大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

Barbara(日本橋)

2005年03月19日 01時03分09秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 今年前半のテーマは魚介類、鮭については引き続き日本酒のメンソールが見つけた店。前回、『海馬』に行った帰りに場所は確認してたんで、迷わずにたどり着けた。

 ネタをばらすと、黒門市場で、魚の卸業をされてる井上さんのストレス解消のための店らしい。およそ、魚屋というイメージからはかけ離れたお洒落な外装。カフェのようでもあるけど、お洒落&創作系居酒屋か、そうでなければビストロかトラットリアといった感じ。メンソールは19:00ごろに行ったんだけど、あっという間に予約席で満席になってしまった。

 メンソールはカウンターに座って、まずはしろワイン。メニューは手書きのものがあるんだけど、ちょっと力が抜けたかな。というのは、魚屋さんが母体の魚介類を売り物にしたお洒落系居酒屋となれば、定番ものはもちろんのことながら、普段はお目にかかれない珍魚や、漁師ならではのダイナミックな料理法とかに興味があったんだけど、メニューのうちで魚系のものは1/3程度。あとは、鶏肉&牛肉系やご飯系やパスタ系など、別にここでなくても食べれるわな的なフード。とりあえずは、お勧めメニューの中からブリのカルパッチョと焼きかますご。このころメンソールは二杯目の日本酒に移行していた。ブリには脂がしっかりのっているんだけど、乗せられている大根&人参のなます状のものがその脂身を緩和してくれている。しかも、使われている岩塩を、ときおり噛み砕くときのあごへの刺激が心地よい。辛い物好きのメンソールには嬉しいことに、添えられているのがハラペーニョ。この辛味が旨い具合にブリの脂身を中和してくれたりする。

続いての酒は、店主曰く、ラムのような焼酎。メンソールはこれをストレートでやる。非常に残念なことに、キッチンがものすごく狭い。以前はスナックとかじゃなかったのかなと思うほど。なので、あまり手の込んだ料理は難しいみたいで、かますごも家庭用オーブントースターといったもので焼かれていた。なので、話題としては面白い店だと思うけど、あまり魚料理の豊富さと奇抜さを目指していくと、その期待と意気込みを外されてしまうかもしれない。


 店を出るころには雨がぱらついてたんだけど、そのままメンソールはみっちゃんの店へ。例によって指定席のようになっている席に座る。

みっちゃん 「メンソール、久しぶりやな。元気やったか?」
メンソール 「あんまり元気ないかもしれん」
みっちゃん 「どうしたんや?。ところで、ビオワインの娘はどうなったん?」
メンソール 「あの娘とは、合わんかも知れん」
みっちゃん 「えっ、もう抱いたんか?」
メンソール 「なんで、そうなんねん。まだ、手もつないでないわ」
みっちゃん 「へぇ…。まぁ、これでも飲んどき」

 みっちゃんが出してくれたのは、柔らかくほのかな泡。

みっちゃん 「メンソール、慎重やな。ひょっとして本気か?」

 みっちゃんの問いかけにはこたえず、メンソールはグラスの中をか弱くはかなげに立ちのぼる泡を見つめた。そして、一口。泡ってあんまり飲む機会がないけど、やっぱりこれって幸せな瞬間だなぁ、と思ったりする。恋愛モードに入ってるメンソールの頭の中にあるのは、赤ワインかココアなんだけど、ふとニュートラルに入ったときに、思い出したように泡を飲んだりするときの心地よさと快感は、それがまたはかなく弱々しいだけに暖かく優しく感じられたりする。こうしてメンソールの週末が始まろうとしていた。



(店 名) Barbara
(ジャンル) 魚屋
(所 在 地) 大阪市中央区難波千日前5-30
(電 話) 06-6636-0315
(営業時間) 17:00-23:30
(定 休 日) 日祝
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