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教育勅語を正しく理解するために!【動画&書きお越し】 横路孝弘議員の稲田防衛大臣を諭すような国会質疑が素晴らしい 〔shanti-phula 2017.3.18〕

2017-03-20 22:34:23 | 戦前回帰 明治 国家思想

 正しく「教育勅語」を理解するために、ぜひ動画をご覧ください。

 この国会質疑は必見だと思います。今話題の教育勅語の本質が理解でき、歴史を振り返ると共に浮かび上がってくるのは、安倍政権が取り戻そうとしている方向性が、15回もの出兵と4回の戦争を起こした戦前の70年であると、自ずと理解できます。安倍政権が排除されなければならない大きな理由がそこにあると思います。その手段として、森友学園を巡る嘘が暴かれ、政権ごと崩壊すれば良いと思います。
 横路孝弘議員の質疑は、問題教師を諭すような校長先生のようで、稲田大臣を救うために改心を促しているようにさえ見えます。これで何かしら変化が起こらなければ、自滅していくしかないと思います。ー竹下氏からの情報提供です。(編集長)
 

 稲田「教育勅語・南京虐殺」3/16横路孝弘(民進)の質疑:衆院・安全保障委員会
 

https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=124633より転載

「教育勅語」理解の決定版!横路孝弘議員の稲田防衛大臣を諭すような国会質疑が素晴らしい 【前編】

(続きはここから)

「教育勅語」を問題視しない人の超危険度・・・天皇国のために死ね!そこに個性的なあなたらしさは必要ない。

2017-03-20 18:36:18 | 森友学園疑惑

「教育勅語」を問題視しない人の超危険度
・・・天皇国のために死ね!そこに個性的なあなたらしさは必要ない。


 凶人安倍一味や日本会議など戦前回帰を目指す莫迦ウヨは「教育勅語の何処が悪い」とほざくが、『主体的な意志を持った個人』の存在を尊重する民主主義とは相容れないアナクロニズムな存在なのだ!
( @JBpressさんから)

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「教育勅語」を問題視しない人の超危険度
 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49474

引用
    ・・・・・

 しばらく前まではもっぱら畑を耕し魚を獲っていたあんちゃん、おとっちゃん連中が、いつのまにやら練兵されて「臣民」として近代装備軍の兵士として再編成されて、日本は「国民軍」を擁する東洋の雄、列強の一に加わって、日清戦争という一大キャンペーンに打って出るわけです。

 このとき、一人ひとりが火器を手にする「国民軍」正確には臣民ですが、彼らが謀反を起こしたりした日には、維新政府はひとたまりもありません。

 で、これを縛る精神訓として準備されたのが「教育勅語」にほかなりません。
大日本帝国憲法は帝国臣民(男子)すべてに兵役の義務がある
、と謳いましたが、その精神的な内実は憲法に明記されなかった

 しばしば美化される12の徳目のオチの部分をよく見てみましょう

11 常ニ国権ヲ重し国法に遵ヒ
12 一旦緩急アレハ義勇公に奉シ以テ天壤無窮ノ皇運を扶翼スヘシ

 つまり

11 大日本帝国憲法を基本とする国の法を尊重して秩序・軍律を遵守し
12 国家に危機が迫ったならば、忠義をもって勇敢に、公のために尽くし、これによって永遠に終わることのない天皇の国運を扶養すべく翼賛しなさい

 と命じられている。

この命令の一人称の主語は「朕」つまり「神聖にして侵すべからざる」天皇自身であるというのが、この作文のミソです。

 平時に親孝行だ兄弟仲良くだといった秩序維持は言うまでもなく、はっきり書いてしまえば、個々人の命は有限だけれど、神聖な皇国のいやさかは永遠なのだから、そのために死ね、一身を捧げてね、と書いてある。

 別段大げさではなく、徴兵は「血税」と言われた通りで、私の両親(両方とも大正生まれで父親は学徒として出陣、戦闘に参加し、殺し殺される最前線でソ連兵を撃ったりしています)の世代までは、極めて普通に常識として捉えられていたことに過ぎません。

 ここで「軍国主義」という言葉を私は用いません。教育勅語の350文字ほどの文言の中に、1つでも「あなたらしく」「個性的で」「多様な価値観を遵守し」「幸せに生きて」といった言葉があるでしょうか?

 ありません。

 あるのは「爾臣民」とか「億兆」とか、群集を示す無名化、匿名化した標語ばかり、つまり顔がなく、名がありません。

 もしあなたが、自分の子供に、その子の適性に合った自分らしい人生を幸せに全うしてもらおうと思ったら、統計的に扱われ、確率的に死ぬことを前提とする、部品としての近代装備に組み込まれるのを是とする、明確な利害目的をもった呪文を客観的、冷静に見つめる知性を、子供にしっかり教えておくことが重要でしょう。

 幼稚園児に分別はありませんが、私が小学1年次に46歳で死んだ、シベリヤ抑留帰還兵だった父は、すべての理非を分別する知性の大切さを、わけも分からない幼児の私に徹底的に叩き込んで、戦後の捕虜時代に芽ができたと思しい末期の肺がんで短い命を閉じました。

 一時の陶酔に騙されてはいけない。合理的に考えて自他共に納得のいくものを、自他共に長く協力して生きていくことが大切。同学年であった三島由紀夫の自殺ごっこに、父が驚くほど冷淡だったことは、幼稚園児の私の心に強く焼きついて残っています。

 思考停止と不合理な自己犠牲、滅私奉公を美化するマゾヒズムを幼稚園児の心に焼きつける罪は深いと思います。

 

 <関連記事>
「教育勅語」の思想は、民主主義国では、許されません。「戦前思想」は、ドイツでは厳しい取り締まりの対象です。

教育勅語暗唱のきっかけは?⇒国のかたちを揺り動かす”森友学園教育と安倍首相夫妻”~教育勅語暗唱の「洗脳」に批判と怒りを  

 

 

 

 


日本の教育が狂い始めた! 森友学園騒動に潜む、根が深い“本当の問題” 〔週プレNEWS〕・・・教育勅語を利用する奴らの正体!

2017-03-20 13:19:40 | 教育 教科書

中村正男‏ @nakamasa0225 5
『週刊プレイボーイ』誌最新号で「日本の教育が狂い始めた!!」
「“保守おばさん”稲田朋美、片山さつきのウソとホンネから読み解く/『教育勅語』を利用するヤツらの正体!」。
「森友問題」で、第1次安倍政権の教育基本法改悪を具体化する動きに警鐘。

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mixi news
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=4483630&media_id=141yoriteより転載

日本の教育が狂い始めた! 森友学園騒動に潜む、根が深い“本当の問題”

週プレNEWS 2017年03月18日 06:23  

籠池泰典理事長が認可申請を取り下げた、森友学園の新設小学校「瑞穂の國記念小學院」
写真:籠池泰典理事長が認可申請を取り下げた、森友学園の新設小学校「瑞穂の國記念小學院」

籠池理事長が小学校の申請を取り下げたことで、事態は収束に向かうと思われた「森友学園騒動」。

しかし、稲田朋美防衛相が同学園との関係について虚偽答弁したり、岡山の加計学園に「第2の森友疑惑」が浮上したり…。



* * *

幼稚園児に教育勅語を暗唱させたり、「安倍首相がんばれ」と宣誓させたり、そんな教育内容も話題となった森友学園。3月10日に開かれた同学園の会見は、籠池泰典(かごいけ・やすのり)理事長のブチ切れシーンが繰り返しテレビで流された。会見の場にいた作家の菅野完(たもつ)氏はこう語る。



「彼の立場からすれば『小学校をつくるためずっと市民運動をしてきた。ついに実現しかけた寸前で突然、夢がついえた』ということ。その無念さをまだ言葉にできていない感じでした」



そして今、森友学園と近い思想をアピールしてきた“お仲間”たちは、一斉に距離を置き始めている。



だが、気になるのは、同時に「籠池はバカだが、教育勅語は悪くない」というアピールが目立ってきたことだ。元“お仲間”の稲田朋美防衛大臣は「教育勅語の精神は親孝行、友達を大切にする、夫婦仲良くする、高い倫理観で世界中から尊敬される道義国家を目指すこと」と国会で答弁し、『産経新聞』も「『非常事態の発生の場合は、真心をささげて、国の平和と安全に奉仕しなければなりません』という部分もある。だが、(中略)過激な主張だとは必ずしも思えない」(3月13日)とした。



だが、ここで驚きの事実を。実は稲田大臣が言及したり、森友学園がホームページに転載していた教育勅語は、元の教育勅語とは別モノだったのだ!



『「日本スゴイ」のディストピア―戦時下自画自賛の系譜』などの著書がある編集者の早川タダノリ氏が解説する。



「稲田さんは教育勅語の本質として、世界に誇れる『道義立国』を目指したもの、と言いますが、教育勅語の原典に『道義立国』なんて言葉はないんですよ。



今の保守系の人たちが使っているのは、昭和40年頃に国民道徳協会の佐々木盛雄という政治家(1908~2001年。元衆議院議員)が現代語訳したもの。佐々木氏は、この訳をつくる際、原典からかなり飛躍した解釈をした。例えば原典の『以テ天壌無窮(てんじょうむきゅう)ノ皇運ヲ扶翼(ふよく)スヘシ』はざっくり言うと“永遠に続く天皇の盛運を助けなさい”なんですが、佐々木氏は『国の平和と安全に奉仕しなければなりません』と訳して、天皇に奉仕せよという部分を消した。こういった形で、教育勅語を戦後っぽく洗練されたものに“捏造”(ねつぞう)し、使いやすいものにした」



では、50年前の“超訳”が、今また人気となっているのはどういうこと?



95年くらいからの動きですが、特に第1次安倍政権の頃から、教育勅語や論語を読ませるNPOや教職員団体などの運動が活発化した。また、広島や沖縄などには、教育勅語を基に道徳授業を行なう公立学校や幼稚園がすでに複数あります」(早川氏)



でも、「親を大切に」というメッセージは正しいけど、そんな当然のこと、わざわざ教育勅語を持ち出さなくても、ヒップホップでもなんでもよくない?



「やはりそこは、天皇の権威があるから。これが軍人の山本五十六(いそろく)の言葉だったら、彼らも使わないでしょう」(早川氏)



では、彼らは“超訳”教育勅語を広めて何をしたいのか?



「よく戦前回帰といわれますが、彼らは想像上の『戦前』に憧れているにすぎません。ただ、オウム真理教の事件や阪神・淡路大震災があった95年くらいから、『少年犯罪が増えている。社会が乱れてきた』といった不安が広がり始める。そもそも戦前のほうが治安は良かったなんて大嘘なんですが、そんな思い込みの上に『それは今、教育勅語のような道徳の指針がないからだ』と考える人が増え始めた。彼らは『若者は戦前のように秩序を守り、目上の人を敬え』と訴えるわけです」



◆教育勅語は捏造されている? 森友学園問題の本質とは? 3月18日発売『週刊プレイボーイ』14号「日本の教育が狂い始めた!!」では「第2の森友疑惑」なども紹介!


 

 

 

 


「ファシズムの特徴(初期症候)」14項目 =そのすべてが安倍政権に符合する!!

2017-03-20 12:42:18 | 戦前回帰 明治 国家思想

 

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自動代替テキストはありません。

目良 誠二郎さんFBより 2017.3.18

ネット上で出回っているファシズムについての14項目は本来、単にファシズムの「初期症候」としてではなくまさに「ファシズムの特徴」として指摘されたものでした!
そして、それがすべて現在の安倍政権に符合しているのです!!


★イルコモンズ‏ @illcommonz 3月8日

【現代世界論概論】(資料集)
「ファシズムの初期症候 / Early Warning Signs of Fascism(日本語訳版)」(ローレンス・W・ブリット起草/米国・ホロコースト博物館展示パネルより)
30件の返信 2,373件のリツイート 1,706 いいね

イルコモンズ(小田マサノリ)さんがこのツイートで紹介した、「ファシズムの初期症候 / Early Warning Signs of Fascism(日本語訳版)」(写真)の14項目が、ことごとく安倍政権にぴったり当てはまるので、大拡散中ですね。

一見、かなり古そうな写真ですが、(ローレンス・W・ブリット起草/米国・ホロコースト博物館展示パネルより)とあるので、調べてみました。

★"Holocaust Museum poster on ‘warning signs of fascism’ goes viral"

「Sarah Rose posted a photo of an “Early Warning Signs of Fascism” poster to her Twitter timeline early Monday afternoon. As of press time, it had been retweeted 19,000 times and liked by 20,000. The card is a simple list of identifying features of a potentially fascist regime, controversially created by Laurence W. Britt in 2003. It’s now available for sale several places on the web, so it’s not exactly a Holocaust Museum exclusive.」(2015年)

http://healthanddiytips.com/holocaust-museum-poster-warnin…/

ホロコースト博物館の“Early Warning Signs of Fascism”と題された 展示パネル(ポスター)の写真を、2015年にSarah Roseという女性がツイートしたところ、あっという間に大拡散したというのですが、このポスターはネット上でも広く売られているものだとか。

イルコモンズさんのツイートには、「ローレンス・W・ブリット起草」とあるので、さらに調べてみました。

★"The 14 Characteristics of Fascism by Lawrence Britt
  Spring 2003 Free Inquiry magazine"

「Political scientist Dr. Lawrence Britt recently wrote an article about fascism ("Fascism Anyone?," Free Inquiry, Spring 2003, page 20). Studying the fascist regimes of Hitler (Germany), Mussolini (Italy), Franco (Spain), Suharto (Indonesia), and Pinochet (Chile), Dr. Britt found they all had 14 elements in common. He calls these the identifying characteristics of fascism. The excerpt is in accordance with the magazine's policy.」

https://ratical.org/ratville/CAH/fasci14chars.html

つまり、“Early Warning Signs of Fascism”と題されていたホロコースト博物館のポスターなどの出典は、政治学者ローレンス・W・ブリットが2003年に発表した"Fascism Anyone?,"という文章から"The 14 Characteristics of Fascism"と題して引用(抜粋)されたものだというのです。

★"Facism Anyone?"
By Laurence W. Britt, Free Inquiry Magazine, Vol 22 no 2, [15 July 2003], followed by a critique by Chip Berlet of an earlier publication of the article
http://www.hartford-hwp.com/archives/27/076.html

ということは、「ファシズムの初期症候 / Early Warning Signs of Fascism」として出回っている14項目は、ファシズムの単に「初期症候」としてではなく、まさに「ファシズムの特徴」として指摘されたものだったのです。

それがすべて現在の安倍政権に符合しているのです!!

"The 14 Characteristics of Fascism"は、"Facism Anyone?"から前書きや後書き、注などを省略していますが、以下のように14項目すべてに説明が付されています。
ですから、ポスターはこの説明をすべて省略し、表題を“Early Warning Signs of Fascism”に変更(改竄?)したものということになります。
各項目の日本語訳も、必ずしも正確でないところがあるように思います。

1.Powerful and Continuing Nationalism
Fascist regimes tend to make constant use of patriotic mottos, slogans, symbols, songs, and other paraphernalia. Flags are seen everywhere, as are flag symbols on clothing and in public displays.

2.Disdain for the Recognition of Human Rights
Because of fear of enemies and the need for security, the people in fascist regimes are persuaded that human rights can be ignored in certain cases because of "need." The people tend to look the other way or even approve of torture, summary executions, assassinations, long incarcerations of prisoners, etc.

3.Identification of Enemies/Scapegoats as a Unifying Cause
The people are rallied into a unifying patriotic frenzy over the need to eliminate a perceived common threat or foe: racial , ethnic or religious minorities; liberals; communists; socialists, terrorists, etc.

4.Supremacy of the Military
Even when there are widespread domestic problems, the military is given a disproportionate amount of government funding, and the domestic agenda is neglected. Soldiers and military service are glamorized.

5.Rampant Sexism
The governments of fascist nations tend to be almost exclusively male-dominated. Under fascist regimes, traditional gender roles are made more rigid. Opposition to abortion is high, as is homophobia and anti-gay legislation and national policy.

6.Controlled Mass Media
Sometimes to media is directly controlled by the government, but in other cases, the media is indirectly controlled by government regulation, or sympathetic media spokespeople and executives. Censorship, especially in war time, is very common.

7.Obsession with National Security
Fear is used as a motivational tool by the government over the masses.

8.Religion and Government are Intertwined
Governments in fascist nations tend to use the most common religion in the nation as a tool to manipulate public opinion. Religious rhetoric and terminology is common from government leaders, even when the major tenets of the religion are diametrically opposed to the government's policies or actions.

9.Corporate Power is Protected
The industrial and business aristocracy of a fascist nation often are the ones who put the government leaders into power, creating a mutually beneficial business/government relationship and power elite.

10. Labor Power is Suppressed
Because the organizing power of labor is the only real threat to a fascist government, labor unions are either eliminated entirely, or are severely suppressed .

11. Disdain for Intellectuals and the Arts
Fascist nations tend to promote and tolerate open hostility to higher education, and academia. It is not uncommon for professors and other academics to be censored or even arrested. Free expression in the arts is openly attacked, and governments often refuse to fund the arts.

12. Obsession with Crime and Punishment
Under fascist regimes, the police are given almost limitless power to enforce laws. The people are often willing to overlook police abuses and even forego civil liberties in the name of patriotism. There is often a national police force with virtually unlimited power in fascist nations.

13. Rampant Cronyism and Corruption
Fascist regimes almost always are governed by groups of friends and associates who appoint each other to government positions and use governmental power and authority to protect their friends from accountability. It is not uncommon in fascist regimes for national resources and even treasures to be appropriated or even outright stolen by government leaders.

14. Fraudulent Elections
Sometimes elections in fascist nations are a complete sham. Other times elections are manipulated by smear campaigns against or even assassination of opposition candidates, use of legislation to control voting numbers or political district boundaries, and manipulation of the media. Fascist nations also typically use their judiciaries to manipulate or control elections.

 

 

 

 


カーニバルの生贄(Anno Kazuki)…野党四党が尊皇ファシズム教育の復活を目指す過激右派と仲良く記念写真、それを取り囲むメディア。

2017-03-20 01:09:02 | 森友学園疑惑

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 野党四党の代表が尊皇ファシズム教育の復活を目指す過激右派となかよくならんで記念写真を撮っている。かれらを取り囲んでいるのはメディアだ。

 

 
 カーニバルの生贄

Anno Kazuki  2017.3.19
 
永遠につづく政権はない。どんな政権でもべつの政権にいつか置き換えられる。ここで大切なのは、いつかではなく、その置き換えられ方です。
 
たとえば、イギリスの左派・進歩派はサッチャー政権を退陣へと追い込めなかったことを後悔している。サッチャーは党内に起きた反乱によって表舞台を去った。後悔とは、有権者が選挙において自らの意思を示し、サッチャーを敗北させられなかったことだ。
 
 
April 12, 2013
Decay and Ruin in Mrs. Thatcher’s England
by Tariq Ali
http://www.counterpunch.org/…/decay-and-ruin-in-mrs-thatch…/
 

 野党四党の代表が尊皇ファシズム教育の復活を目指す過激右派となかよくならんで記念写真を撮っている。かれらを取り囲んでいるのはメディアだ。
 
貪欲なメディアの食欲は真実では満たされない。視聴率と発行部数の増大を乞いもとめる。だからメディアは、よい獲物が見つかるたびに欲情カーニバルを開催して、自ら司祭をつとめる。
 
そのメディアの食卓にはわたしたちがいて、カーニバルの生贄を無遠慮に食い散らかす。もうなんども経験してきたことだ。

 
 わたしたちの失敗
 
野党の代表たちは主義や理想をわすれて、過激右派の人物を味方とみなしている。つまり、かれらは安倍晋三を退陣させることしかかんがえていない。
 
だが、たとえ安倍政権がスキャンダルにまみれて退陣を強いられても、保守から過激右派へと変貌した自民党の政権はつづく。次はより温和でより狡猾な政権が立つかもしれない。次の次は安倍政権よりも遥かに凶悪な政権になる可能性もある。
 
そして経済のうえではネオリベラリズムがどっかと居座ったままだし、政治においては尊皇ファシズムがひたひたと戦争へと進行する。
 
これがどうして成功といえるのか。
 
安倍晋三に屈辱をあたえても、かれの思想や政策を否定したことにはならない。安倍が政治生命をうしなったとしても、かならず継承者はあらわれる。

 
 問題の核心
 
カーニバルに踊らされて、生贄の血に舌なめずりしているうちに、なにが問題なのか、なにを求めていたのか、すっかりわすれてしまう。
 
政治家や官僚の不正はどこの民主主義にもある。それは法に基づき処罰されればよい。より大きな問題は内閣総理大臣および閣僚が尊皇ファシズムによって幼児を洗脳し、虐待し、中国人や韓国人を差別する過激右派のウルトラ・ナショナリストの「教育家」と親交があっり、森友学園のファシスト教育に賛同していたことだ。
 
すなわち、安倍政権も森本学園も過激右派による革命運動の一端だとみなしてよい。
 
これこそゆゆしき事態だが、このあたりまえのことをあたりまえだと、どうして英ガーディアン紙や米ニューヨーク・タイムズ紙からおしえられなければならないのか。なさけない。

 
Ultra-nationalist school linked to Japanese PM accused of hate speech
Justin McCurry in Tokyo
Wednesday 15 March 2017
https://www.theguardian.com/…/ultra-nationalist-school-mori…
 
Shinzo Abe Hurt by New Disclosures Over Ties to Extreme Right-Wing Group
By JONATHAN SOBLE
MARCH 16, 2017 
https://www.nytimes.com/…/japan-shinzo-abe-scandal-ties-rig…

 
 これからの3年、それからの30年
 
フィデル・カストロの演説が何時間つづいても、聴衆はよろこんでいた。だって、大笑いさせてくれるからです。フィデルは超大国から半世紀にわたって攻撃されつづける弱小国家の人びとを勇気づけるために長大な演説をくりかえした。
 
でも、あるときしんみりと、こう言ったことがある。
 
「革命には、すこしばかり、時間がかかるものです」
 
わたしたちは、フィデルの時代とはちがって、SNSというコミュニケーションの場をもっている。それを心地よい繭や不満のはけ口にしてはならない。
 
安倍政権をなじるだけでなく、批判するだけでなく、まず3年の短期を目標として、自民党よりもよい政策をつくり、その政策をもとに選挙に勝利すべきだ。それなら成功といえる。
 
知識人はアベノミクスを批判するが、よりよい経済政策を提唱するものはいない。過激化した資本主義であるネオリベラリズムのなにが問題で、どうやって克服すべきかを説こうとしない。
 
大新聞社はネオリベラリズムということばさえ出てこない。この過激な経済思想は当然のことのように受け入れられている。
 
だったら、わたしたちがよくかんがえて、よく話しあい、よりよい経済システムと社会システムをみつけよう。
 
3年あれば、政策はつくれる。ビジョンも示せる。世界中の市民たちが探求をつづけています。わたしたちは次の選挙で勝てないかもしれないけれど、道のりはながい。あきらめることはない。
 
400年つづいた資本主義は、内在する矛盾によって、終焉をむかえようとしている。次の世界システムへ移行するにはまだ30年ほどかかるでしょう。いまわたしたちは分岐点に立っています。
 
この混乱の30年こそ、わたしたちひとりひとりの意思と行為が大きな影響をもたらすときです。どんな行動も、どんな努力も、ちいさすぎるということはありません。
 
家庭で、学校で、工場で、職場で、地域社会で、できることはたくさんあります。これらの共同体はみな全体主義的な傾向をもっているからです。
 
未来はだれにもわからない。次の世界システムは、いまよりも不自由で、より不平等で、より不公平で、より不正義なものになるか。あるいは、より自由で、より平等で、より公平で、より正義が実現できるものになるか。このどちらかです。
 
次の世代に、よりよい社会を手渡せるかどうかはすべてわたしたちの意思と行為にかかっています。
 
欲情カーニバルで踊っているひまなんかないですよ。