異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

<天皇制度という魔物> 昨日のNHKー象徴天皇を考える討論番組を見て、心底気分が悪くなりました。(武田康弘 2017.4.30)

2017-04-30 23:52:33 | 昭和天皇 平成天皇 天皇制

http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/978787ae7f66b3a8dcbf069630f1c450より転載

思索の日記 武田康弘

昨日のNHKー象徴天皇を考える討論番組を見て、心底気分が悪くなりました。

2017-04-30 | 社会批評

  天皇制度という魔物は、人間を人間味あふれる豊かな人間にしないと思いました。

 人間の中に他の人間とは異なる特別な存在を置く。古代国家から遠く離れても、いつまでも天皇、皇族、皇室が大切というのが昨晩のNHKの番組で、批判的検討者は元から排除、存在さえ認めない、という番組の構成でした。

 天皇という存在を真面目に考える作業をすると、皇族としてその中にいる人も、外にいるほぼ全員も、矛盾の中で七転八倒する羽目に陥ります。国民ではないので、パスポートも発行されない存在が、国民統合の象徴。一人が、全国民を統合する象徴とはどういうことなのか。それは果たして人間なのか、はなから訳が分からなくなり、だから生きている神=現人神なのだ、と言われもします。

 裸の一人の人間、哺乳類であり、生命体であるこの私が、人間性の魅力を追求する人生、内容としての精神世界の豊かさを広げる人生をこの国の中で生きようとすると、どうも具合が悪いのです。疎外され、形式としての人間に陥ってしまいがち。日本人は他国人とは異なり、天皇という存在を未来永劫、肯定し、特別なものと見なければいけない、という観念を強制させられ、自由な想念もつことが許されません。それが日本という国!!??

 「天皇制度」という根源的タブーを当然のこととして受け入れなければ、非国民であり、まともな人間とみなされないという国は、個々人の心の宇宙、精神世界の自由を大元から奪います。

 なるほど、自民党憲法改正案で、「個人」という文言を消したのは、正解です。日本人は、個人としては生きてはいけないのです。永遠に「天皇制 内 日本人」であり、個人の内面宇宙に究極の価値を置くアテネ出自のフィロソフィー(恋知)は、日本人には似つかわしくないものであり、邪魔ものです。

 すべての人は、等しく、唯我独尊である、というブッダの根本思想も、そのままは受容できず、骨抜きにされます。なるほどなるほど、それが天皇絶対のニッポンなのですね。

 うん、わたしは、たとえ一人でも、そういう人間差別の大元の制度を少しも認めることなく、すべての人は、みな対等という人間観=溢れる人間愛をもって、生き続けよう。明仁さんや美智子さん、皇太子夫妻もほんとうに気の毒だ。京都御所に戻り、人間としての自由を認められ、楽しく生活できるようにしてあげたい、と思いました。


 

<コメント> I・YさんFBより

 この番組で、女性天皇についての議論ありましたが、結局のところ女性の皇室となられる方は、お世継ぎ男子を生まなければ存在の意味がないことが良く見えました。
 個人の尊厳や自由が一切ない 皇室は日本国民が受けられる基本的人権の保障がない、人間個人として認めれない、たとえ戦後象徴天皇制となっても、日本国民の統合の象徴として常に神聖な血統の家柄を維持しなくてはならないことがよくわかりました。

 番組のなかでも皇室一人一人の個人として問題は取り上げられることなく、歴史的な天皇の在り方だけが取り上げられていました。

 

 

 

 


【沖縄】4/28”第二の屈辱の日”  『政治が若い命を守れなかった』 翁長知事は会見で…/女性暴行殺害事件から1年 遺族手記公表

2017-04-30 22:58:31 | 沖縄

『政治が若い命を守れなかった』  翁長知事はきのう会見でそう話した。

〝4月28日〟
沖縄にとっては...サンフランシスコ講和条約の発効により日本本土の〝主権回復の日〟と引き換えに切り離され、
27年にも及ぶアメリカ軍の占領を許し、人権を踏みにじられることになる始まりの日として記憶する
〝屈辱の日〟だった。


 そして、復帰から44年の年の同じ日に20歳女性が元海兵隊員の身勝手な欲望によって凌辱された末に無残にも命を奪われた
〝第二の屈辱の日〟でもある。
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知事は会見の最後に、地方自治や民主主義が危ういとした上で言葉の軽さを指摘した。

『寄り添うとか、負担軽減とか法治国家とか、言葉通りであれば県民が反対するわけがない。』と。

この言葉に、僕は最も心が動いた。 (棚原 勝也さんFBより)

 

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琉球朝日放送 報道制作部 ニュースQプラス » Qプラスリポート 女性暴行殺害事件から1年 遺族手記公表

2017年4月28日 18時31分

Qプラスリポート 女性暴行殺害事件から1年 遺族手記公表

うるま市で20歳の女性が元アメリカ兵の男に殺害された事件からきょうで1年です。きのう女性の遺族が手記を公表し、その、苦しい胸の内を語りました。

元アメリカ海兵隊員のケネス・シンザト被告は、去年4月うるま市で当時20歳の女性を乱暴目的で暴行し殺害した後その後遺体を遺棄した罪などに問われています。

被告の弁護人によりますと、ケネス被告は、殺人の罪については否認しています。また、ケネス被告は今後裁判員裁判で審理されますが、まだ裁判の期日は決まっていません。

Qプラスリポート 女性暴行殺害事件から1年 遺族手記公表

事件から1年を前に女性の父親が出した手記からは、今なお癒えることのない苦しい胸の内が伝わってきます。

「娘を失ってから1年になりました。今でも、恩納村に献花に来てくださる県民、他県民の皆様、また遺族を支援してくださる皆様に心より感謝申し上げます。今も、娘を思いながら手を合わせ供養する毎日です。一年になるのですが、娘への思いは何も変わることはありません。今、私たちが娘に伝えたいことは、痛く苦しい思いをさせてしまったね、でも今は安らかに眠ってね。ということです」

Qプラスリポート 女性暴行殺害事件から1年 遺族手記公表

今朝も遺棄現場には多くの人が訪れた。

男性「自分たちが想像する以上の気持ちではあると思います、1年間。たぶんこれからもですね、どんな気持ちかなというのは僕らが簡単に言えないですけどね」

男性「平和な沖縄にしたいなという気持ちで、「どうぞ見守ってください」と。絶対に真相解明しますからとそういう気持ちです」

Qプラスリポート 女性暴行殺害事件から1年 遺族手記公表

現場には中嶋防衛局長も訪れた

「これから裁判があるのですが、私から被告人に言うことは何もありません。被告人が弁護人を通じて、新聞、ラジオ等で身勝手な発言をして報道されているのは知っています。私たち遺族は被告人を許すことはできません。いかなる言い訳も通用しないし、信用しません。被告人は人ではないのですから、私たち遺族は極刑を望みます」

一方、嘉手納基地周辺では追悼・抗議集会が行われた。

女性「悲しみと怒りですよね。若い人ですよね。自分たちの沖縄の若い命を守れなかった」

女性「何度も同じような事件が起きているいつになったこういう緊張感とか恐怖感から解放されるのかと思うと他人事ではない」

きょうの定例会見で翁長知事は「 (政治が女性を) 守ることができなった。大変申し訳ないと。その状況が今も何ら変わることなく続いていることを大変残念に思うしこういう事態を必ず打破するという決意を新たにしている」

Qプラスリポート 女性暴行殺害事件から1年 遺族手記公表

「今なお米兵や軍属による事件事故が相次いでいます。それは沖縄に米軍基地があるゆえに起こることです。一日でも早い基地の撤去を望みます。それは多くの県民の願いでもあるのですから。一年間いろいろなことがありました。私たち遺族は皆様のあたたかさに救われています。娘を失った悲しみは消えませんが、これから先も娘を思い、供養していきます」

あの事件から1年と考えると様々なことを考えてしまう。私たち報道機関は半年や1年と勝手に区切りをつけ、ニュースとして伝えるがご遺族からすると、区切りなどなく毎日とてもつらい日々を過ごしている…

ケネス被告の裁判の日程はまだ決まっていない。