異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

【ご案内】4/22熊本・大分復興支援チャリティコンサート『キセキ』 湯布院公民館~1年が過ぎても、倒壊した家屋の片付けもまだまだ終わらないそんな状況が続いている…

2017-04-18 23:51:14 | 熊本大分地震

 画像に含まれている可能性があるもの:3人

Megumi FujinamiさんFBより

· 4月15日

熊本大分地震より1年が経過しました。
熊本では、、ボランティアは激減で、なかなか被災された方々のニーズに応えられないのが現実だと聞いています。また1年たった今、やっとマンションの修復工事が始まったという方々も。そこにいないとわからないことばかりですね。...また表にはでてこない、湯布院別府などにも、まだブルーシートや、空き家になってしまって荒れている建物なども目に付きます。今回は観光地である湯布院で、復興支援チャリティーコンサートが開催されます。
町はだいぶ活気を取り戻しています。さらにさらに町に人があふれ、笑顔が溢れることを心から願っての開催です。
ぜひ!みなさん、遠近様々なところからの参加を期待しています。240名収容の湯布院公民館に、足を運んでください。また、チラシが用いられるようにもおいのりください!

 

***************************:

 奇跡 MV_熊本・大分震災復興支援チャリティ

全国のクリスチャンアーティスト、シンガーたちが立ち上がり、思いを込めて歌った「奇跡」を含むチャリティアルバム「キセキ」が完成!
このCDは非売品であり、被災地での配布、またはチャリティコンサート、各ライブ会場などで募金をしてくださった方にプレゼントしています。
このCDは熊本・大分を支援するためのどのような場所でも使ってください。
このCDを聴きながら、心を合わせ、祈り続けるとともに、被災地への支援となればと願っています。
詳しくはこちらまでご連絡ください。...

prayforkyusyu@gmail.com
『奇跡』 (非売品)
1. 奇跡 / LOVE九州オールスターズ
2. アメイジンググレイス( My chains are gone )/ 松岡葉子
3.君の手 / 横山大輔
4.イエスは今生きている / RAM's Voice
5.永遠に / 竹下 静
6.神様 / サルーキ= 
7.New Wings / New Wings 
8.LOVE AIR / YASUTAKE ISAMU 
9.その翼 / 向日かおり
10.シンボウ人で / ナイトdeライト
11.雨ニモマケズ / 大宮香織
12.あなたとともに / 塩谷達也&塩谷美和
13.天国の心 / Payment Band JAPAN feat.MARISA
14. いつくしみ深き(賛美歌312番) / 神山みさ
15.Water of Life(命の水)/ Aki Banks

○テーマソング「奇跡」参加アーティスト
Payment Band Japan
千代延大介 (fromサルーキ=)
Jeon Daehyeon
横山大輔
待良
MARISA
小田知歩美
神山みさ
わたひききょうこ (from Pencil Bunch)
竹下 静
イムミジョン
みうらまいこ
矢嵜風花
Michiru
Megumi”Dragon”Fujinami
mie
橋本ハンナ
※席上献金は、チャリティCDの制作費、今後のチャリティーコンサートの運営資金のために使わせていただきます。
※チャリティCDは、募金くださった方にプレゼントさせていただきます。募金はすべて九州キリスト災害センターへ送られます。

MV Produced By.Payment Band Japan
撮影 Ki Ho Nam
編集 Ki Ho Nam , Il Kwon Park

 

 

 

 


「九州キリスト災害支援センター』のご紹介…近況:4/17 仮設で吉村美穂さんをお招きしてソプラノコンサートを行いました。

2017-04-18 23:49:48 | 熊本大分地震

 

 九州キリスト災害支援センターは、平成28年4月に熊本並びに大分、九州全域に起きた大地震に対し、地域と教会を支援するために設立しました。当センターは、熊本地震において被災した教会をはじめ、支援を必要としている方々に対して、諸教会、諸団体と連携しながら長期にわたる支援を行います。何卒、よろしくお願い申し上げます。

ホームページ  http://kyusyuchristdrc.wixsite.com/

フェイスブック  https://www.facebook.com/kumamotoshien/

 

************************************

近況
平成28年4月に熊本並びに大分に起きた大地震に対し地域と教会を支援するために設立しました。平成28年4月に熊本並びに大分に起きた大地震に対し地域と教会を支援するために設立しました。

2017.4.17 仮設チーム活動報告

本日は2仮設で吉村美穂さんをお招きしてソプラノコンサートを行いました。

...

音楽の都であるウィーンにて7年間音楽活動をし、世界各国で歌を通して神様の愛を届けておられる吉村美穂さん、その歌声に沢山の方々が涙され、「鳥肌が立った...」と感動されていました。

桜 / You raise me up / Amazing graceなど
誰もが知っている歌から
サウンドオブミュージックで使われた歌などオリジナルの歌も含めて1時間たっぷり癒される時間でした。

午前お伺いした仮設の自治会長さんはコンサート終了後「この1年間、本当に苦しい所を沢山通って来ました。でもこれからはカミさん(神様)がいるから前を向いて歩いて行けます!」と力強く語っておられました。

午前12名
午後17名の参加して下さいました。

神様が一人ひとりの心を励ましておられるのを感じることができたコンサートでした。

【動画】吉村美穂コンサートの様子 https://www.facebook.com/kumamotoshien/

画像に含まれている可能性があるもの:1人、室内

画像に含まれている可能性があるもの:3人 画像に含まれている可能性があるもの:15人、立ってる(複数の人)、室内

 

 

 


森友理事長(長女)、「100万円寄付」偽証の声に反論 〔週刊新潮 2017年4月20日号〕

2017-04-18 23:42:38 | 森友学園疑惑

https://www.dailyshincho.jp/article/2017/04180600/?all=1より転載

森友理事長長女、「100万円寄付」偽証の声に反論

週刊新潮 2017年4月20日号  2017/4/13発売

 嘘つきのレッテル貼りに躍起である。自民党は、100万円寄付について、「ドアホ理事長」を偽証罪で告発する構えだ。しかし、この4月1日に父親から理事長職を引き継いだばかりの長女、町浪(ちなみ)さん(32)は「自民党の主張は理解に苦しむ」と、猛然と反論する。

 ***

「安倍晋三からです」と告げ100万円を寄付したのか否か

「安倍晋三からです」

 森友学園が運営する塚本幼稚園を訪れた安倍昭恵夫人(54)はそう告げ、100万円を寄付したのか否か。

 世間の関心が最も高いこの問題を取り上げ、自民党は籠池泰典前理事長を追い詰めようと必死なのだ。

 3月23日の証人喚問で、籠池前理事長を問い質した自民党の西田昌司参院議員が説明する。

「籠池さんは、昭恵夫人から100万円を受け取った2015年9月5日の翌々日、幼稚園の職員が郵便局に払込に行ったと証言しました。その時点で、『払込取扱票』の依頼人の欄は籠池さんの妻である諄子さんが書き、『受領証』は空欄だったと。しかし、我々が依頼した筆跡の簡易鑑定では、『受領証』の修正テープで消された“大”“安倍晋三”“匿名”という文字も諄子さんの手によるもので、修正後の“森友学園”は別人の筆跡だと判明しました」

 つまり、「受領証」に文字が書き込まれた場所は郵便局なのだから、実際に払込手続きをしたのは幼稚園の職員ではなく、諄子さんではないかと見ているのだ。

 自民党としては、籠池前理事長の国会証言は嘘だったと立証するため、国政調査権を発動し、郵便局から「払込取扱票」の原本、籠池前理事長からは「受領証」の原本を取り寄せたうえで、正式な筆跡鑑定をすべきだと主張している。

■副園長の横で

 それに対し、籠池町浪新理事長は、自民党の言い分を真っ向から否定する。

「私が知っているのは、昭恵さんから寄付を頂いた日は土曜だったので、副園長である母が一旦金庫に納め、月曜日になって、“お願いね”と職員に100万円を払込に行かせたこと。職員が幼稚園から出ていく姿は見ていませんが、郵便局から電話をかけてきて、その電話に副園長が払込の指示などをしていたのを、私自身、横で聞いていました」

 従って、諄子さんが郵便局に行ったことはあり得ないという。

「それを、文字が一緒だから偽証だと言われても……。前理事長は記憶に基づいて証言しているので、たとえ日付などで勘違いの説明をしてしまっていても、嘘をついているわけではありません」(同)

 いつまでも、真相は藪の中。やはり、捜査機関が乗り出してこなければ、“森友問題”が終わりを迎えることはあるまい。

 

【関連記事】
「小学校を待望していたのは安倍首相だ!」 独占インタビュー 長男・佳茂氏が告白〔サンデー毎日月30日号〕 /「森友」問題から透ける愛国教育の本性~復古主義的政策相次ぐ 〔東京新聞 2017.4.6〕

 

 

 


社説 「森友」問題はどこへ行った 首相と与党は質疑阻むな 〔毎日新聞017.4.18〕

2017-04-18 18:21:27 | 森友学園疑惑

毎日新聞http://mainichi.jp/articles/20170418/ddm/005/070/109000cより転載

「森友」問題はどこへ行った 首相と与党は質疑阻むな

 安倍晋三首相と自民党は、このままダンマリを決め込めば人々の関心は薄れると考えているのだろうか。

 大阪市の学校法人「森友学園」の国有地売却問題について、国会ではこれに関する質疑さえままならない状況が続いている。

 例えば介護保険関連法改正案などを審議していた先週の衆院厚生労働委員会だ。森友問題に関し民進党議員が、首相の妻昭恵氏が公の場で説明するよう求めたところ、自民党は「議案と関係ない」と猛反発し、改正案を強行採決する事態となった。

 確かに改正案とは無関係だ。だが与党は昭恵氏らの証人喚問を拒み続けている。この委員会での質疑は適さないと言うのなら、森友問題に関する集中審議を行えばいいはずだが、それも拒否している。

 民進党議員は報道機関の世論調査では関係者の証人喚問が必要だと考えている人が多いともただした。すると首相は「その調査によると内閣支持率は53%で、自民党の支持率、あるいは民進党の支持率はご承知の通りだ」と言い返した。

 高支持率だから喚問は不要とでもいうような答弁に驚くばかりだ。

 昭恵氏をめぐっては、昨夏の参院選で自民党候補を応援した際、夫人付の政府職員が計13回同行したことも明らかになった。公務員の選挙運動は法律で制限されている。

 政府は旅費は昭恵氏が負担し、選挙応援は昭恵氏の「私的な行為」と説明している。一方で職員の同行は職務遂行のための「公務」と位置づけながら「自らの判断」だったとも言う。全く理解に苦しむ。

 公私の区別がはっきりしない昭恵氏の行動は森友問題解明のための焦点の一つだ。しかし夫人付職員が問題の土地に関して財務省に問い合わせていた事実が判明した際、首相側が「職員の個人的な照会」と強引に結論づけたために、その後も無理な説明を重ねているように思われる。

 与党が質疑を阻むのは、首相側がきちんと説明できないことをそんたくしているからではないかと疑う。

 そもそもなぜ売却価格は格安になったのか。昭恵氏は本当に関与していないと言えるのか。解明はまだ何も進んでいない。

 改めて昭恵氏ら関係者の記者会見や証人喚問を強く求める。

 

 

 

 

 


「小学校を待望していたのは安倍首相だ!」 独占インタビュー 長男・佳茂氏が告白〔サンデー毎日月30日号〕 /「森友」問題から透ける愛国教育の本性~復古主義的政策相次ぐ 〔東京新聞 2017.4.6〕

2017-04-18 16:50:29 | 森友学園疑惑

画像に含まれている可能性があるもの:2人、テキスト

https://mainichi.jp/sunday/articles/20170417/org/00m/040/009000dより転載

「小学校を待望していたのは安倍首相だ!」 独占インタビュー 長男・佳茂氏が告白

サンデー毎日4月30日号

「悪いのは籠池だけ」という幕切れは許さない

 森友学園を巡る問題は、籠池泰典前理事長(64)が証人喚問で関係者の国会招致を訴えたが、政府・与党の拒否で進展していない。そんな中、籠池氏の長男佳茂氏(37)が本誌の取材に応じ、かつての「同志」への憤りをあらわにした。

 

 森友学園がつくろうとした小学校「瑞穂の国記念小学院」の完成を待ち望んでいたのは、ほかならぬ安倍晋三首相ですよ。結論を言うと、安倍先生は積極的には関与していない。政治家だから自らやれない部分について、妻の昭恵氏を通じて支援していただいたのだということです。

 昭恵氏は2014~15年、学園が運営する塚本幼稚園(大阪市淀川区)で3回、講演して学園の教育方針に賛意を表明している。15年9月5日の講演では、校名について前理事長の泰典氏が、「安倍晋三記念小学校」と提案したのに対し、次のような趣旨のことを二度にわたって述べている。

「主人が『総理大臣は時には批判にさらされることもある(中略)名前を付けていただけるのであれば、総理大臣を辞めてからにしていただきたい』ということで、ご理解いただいた」

 そして、この講演の際、昭恵氏が「安倍晋三からです」として、100万円の寄付金を差し出した、と泰典氏は証人喚問(3月23日)で証言している。

 12年には、幼稚園で安倍先生ご自身が講演される予定でしたが、先生が自民党総裁選に出馬されたため、キャンセルされました。安倍先生側とのつながりは、幼稚園のPTA関係者の紹介と聞いています。実は、12年夏ごろ、私の携帯電話に安倍先生から講演についての連絡がありました。

 仲介した人がなぜか、私の電話番号を伝えていたようです。安倍先生には「私は息子です」と言い、父の連絡先を伝えました。同じ年、総裁選の遊説が大阪であった際には、母(諄子氏)に言われて父の名代としてあいさつしました。大阪市のリーガロイヤルホテルで安倍先生に面会し、父の名刺を渡したのです。

 佳茂氏は、自身の結婚を巡って両親と疎遠になり、今回の問題が起きるまでの4年間、実家に帰っていなかった。

 学園は3月10日、突然、小学校の設置認可申請を取り下げた。世間では、「何らかの裏取引があったのでは」とささやかれたが、水面下では複雑な動きがあったのだという。

 問題発覚後も母と昭恵氏の間で、メールのやり取りが続いており、母や妹(現学園理事長の長女・町浪(ちなみ)氏)は「だまされているな」と直感し、「家族を支えないと」と思いました。小学校設置認可を取り下げた3月10日、塚本幼稚園で開いた記者会見に同席しましたが、その時、本当に久しぶりに父の横に座ったのです。

 取り下げの経緯は、父から聞いた話です。当時、学園の顧問弁護士だった酒井康生弁護士が3月8日、「もうこれ以上はあきません。上からも言われているので、辞任させてほしい」と、顔面蒼白(そうはく)で伝えてきたそうです。世間の批判も強くなり、「これ以上、森友学園にかかわるのはまずい」ということだったのでしょう。

 酒井弁護士は、父に「このままでは、小学校の建設業者が資金ショートし、倒産する」と言ったそうです。ところが、10日の記者会見の直前、酒井弁護士は私に「業者が倒れたら塚本が倒れる。しかし、業者は倒れないようだ」とまるで違う説明をしました。父母は「業者に迷惑がかかるのは気の毒だ」と考え、これが申請を取り下げる決断につながりました。

 国有地問題が盛んに報道されていた2月下旬でも、酒井弁護士は「いまは小学校の設置認可を得ることだけを考えましょう」という姿勢で、そういう趣旨のメールも残っている。それがなぜ、わずかの期間に、申請取り下げを勧め、辞任を申し出るようになったのか、理解できません。

 15日には、日本外国特派員協会で予定されていた父の記者会見を急きょ、キャンセルしましたが、これも酒井弁護士の助言によるものです。同じ15日、こちらは「今やめられると困る」とお願いしたにもかかわらず、酒井弁護士は辞任してしまいました。

8億円値引きの真相知る弁護士

 本誌の取材に対し、酒井弁護士は「守秘義務があり、答えられない」と話した。

 建設を請け負っていたのは大阪府吹田市の藤原工業。同協会での記者会見は、23日の証人喚問後に実施された。

 藤原工業は倒産どころか、未納の工事代金があるとして、同じ時期から幼稚園や実家の仮差し押さえを申し立て、認められたのは報道された通りです。

 藤原工業との接点ができたのは、「大阪維新の会」にいたこともある元大阪府議の紹介がきっかけです。小学校建設の際、4社ほどで入札を実施し、同社が落札しました。

 維新との関係で言えば、小学校の地鎮祭には、松井一郎・大阪府知事の名前で祝電が届いています。

 本誌の取材に対し、元府議は「籠池泰典氏とは以前からの知り合いで、小学校建設の話も聞いていた。維新だからというわけではなく、私個人を支援してくれていた藤原工業がさらに成長するきっかけになれば、と紹介したが、こんなことになったのは忸怩(じくじ)たる思いだ」と語った。

 藤原工業は取材に応じなかった。

 国有地の約8億円の値引きについても、父はどういう力が働いてああなったのかは詳しいことは何も分からないのです。

 昨春、くい打ち工事中に、新たなごみが出たという話を聞かされた時、真っ先に心配したのは「開校が延期になるのは困る」ということでした。元々、当初予定より1年延期になっていましたしね。

 新たなごみについての処理方法や、購入時の価格について、国との交渉を担当したのは、酒井弁護士です。

 安倍首相やその支持勢力が理想とする教育を実現するための小学校をつくろうとした泰典氏。彼の計画を称揚した「同志」たちが、一斉に手のひらを返した。潮目が変わったのは、2月24日の安倍首相の国会答弁だったと佳茂氏はみている。「私の考え方に非常に共鳴されている方」と共感していた泰典氏のことを「非常にしつこい」とこき下ろしたあの答弁だ。

 私は、幼稚園の運営の仕方に危惧を抱いていた部分はあったのです。退園者の保護者からのクレームや、政治的な主張への違和感、また虐待があるかのようにいわれるなど、今回の問題の初期にはこうしたことでたたかれました。

 両親の表現の仕方が誤解を招き、真意が伝わらない。こうしたボタンの掛け違えも一因かと思います。教育勅語の暗唱などは、否定する人もいる。教育勅語を取り入れた15年ほど前から、いわば爆弾を抱え続けてきたわけです。

 その中で、父は「教育はこのままではいけない」との思いから、「出るくいは打たれる」のを覚悟で、理想の教育に取り組んできました。

 小学校建設は、理想の具体化でした。計画した当初は、「それはいいことだ」と日本会議関係者ら、さまざまな人が賛意を示され、父はそれに乗せられた部分もあったと思います。

 現に3月には、財界関係者が幼稚園の視察に訪れるはずでしたが、キャンセルされました。また、日本会議は「6年前から会費を払っていないので、既に籠池とは関係ない」という姿勢です。

国よりも首相を守る「保守勢力」

 私自身のことでいうと、04年の参院選の時、山谷えり子先生(自民党参院議員)の選挙事務所のスタッフを務めました。きっかけは、日本会議関係者の紹介です。東京・平河町のマンションの一室にある事務所で数カ月、勤務しました。ですが、別の週刊誌の取材に対し、山谷事務所はスタッフとして在籍した事実を否定したそうです。

 取材に対し、日本会議事務総局は「籠池泰典氏は現在、会員ではない」と回答。山谷氏の事務所は「13年前の参議院選挙時に、3カ月程度ボランティアとしてお手伝いいただいたかと思います」としている。

 こうした手のひら返しのきっかけは、全て安倍先生の「非常にしつこい」発言だったと思います。

 この問題は、森友学園、弁護士、建設業者、設計事務所、財務省、国土交通省とさまざまな利害関係者が登場します。ここに昭恵氏が入ってくると、全ての構図が見えてくる。つまり、安倍先生への「忖度(そんたく)」が働いたことが分かるのです。

 そして、安倍先生の「非常にしつこい」発言を境に、今度は逆方向へ忖度が働いた。これまで、応援してくれていたはずの人々が、学園との関係を消し去るのに必死になっているのです。

 日本会議が主張するような社会にするために、父は学校をつくろうとしていたわけです。なぜ、籠池を助けようという運動が起きないのか。そんなことで憲法改正なんてできませんよ。

 補助金申請に不正があるとして、父が近々逮捕されるのではという話も聞こえてきます。私にしたら「何が国家や、何が国なんや」という話です。保守を語っている人たちが守りたいのは結局、国ではなくて、安倍晋三という政治家なのでしょう。

 この問題、父一人を悪者にして終わりにすれば、日本の社会にとってダークなものだけが残るのではないでしょうか。ますます「権力にモノ言うたらアカン」という空気が、はびこることになるでしょう。

(本誌・花牟礼紀仁)

(サンデー毎日4月30日号から)

 

【関連記事】

森友理事長(長女)、「100万円寄付」偽証の声に反論 〔週刊新潮 2017年4月20日号〕


 

*****************************

東京新聞 TOKYO Webhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/

 「森友」問題の陰で、教育勅語の容認など復古主義的な「愛国教育」政策が相次いで決まっている。こうした教育を推進する政府与党は「首相への侮辱」を証人喚問の理由にするなど、森友問題の審議では筋の通らない動きを繰り返す。だが、この二つは背中合わせだ。教育勅語に代表される教育の本質は自分の頭で考えない、体制に盾つかない人間の育成。そうした国民を望む人びとが、森友問題の主役だともいえる。・・・
                                             (池田悌一、白名正和)(4月6日 紙面から)

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、テキスト

 

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、テキスト