep the rooms, and most of the time, they were just families. it was just a family…」(イラクでは家のドアを突き破り、銃口を向けながら家宅捜索しました。ほとんどの場合住んでいたのは普通の家族でした。)

ヘインズさん「We were essentially terrorizing the people, even though we were supposed to be fighting terrorism. 」("テロとの戦い"のために派兵されたのに実際は人々にとってのテロリストは私たちだったんです。)

Qリポート 元アメリカ兵が見た高江

カリフォルニア州、バークレー市。毎年この時期に開かれるベテランズ・フォー・ピースの大会では、世界120を超える支部から元兵士たちが集まり、アメリカ軍の問題や、軍隊によらない平和な社会をつくる方法について議論が続きます。この日、沖縄の辺野古新基地建設に関する講演に、ヘインズさんの姿がありました。

 

ヘインズさん「辺野古新基地はまだ造られていない。今ならまだ止められる」

ヘインズさんの思いの原点は、辺野古にありました。去年12月。およそ20年ぶりに帰った沖縄で見た辺野古の新基地建設を止めようと、体を張って座り込む人々の姿でした。

ヘインズさん「I mean, it's obvious. The people do not want these bases here, they want their land back. They want to be in charge of themselves not being over shadowed by some the US empire power, You know, let's stop this base being created in Henoko. Peace! 」(沖縄の人たちは米軍基地はいらないと声を上げています。自分の土地を取り戻したいんです。米国という巨大な国家権力に押し潰されるのではなく、自分のことを自分で決めたい。ただそれだけです。辺野古新基地を止めましょう!平和のために!)

さらに、大会では注目を集める大きな動きがありました。

大矢記者「ベテランズ・フォー・ピースの全国大会では辺野古への新基地建設、そして高江へのヘリパッド建設に反対するふたつの議案が今まさに審議されています。」

ベテランズ・フォー・ピースの沖縄県支部から提出されたこれらの議案は、全会一致で可決。沖縄が抱える問題が、世界レベルで協力し、取り組むべき問題として受け入れられた瞬間でした。

議案を提出した琉球沖縄国際支部のダグラス・ラミスさん「あんなに情熱的に通されるということは、ちょっとすごいと思いました。」

ベトナム戦争帰還兵「私の国が他国にしていることに怒っています。やりたい放題ですよ。」

大会に参加した女性「Militarization is an issue of colonialism.I'm ready to fight for people, fight for Okinawa, because they deserve it, they need peace. 」(基地を造るということは、植民地化されるということです。沖縄のために私も闘います。だって沖縄の人々には平和に暮らす権利がありますから。)

かつて戦争に加担した者として、もう二度と間違いは繰り返さないと立ちあがった元アメリカ兵たち。沖縄にこれ以上、戦争のための基地は造らせないと、声を上げ続けています。

Qリポート 元アメリカ兵が見た高江

ヘインズさん「I wanna get to the police mind and hearts for them to look at themselves in mirror and question what they are doing here. These helipads, only reason to build these helipads is war. 」(警察のみなさん、鏡で自分の姿を見てください。「私はここで何をしているんだろう」と。これは戦争のために造られるヘリパッドなのだから。)

 

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【動画】オバマ大統領、国歌斉唱しない選手を擁護 / 君が代が強制の道具に、踏絵にされている(鈴木邦夫『愛国者の座標軸』より)

2016-09-08 17:35:27 | 国旗 国歌

オバマ大統領、国歌斉唱しない選手を擁護 「民主主義ってこういうこと」


棚原 勝也さんFBより

 

言葉考。
:
アメリカのフットボールNFLのコリン・キャパニック選手が...
米国内の人種差別に抗議するため国歌演奏時の起立を拒否して
賛否両論となっている問題で、

オバマ米大統領は5日、
『彼は憲法で認められたら権利の元自らの意見を表明したまでです。』と擁護した。
:
右翼団体『一水会』鈴木邦夫氏の言葉を思いだす。
: 
『しかし、不思議だね。
国旗・国歌が法制化された時「これは強制するものではありません」と政府や(当時の)文部省は言っていた。

つまり、
「日本の旗は日の丸ですよ。日本の歌は君が代ですよ」と確認するだけだ、と言っていた。
:
:
しかし、法律を作ると、急にそれを拡大解釈しようとする人が出る。
:
:
「じゃあ、
 国旗・国歌にふさわしい扱いをしよう」
「じゃあ、
 公立の中学・高校では生徒に歌わせよう」となる。
さらには、
「全員で歌った方がいい」となる。
:
:
全員が立ち上がり、全員が口を開けて歌う。そこに「統一美」を感じるんでしょうな。

また、それが「愛国心」だと錯覚する。いかんですな。
:
:
さらに、「歌わない人間は困る」「処分しろ」という発想になる。

いやいや立っても「歌ってないじゃないか」と責める人がいる。
「あら探し」が始まる。 
:
:
都内の高校で本当にあった話で、「実際に口を開けて歌っているかどうか」
を写真に撮って歩いている人間がいるという。
:
:
教育委員会や保守派の議員だ。やだね。法律ができるとこんな人間が出てくる。
:
:
でも、写真を撮っている人間は少なくとも歌っていない。
:
:
じゃあ、
そいつが一番「君が代」を侮辱している「国賊」だよ。違いますかね。
:
:
さらに
「口を開いて、 歌っているフリだけしている人間がいる。
 だから、 
 本当に声を出しているかどうかを調べよう」という人もいる。つまり、音声を計るわけだ。
:
:
いやだね。よくこんなことを考えつくもんだ。
:
:
これじゃあ、君が代がかわいそうだ。ただ「強制」の道具にされているだけだ。 
:
:
左翼教師や「内心の自由」を持った教師を苛(いじ)めるための道具にされている。

「国歌」として大事にされていない。尊重されていない。
まるで「拷問の道具」だよ。「踏み絵」だよ。
:
:
それに「何でもいいから歌え!」と言っているだけだ。
いや
「何でもいいから」なんて言っていない、と「強制派」の人は言うかもしれない。
しかし、違う。

「君が代」を
今まで5000回は歌ってきた私が言うのだから間違いない。』
(鈴木邦夫『愛国者の座標軸』より)