異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

<再>「この良い憲法を破ろうとする力を防がねばならぬ。…たとえ、最後の二人になっても、きっぱりと戦争反対を叫び通しておくれ〔『いとし子よ、愛で身を固めなさい』長崎被爆者・永井隆の遺言〕

2017-05-30 17:04:51 | 平和 戦争 自衛隊

そなたたちの母を、あの優しかった母を殺したのは、戦争である。

 

これきり戦争を永久にやめることにしよう・・・そう叫んでおきながら、何年かたつうちに、いつしか心が変わり、何となくもやもやと戦争がしたくなってくるのである。

私たち日本国民憲法において戦争をしないことに決めた。我が子よ。憲法で決めるだけならどんなことでも決められる。

・・・どんなに難しくても、これは良い憲法だから、実行せねばならぬ。自分が実行するだけでなく、これを破ろうとする力を防がねばならぬ。これこそ戦争の惨禍に目覚めた本当の日本人の声なのだよ。

・・・たとえ最後の二人となっても、どんなののしりや暴力を受けても、きっぱりと戦争絶対反対を叫び続け、叫び通しておくれ。

 

 

 

いとし子よ、愛で身を固めなさい・・長崎被爆永井隆さんの遺言


 

長崎で、原爆被爆なさり、夫人を亡くされ、ご自分も被爆により43才で世を去られた長崎医大医師

永井隆さんが、二児に残された遺言。

 

 

いとし子よ。

あの日イチビの実を皿に盛って、母の姿を待ちわびていた誠一(まこと)よ、かやのよ、

お母さんはロザリオの鎖ひとつをこの世にとどめて、ついにこの世から姿を消してしまった。

そなたたちの寄りすがりたい母を奪い去ったものはなんであるか。

原子爆弾。いいえ、それは原子の塊である。

そなたたちの母を殺すために原子が浦上にやってきたわけではない。

そなたたちの母を、あの優しかった母を殺したのは、戦争である。

戦争が長引くうちには、はじめ戦争をやりだしたときの名分なんかどこかに消えてしまい、

戦争がすんだころには、勝った方も、負けた方も、何の目的でこんな大騒ぎをしたのか、わからぬことさえある。

そして生き残った人々はむごたらしい戦場の跡を眺め、口を揃えて「戦争はもうこりごりだ。

これきり戦争を永久にやめることにしよう」

・・そう叫んでおきながら、何年かたつうちに、いつしか心が変わり、何となくもやもやと

戦争がしたくなってくるのである。

私たち日本国民憲法において戦争をしないことに決めた。

我が子よ。憲法で決めるだけならどんなことでも決められる。

憲法はその条文通りに実行しなければならぬから、日本人としてなかなか難しいところがあるのだ。

どんなに難しくても、これは良い憲法だから、実行せねばならぬ。

自分が実行するだけでなく、これを破ろうとする力を防がねばならぬ。

これこそ戦争の惨禍に目覚めた本当の日本人の声なのだよ。

しかし理屈はなんとでも付き、世論はどちらへもなびくものである。

日本をめぐる国際情勢次第では、日本人の中から、「憲法を改めて戦争放棄の条項を削れ」と叫ぶ声が出ないとも限らない。

そしてその叫びにいかにももっともらしい理屈をつけて、世論を日本の再武装に引き付けるかもしれない。

もしも日本が再武装するような時代になったら、その時こそ、誠一よ、かやのよ。

たとえ最後の二人となっても、どんなののしりや暴力を受けても、きっぱりと戦争絶対反対を叫び続け、

叫び通しておくれ。

敵が攻めだした時、武器が無かったら、みすみす皆殺しされてしまうではないか、と言う人が多いだろう。

しかし、武器を持っているほうが果たして生き残るだろうか。

武器を持たぬ無抵抗の者の方が生き残るだろうか。

オオカミは鋭い牙を持っている。

それだから人間に滅ぼされてしまった。

ところが鳩は何一つ武器を持っていない。

そして今に至るまで人間に愛されて、たくさん残って空を飛んでいる。

愛で身を固め、愛で国を固め、愛で人類が手を握ってこそ、

平和で美しい世界が生まれてくるのだよ。

 


永井隆博士が残した被爆の記録と生き様 : 鎮魂の長崎の鐘』は鳴り続ける

1945年8月9日11時2分、禁教令時代以来の長崎市のキリスト教徒集住地に立つ浦上天主堂の上空500メートルで、2発目の原子爆弾が爆発した。天主堂で祈りをささげていた司祭と信者数十名は全員即死、天主堂は破壊された。近隣の長崎医科大学でも多数の犠牲者がでた。そしてそれは医科大学病院で被爆し重傷を負った医師、永井隆博士にとって、原爆の被害の記録を後世に残すための戦いの始まりだった。

 
動画 https://www.youtube.com/watch?v=NwxHr6yIb8Y



 

☆著作

  この子を残して (アルバ文庫) 原子雲の下に生きて―長崎の子供らの手記 (アルバ文庫) ロザリオの鎖 (アルバ文庫)

 

  

 

 


アベ友記者の強姦もみ消し 被害女性「法律やメディアは何を守ろうとしているのか」〔田中隆作ジャーナル2017.529〕~女性は異例の実名・顔出し記者会見

2017-05-30 05:29:10 | シェアー

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田中龍作ジャーナルhttp://tanakaryusaku.jp/2017/05/00015943より転載

アベ友記者の強姦もみ消し 被害女性「法律やメディアは何を守ろうとしているのか」

弁護士3人に付き添われて記者会見する詩織さん(手前)。=29日、霞が関・司法記者クラブ 撮影:筆者=

弁護士3人に付き添われて記者会見する詩織さん(手前)。=29日、霞が関・司法記者クラブ 撮影:筆者=


  安倍御用達のジャーナリストに準強姦され、警察と検察に事件を揉み消された被害女性がきょう、検察審査会に申し立てをした。女性は異例の実名・顔出し記者会見を開いた。

 最高権力者のお友達であれば、証拠が揃っていても逮捕されない。

 「山口氏がアベ友だから逮捕されなかったと思うか?」田中龍作ジャーナルの質問に、被害女性は「私の知りえない何か上のパワーがあったと思う」と答えた。

 女性は詩織さん(28歳・ジャーナリスト)。苗字は家族に配慮して伏せた。

 詩織さんによると、2015年、TBS記者(当時)の山口敬之氏と飲食中、ドラッグで昏睡させられたうえ、ホテルに連れ込まれて乱暴された。

 ホテルの防犯カメラ、ベルボーイ、タクシー運転手の証言などをもとに高輪警察署は、準強姦容疑で山口氏の逮捕状を取り、成田空港で身柄を押さえるはずだった。

 だが直前になって逮捕は中止。詩織さんのもとに高輪警察署から電話が入り、警部補(捜査係長)が「上からの指示で取り止めになった。自分でも分からない」と告げた。

山口氏が執筆した「安倍ヨイショ本」。書類送検後に発刊された。版元も「アベ友」の幻冬舎だ。国民をなめきった所業である。

山口氏が執筆した「安倍ヨイショ本」。書類送検後に発刊された。版元も「アベ友」の幻冬舎だ。国民をなめきった所業である。

 「上」とは警視庁(本庁)の刑事部長であることが後になって判明した。『週刊新潮』(5月18日付)によると、刑事部長とは中村格氏で菅官房長官の覚えがめでたい。

 中村氏は同誌の取材に「自分が逮捕を中止させた」と認めている。山口氏は安倍首相に最も近い記者と目される人物だ。当時刑事部長だった中村氏に忖度が働いてもおかしくない。

 山口氏は書類送検されるが不起訴となる。被害者である詩織さんに対する検察の説明は奇々怪々だった。「第三者が見ていたか、ビデオがあるか。直接的な証拠がなければ起訴できない」。

 原告代理人の村田智子弁護士は、「私は何度も強姦、準強姦事件を手掛けている」としたうえで「検事がそう説明したなら不適切だ。そんな直接的な証拠がなくても起訴されている人がいる」と首を傾げる。

 捜査当局による不可解な動きは続く。警察は詩織さんに示談を迫り、警察お抱えの弁護士事務所まで示談の手続きに連れて行ったというのだ。詩織さんは示談を拒否し、今に至っている。

 「山口氏が権力者側で大きな声を発信し続けている姿を見た時は、胸が締め付けられました。法律やメディアは何から何を守ろうとしているのか、と私は問いたい」。詩織さんは身を震わせた。  

 司法記者クラブにはほぼ全社詰めかけた。だが、安倍首相や警察権力と事件との関係を質問するマスコミ記者は、誰一人としていなかった。

  ~終わり~


  
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安倍御用記者・山口敬之のレイプ被害女性が会見で語った捜査への圧力とマスコミ批判!「この国の言論の自由とはなんでしょうか」 〔リテラ 2017.5.29〕

2017-05-30 05:28:29 | シェアー

http://lite-ra.com/2017/05/post-3203.htmlより転載

安倍御用記者・山口敬之のレイプ被害女性が会見で語った捜査への圧力とマスコミ批判!「この国の言論の自由とはなんでしょうか」

2017.05.29

安倍御用記者・山口敬之のレイプ被害女性が会見で語った捜査への圧力とマスコミ批判!「この国の言論の自由とはなんでしょうか」の画像1

司法記者クラブで会見にのぞんだ詩織さん(左から2番目)


「この2年間、なぜ生かされているのか疑問に思うこともありました。レイプという行為は私を内側から殺しました」
「レイプがどれだけ恐ろしくその後の人生に大きな影響を与えるか、伝えなければならないと思いました」

 本サイトでもお伝えしてきた、“安倍官邸御用達”ジャーナリスト・山口敬之氏の「準強姦疑惑」。本日夕方、そのレイプ被害を「週刊新潮」(新潮社)で告発した女性が、霞が関の司法記者クラブで会見を行なった。

 女性の名前は詩織さん(苗字はご家族の意向で非公開)。彼女は主に海外でジャーナリズム活動を行なっている28歳だ。「『被害女性』と言われるのが嫌だった」という詩織さんは、本名と顔を公表して会見にのぞんだ。本日午後には「捜査で不審に思う点もあった」として、検察審査会に不服申し立ても行なっている。

 詩織さんは、性犯罪の被害者にとって非常に不利に働いている法的・社会的状況を少しでも変えたいとの思いから記者会見を決意したとしたうえで、このように語った。

警察は当初、被害届を受け取ることすら拒んでいました。理由は、いまの法律では性犯罪を捜査するのは難しいから。また、相手方の山口敬之氏が当時TBSのワシントン支局長で、著名人だからでした」

 事件があったのは2015年4月。もともとアメリカでジャーナリズムを学んでいた詩織さんは、山口氏と2度、簡単な面識があったが、それまで2人きりで会ったことはなかったという。詩織さんが日本へ帰国すると、山口氏もこの時期に一時帰国し、そのとき、仕事のためのビザについて話をしようと誘われて、食事に行った。

 ところが、アルコールに強いはずの彼女が、2軒目の寿司屋で突然目眩を起こし、記憶が途絶えてしまう。そして明け方、身体に痛みを感じて目がさめると、ホテルの一室で裸にされた仰向けの自分の体のうえに山口氏がまたがっていた。彼女は、自分の意思とは無関係にレイプされていたのだ。しかも山口氏は避妊具すらつけていなかった。

 被害を警察に訴えた詩織さんだが、警察は当初、「この先この業界で働けなくなる」などと言って、被害届を出すことを考え直すよう繰り返し説得してきたという。しかしその後、ホテルの防犯カメラに山口氏が詩織さんを抱えて引きずる模様が収められていたこともあり、本格的に事件として捜査が始まる。

 逮捕状も発布された。2015年6月8日、複数の捜査員が、アメリカから成田空港に帰国する山口氏を準強姦罪容疑で逮捕するため、空港で待ち構えていた。ところが、不可解にも山口氏は逮捕を免れた。詩織さんは会見でこう語っている。

「そのとき、私は仕事でドイツにいました。直前に捜査員の方から(山口氏を)『逮捕します。すぐ帰国してください』と言われ、日本へ帰る準備をしていました。いまでも、捜査員の方が私に電話をくださったときのことを鮮明に憶えています。『いま、目の前を通過していきましたが、上からの指示があり、逮捕をすることはできませんでした』『私も捜査を離れます』という内容のものでした」

 逮捕状まで持って捜査員が空港で待機していたにもかかわらず、直前で、上から「逮捕取りやめ」の号令がかかった。当時の捜査員が、詩織さんにそう告げたというのだ。会見の質疑応答で詩織さんはこう語っている。

「『警察のトップの方からストップがかかった』という話が当時の捜査員の方からありました。『これは異例なことだ』と。当時の捜査員の方ですら、何が起こっているのかわからない、と」

 その後、山口氏は準強姦罪で書類送検こそされたものの、16年7月に不起訴処分にされた。検察側はただ「嫌疑不十分」と言うだけで、詩織さん側に詳しい説明はまったくなかったという。また「準強姦罪では第三者の目撃やビデオなど直接的証拠がないと起訴は難しい」と言われたというが、詩織さんの代理人弁護士は「ありえない。否認事件でも起訴されて有罪になったケースはたくさんある」と、明らかに捜査が不適切であると指摘している。

 このあまりに不自然な捜査当局の動きのなかで、疑われているのが安倍官邸による介入だ。

「週刊新潮」の直撃取材で、このとき山口氏の逮捕取りやめを指示したのは、当時の警視庁刑事部長の中村格氏であることがわかっている。中村氏は現在、警察庁の組織犯罪対策部長の職にあるが、第二次安倍政権発足時に菅義偉官房長官の秘書官をつとめて絶大な信頼を得ており、いまも「菅官房長官の片腕」として有名な警察官僚だ。

 さらに「週刊新潮」の第二弾記事では、山口氏が首相官邸、内閣情報調査室幹部に事後対応について直接相談までしていた可能性が浮上。山口氏が「新潮」からの取材メールに対して誤送信したメールには、〈北村さま、週刊新潮より質問状が来ました。〇〇の件です。取り急ぎ転送します。〉(〇〇は詩織さんの苗字)と記載されていたのだ。「週刊新潮」はこの「北村さま」が、“官邸のアインヒマン”の異名をもつ安倍首相の片腕、北村滋内閣情報官のことだと指摘している(山口氏は否定)。会見のなかで、詩織さんは質問に対してこう話していた。

「私の知りえない何か上のパワーがあったと思っています」
「やはり、捜査にあたるべき警察が『起訴できないので示談をしたほうがいい』と話をもちかけて、彼らの紹介する(現在の代理人とは別の)弁護士の先生に連れて行かれたというのは、何かしらの意図があったのではと思います」

 明らかに不自然にもみ消された山口氏のレイプ事件。今後も、官邸の息のかかった捜査介入疑惑を徹底追及していかねばならないのは言うまでもないが、もうひとつ強調しておきたいのはマスメディアの態度だ。いくつかのマスコミは、詩織さんの実名・顔出し会見を受けてこの事実をようやく報じ始めたが、この間、「週刊新潮」の報道に対して、山口氏を盛んに起用してきたテレビ局は完全に無視を決め込んでいた。

「今回、この件について取り上げてくださったメディアはどのくらいありましたでしょうか? 山口氏が権力者側で大きな声を発信し続けている姿を見たときは、胸を締め付けられました。この国の言論の自由とはなんでしょうか? 法律やメディアは何から何を守ろうとしているのか、と私は問いたいです」(詩織さん)

 山口氏は「新潮」の報道後、マスコミから姿を消し、会見を開くこともなければ、ちゃんと世間に説明することも放棄している。テレビ局は山口氏の責任を問うこともなく、「新潮」が報じた官邸と事件の“接点”についても見て見ぬ振りをした。詩織さんの言うように、この国のメディアはいったい、誰を守ろうとしているのか。いま、その真価が問われている。