異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

【沖縄高江】<警察機動隊暴力> 汚い言葉も日常化!お前、気持ち悪い 側に来るな。のけこら、殺すぞ。調子にのるな、やったるぞ(笑いながら)…

2016-09-29 14:24:07 | 沖縄

 【沖縄高江】<警察機動隊暴力> 汚い言葉も日常化!

画像に含まれている可能性があるもの:1人、帽子、カメラ、屋外
 
Makoto YasuさんFBより

警察の方 見てたら現場の跳ね返りに注意や指導してよ、かりにも公務という意識があるのなら、
いや最低限、
仕事としてやっているのなら 市民に向かって

・意地があるなら殴ってみろ...(これは私も言われたことある)

・お前、気持ち悪い 側に来るな

・調子にのるな やったるぞ(笑いながら)

・のけこら、殺すぞ

・いてまうぞ

・腕を捻られ泣いてる女性に向かい笑いながら、
やったるぞコラ
って公務中に挑発や侮辱するのをやめさせて下さい。

(本人同意済みの写真をアップします。発言は全てが彼のものではありません。)

 

 

 

 

 


【沖縄・高江】首が絞められると訴えたのに…笑う警官 ロープで抗議市民拘束/高江に来てください。助けが必要です(小口 幸人)

2016-09-29 14:23:08 | 沖縄
え?人をロープでつるしたんですか??紐を結わえてひっぱたということ??
 
 そうです。座り込み時に四肢を、持たれて崖下まで運ばれ自分で歩いて登らない限り獅子を持たれたままロープて腰を縛ったり上から釣り上げていた。体重のある人は途中でずり落ち、木にぶち当たって傷。ある女性翌日も腰回りにロープによるあざ跡が残っていました。ひどいものですFBコメントより)

沖縄タイムス プラスhttp://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/64226より転載

「首も絞まっちゃうよ」笑う警官 ロープで抗議市民拘束

 沖縄県東村高江周辺の米軍北部訓練場内ヘリパッド建設に抗議する市民らを警察機動隊員らがロープで縛り、拘束した。中には、笑いながら「首も絞まっちゃうよ」と対応した警察官もいたという。市民らは「こんなやり方は初めて。絶対許せない」と怒りに震えた。

 市民らによると、約20人が訓練場内で抗議行動。十数人がH地区わきの高さ10メートル以上ある急斜面の伐採地で座り込みなどしていた際に縛られたという。

 女性は「首が絞められると訴えたのに、『声が出ているから大丈夫』と言われた。ひどい」と批判。拘束の際に左足首をねんざした50代男性は「救急車を呼んでと言っても対応しなかった」と憤る。引き上げる際に警察官が足を滑らせて、男性は切り株に腰を強打。「こんな危険な場所でこんな乱暴なやり方があるか。警察は市民を守るのが仕事のはずだ」と強調した。

 ロープで縛る行為について28日夜まで沖縄県警本部にも報告はなく、一部の幹部からは「本当にそんなことしたのか?」と戸惑いの声も。日米地位協定で米軍に管理権があるにもかかわらず、県警が市民を事実上拘束する権限を行使できるかについて「微妙な部分がある」との指摘も上がった。

 ある県警幹部は、事実を確認していないとした上で「基地内は米軍の同意がなければ逮捕できない。ロープで巻き付けるのは事実上の逮捕行為と取られる可能性もある」と疑問を呈した。

 市民側の小口幸人弁護士は「ロープで縛ることは、身体の自由を拘束する危険な行為で、通常は逮捕・監禁罪に該当する。県警は『安全確保の措置』と言うが、こんな行為を直接許す法律はない。特別公務員職権乱用罪などに問われることもある」と県警の手法を厳しく指摘した。

 

***********************

口 幸人弁護士FBより
 
笑いながら「首も絞まっちゃうよ」と対応した警察官もいた。関連記事ではそう報じられています。

ロープで縛って現場から引き離す強制排除。これを合法だという警察。この国は大丈夫ですか?
ヤクザでもやらんわ!!

...

あなたの町でもこんなことが起きそうですか?
もし「沖縄だから」と思うなら、それは差別です。その気持ちが現状を生み、警察の暴走を助長追認しています。
高江に来てください。助けが必要です。

現場で木を伐採している。これに反対するため、木が落ちてくる谷底に座り込む市民がいる。そう、彼らは文字どおり命を懸けているんです。言葉の綾ではなく文字どおりです。私はそれを何度も痛感しました。
このとき警察がすることは、いや「人間」のすることは、作業を続けさせて市民をロープでグルグル巻きにして強制排除することではなく、工事を止め市民を説得することです。少なくともその日はそうして、翌日同じところに座り込まれないように対策することです。
たった一日、あるいは数時間の作業と、人の命を尊厳を人権を、どちらの方が重要か大事かがわからない奴らは警察官として相応しくない。
その判断は許されない。警察は必要な捜査をして送検し検察官に判断を委ねるべきです。そうしないなら、君らは単なるならず者だ。

 

沖縄タイムス プラスhttp://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/64204より転載

機動隊、抗議の市民をロープで縛る 米軍ヘリパッド建設

米軍北部訓練場内で抗議行動する市民をロープで縛る警察官=28日午後(提供)
米軍北部訓練場内で抗議行動する市民をロープで縛る警察官=28日午後(提供)

・・・・ 市民らによると、十数人がH地区脇の高さ10メートル以上の急斜面で座り込みなどしていた際、機動隊員らが数人がかりで一人一人を押さえて上部から垂らされたロープを胴体に巻き、数人で抱えて引き上げたという。現場には隊員ら100人以上がおり、市民らは引き上げた後も長い人で1時間以上囲い込まれたという。

 縛られた市民らは「引き上げられる時に首も締まり、息苦しかった」「ロープが食い込み、すごく痛かった」と憤った。

 

 

 

在特会敗訴の裁判からなにを学ぶべきか 〔香山リカ 2016.9.28〕

2016-09-28 19:10:14 | 差別 レイシスト カウンター

 香山リカ オフィシャルブログ http://lineblog.me/kayamarika/archives/7558081.htmlより転載

 プロフィール画像

在特会敗訴の裁判からなにを学ぶべきか

 ヘイトスピーチは、それを受ける人にだけではなく、発した側にも“ダメージ”を与える。司法がそれをまた証明した。
 
 27日、ネット上の動画中継、SNS、さらにはリアルでの街宣で差別をあおるヘイトスピーチをされて精神的苦痛を受けたとして、在日朝鮮人ライターの李信恵さんが損害賠償を求めていた裁判で、大阪地裁は被告の在特会とその元会長の桜井誠氏に77万円を支払うように、という判決を下したのだ。たいへんに喜ばしいことだ。
 判決は、上記での桜井氏らの発言を「差別を増幅させる意図で行われた人種差別」としたが、個人が訴えた裁判やネットでの表現が「人種差別」にあたると認められるのはきわめてめずらしいのだという。

 桜井氏らは、李氏を名指しで「朝鮮人ババア」「不逞鮮人」などと罵っている。
 間違ってならないのは、これは単なる名誉棄損ではない、ということだ。
 たとえば、誰かがネットや街宣で「香山リカはブスなババア」と言ったとしよう。もちろん、私にとってはこれはうれしくない。しかしこの程度でもし名誉棄損で訴えたら、「表現の仕方が意見・論評の域を出ない」として請求が退けられるかもしれない。ひどい悪口だがそれで社会的評価を貶めるほどではない、ということだ。これがもし、「カヤマは医師免許もないのに医療活動を長年やっている」とか「カヤマは殺人罪で獄につながれていたこともある」となると、ウソでありさらにそのことで仕事の評判が落ちるなどの実際の不利益が生じる可能性があるので、名誉棄損が認定されて被告側に損害賠償が命じられるかもしれない。

 では、李氏への先ほどの誹謗中傷はどうだろう。もしかしたら、「被害の程度で言えば、『殺人罪で獄に』に比べれば『朝鮮人ババア』のほうが『香山はブスなババア』と同じような他愛もない悪口じゃないか」と思う人もいるだろう。

 ところが、これは違う。
 李氏への暴言は、彼女が朝鮮人だからこそ投げかけられたもので、彼女自身の個性などに対してのものではない。桜井氏らは、李氏というよりは朝鮮人じたいを蔑み、排除する方向に持っていくために、こういう言い方をしたのである。これは明らかに、李氏の個人的な仕事に対する批判(たとえばライターの彼女に向かって『このあいだの原稿は最悪』と言うなどの過激な評論)ではない。むしろ彼女をシンボルにして、朝鮮人や韓国人全体にレッテル貼りをし、排除しようとしているのだ。
 これこそ、人種、民族などの属性での差別を煽動するヘイトスピーチであり、日本が批准している人種差別撤廃条約に反するものにほかならない。

 裁判で、「これはただの悪口ではない。人種差別にもとづく差別発言だ」と認めてもらえたのは本当によかった。
 
 ただ、裁判そのものは原告にとってもたいへんな消耗とリスクを生むものだ。
 とくに李氏は女性ということもあり、裁判を起こしたことじたいで、差別主義であることをひとつのアイデンティティとしている匿名のネットユーザーたちから容赦ない攻撃を受けた。
 
 いま民事裁判で名誉棄損はなかなか認定されづらくなっていると聞いたが、今後、この判決が貴重な判例となり、こと人種差別、民族差別の発言は、一般の法律より上位概念といわれる国際法つまり人種差別撤廃条約それにヘイトスピーチ解消法などに基づき、条約や法律に違反していると見なされていくことになっていくだろう。
 もちろん、本来なら「差別はいけない」と学習し、心の底から差別発言を訂正し、謝罪するのが筋だ。

 ここで、そこまでの理解力や咀嚼力がない人たちには、とりあえず言いたい。
 差別は結局、本人の首を絞め、たいへんな金銭的損害ならびに社会的損害を与えることになるのだ。一瞬、溜飲を下げたいがために、裁判に負けて損害賠償を払わなければならず、「裁判に負けた差別主義者」とまわりから一生、白い眼で見られることになる。
 そんな代償を払ってでも、あなたは外国人を差別し、罵りながら日本から追い出すような発言をしたいだろうか。
 人種、民族差別はお金にならず、そればかりかたいへんなイメージダウンなのだ。

――え、オレをそうやって脅かすのか?オレの人権を守れ!
 そんな声が聞こえてきそうだが、その人たちには言いたい。
 民族などの属性を変えるのはむずかしいが、「アイデンティティがわりの差別主義」などすぐにも捨て、変わることができるはずだ。
 「差別主義はカネにならない」と学んだ人には、いまこの瞬間に悔い改め、差別主義から足を洗ってほしい、と思っている。

 

 ************************

 

 

 

                                                                          テレビ画像by田中 隆夫さんFB

 

 

 

 


<新潟に新しいリーダーを!>米山隆一県知事候補第一声 9/29(木)8時30分から 新潟駅万代口 /政見放送収録原稿(ブログより)

2016-09-28 18:36:58 | 都知事選 県知事選 市長選

米山隆一県知事候補第一声
29日(木)8時30分から 新潟駅万代口です。ご参加を!

 

http://www.election.ne.jp/10840/99217.html

政見放送収録原稿

  • 米山 隆一   2016/9/27 23:55:25

本日は政見放送の収録でした。1日で4件の収録を終えた後、2社のインタビューで、話疲れてしまいました。とはいえ、私はやっぱり政策を語りたがりで、話だすと、スタッフの方から「そろそろ終わりに…。」と言われるまで答えてしまうところが困りものです。小泉さんを見習って、シンプルに回答しないといけません(笑)。

政見放送の原稿は以下の通りです。
写真は撮影前のメイク風景、収録時(リハーサル)、そして4局終わった後の達成感あふれる笑顔です(笑)。

 


---------以下政見放送原稿------------ 

 

 今日は。米山隆一です。新潟生まれ新潟育ちの49歳、医師・弁護士です。新潟県の新しいリーダーとして、県民の命と財産を守り、子供たちの未来と故郷新潟の発展のためにこの身を捧げたいとの思いから、この度新潟県知事選挙に立候補いたしました。

 

 今回の知事選の最大の争点は、何といっても柏崎刈羽原発の再稼働問題です。あの福島原発事故で、多くの人があまりに過酷な被害を受けました。あの時からもう5年が経過していますが、今も、事故収束の目途は立っていません。私は、原発事故原因の徹底的な検証、原発事故が私達の健康と生活に及ぼす影響の徹底的な検証、そして万一原発事故が起こった場合の安全な避難方法の徹底的な検証の、三つの検証がなされない限り、原発再稼働の議論を始めることはできないという泉田知事の路線を受け継ぐことを、県民の皆さんに、はっきりと、お約束いたします。それが、県民の皆様の命と健康、そして故郷新潟と子供達の未来を預かる、新潟県の新しいリーダーの、現在と、そして未来に対する責任です。

 

 県政の課題は、勿論、これだけではありません。私は新潟県の新しいリーダーとして、県政の様々な課題の一つ一つに、真摯に、丁寧に、全力で取り組ませて頂きたいと思います。
 子育て支援、医療、介護は、新潟県のとても重要な課題です。
新潟県は今、人口減少に悩んでいます。お母さんたちが、働きながらでも、安心して子供を産み育てることができる環境を是非作らなければなりません。
 新潟県は今、医師が足りません。地方に住んでいるから、地域に医師が足りないからという理由で、救えない命があってはなりません。私はこの新潟県で、中央と変わらない医療を受けられる体制を是非作りたいと思います。
 介護は今、日本全国で危機に瀕しています。私が医師として地域の皆様に寄り添って活動する中で、老老介護の悲惨な現場も目撃しました。5年後10年後、皆さんのお父さんお母さん、御爺さん御婆さん、そして皆さん自身が、十分な介護を受けられる保証はありません。私は新潟県の介護体制を整備して、すべての人が安心して十分な介護を受けられる体制を、全力で作ります。
 新潟県の農業にとって大きな問題をはらむTPPが、今国会で審議されています。新潟県のリーダーとして私は、まず徹底的な情報開示を求めると同時に戸別所得補償制度の復活など具体的で実効的な対策を国に求め、TPPから新潟の農業を守ります。
 新潟県は日本海の表玄関として大きく発展する可能性を持っています。私は、新幹線と新潟空港のアクセスを高め、県内の交通ネットワークを改善し、新潟県の利便性を上げて雇用を増やします。そして頑張る企業、特に中小企業を支援して最低賃金を上げ、誰もが豊かに働ける新潟県を作ります。
 新潟県は素晴らしい自然環境と、温かい人に恵まれています。私は、県政の情報を幅広く開示し、県民の皆様の声を聞いて、より住みやすい街を作り、誰もが豊かに暮らせる新潟県を作ります。
その全てが、新潟県の新しいリーダーが果たすべき現在と、未来への責任なんです。
 そして最後にもう一つ、私が果たすべき、最大の責任があります。それは、教育、教育、教育です。新潟の未来を作るのは、日本の未来を作るのは、新潟に育つ子供たちです。私は新潟に育つすべての子供たちが、一人一人の希望に応じて、豊かな教育を十分に受けることができる体制を作ることを約束します。

 

 故郷新潟の現在と、子供たちの未来のためにこの身を捧げ全力で頑張ります。現在と、そして未来への責任を果たす、新潟の新しいリーダーとして、私米山隆一を選んでいただけますことを、心よりお願い申し上げます。

 

 ****************:

新潟知事選で米山氏推薦=生活

 任期満了に伴う新潟県知事選(10月16日投開票)で、生活の党は28日、無所属新人で医師の米山隆一氏(49)の推薦を決めた。 (2016/09/28-16:07時事)

 

 

 


安倍首相 「北方領土返ってくるぞ解散」を仕掛けるか 〔週刊ポスト2016年10月7日号〕

2016-09-28 17:38:38 | 政治 選挙 

NEWSポストセブンhttp://www.news-postseven.com/archives/20160928_451240.htmlより転載

安倍首相 「北方領土返ってくるぞ解散」を仕掛けるか

2016.09.28 07:00

北方領土返還で描くシナリオは

 

 北方領土問題について、これまで「4島(国後、択捉、歯舞、色丹)一括返還」を唱えてきた安倍晋三首相が、外交的功名心から方針を転換し、ロシアのプーチン大統領に歯舞、色丹の「2島先行返還」で譲歩しようとしていると見る向きもある。  そんな安倍首

 北方領土問題について、これまで「4島(国後、択捉、歯舞、色丹)一括返還」を唱えてきた安倍晋三首相が、外交的功名心から方針を転換し、ロシアのプーチン大統領に歯舞、色丹の「2島先行返還」で譲歩しようとしていると見る向きもある。

 そんな安倍首相には12月に行われる日ロ交渉を成功させなければならない事情がある。

「地球儀外交」を掲げて世界100か国以上を訪問したものの、大きな成果がないばかりか、北朝鮮との日朝交渉は完全に暗礁に乗り上げ、「私の任期中に拉致被害者全員を帰国させる」という公約達成は絶望的になっている。

 日ロ交渉でも日本側は経済協力を決定しており、領土ゼロ回答だと「外交の安倍」の面目丸つぶれとなってしまう。

 それだけに、2島返還は事実上の譲歩ではあるが、日清戦争勝利のシンボルである春帆楼(下関の料亭旅館)での会談をセットすることで、日ロ平和条約は“第二の下関条約”であり、領土を取り戻す外交的勝利だと思わせる演出にこだわった。

 しかし、国内には「2島先行返還では国後、択捉が永久に戻ってこなくなる」という反対が根強い(かつて北方領土の段階的返還論を唱えた鈴木宗男氏は失脚に追いこまれた)。安倍首相が2島返還で合意すれば、当然、反対派から“弱腰外交だ”という批判が予想される。そこで解散・総選挙を打つことで、批判をかわす。

「総理としては批判は望むところではないか。『4島一括返還』の建前にこだわっていつまでも領土が返ってこないのがいいのか、まず歯舞、色丹だけでも返還させて交渉を前に進めるべきかを国民に問うことができる。

 新聞の世論調査では6割以上が柔軟な対応を望んでいるから、北方領土交渉を争点にすれば勝算は十分あると踏んでいる」(官邸筋)

 前回の解散で消費税増税先送り反対派の批判を封じ込めたのと同じ手法であり、“増税しない解散”の次は、“北方領土返ってくるぞ解散”というわけである。

 領土問題を掲げることが選挙の大義になり得るのか疑問が残るが、選挙で自分に有利な争点を掲げるのが安倍首相の「勝利の方程式」だ。政治評論家・有馬晴海氏が指摘する。

「安倍政権のこれまでの解散に果たして大義名分があったでしょうか。消費税では国民に増税を認めてもらうために解散するならわかるが、現状のまま増税しないことを大義に解散して大勝した。とても解散する理由になっていないが、勝てるなら口実は何でもいい。国民が反対しにくい北方領土返還なら申し分ないでしょう」

 外交の行き詰まりを打開するためにプーチン大統領と「2島返還」で手を打ち、それを口実に来年1月に衆院を解散、3月党大会で一気に総裁任期延長を承認させて「明治維新150周年事業」(※総裁任期後の2018年10月に山口県で行われるイベント)を首相で迎え、歴史に名を残す。そんなシナリオが動き出そうとしている。

※週刊ポスト2016年10月7日号