大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

庵(蕎麦/布施)

2006年11月03日 20時36分45秒 | 麺類
 布施にセクシーなフレンチがあるというのは、かなり前から聞いてたんで、ちょいと偵察に行ってきた。商店街に面したあまり飾らない、かわいい店構えのフレンチだったけど、今日はとりあえず場所を確認するだけでOKなので、そのまま商店街を、今度は北に向かう。商店街を抜けたところを、少し右(東)に行くと手打ちそばの店『庵』がある。黒塀がそのまま残る旧家といった感じの店で、扉を開けると電動石臼が回っていて、奥では、そばを打っているところが見えたりする。メンソールが行ったのは13:00頃。少しピークをずらしたつもりだったんだけど、すでに二組のウェイティングがあって、20分くらいのウェイトとなった。メンソールがなぜそばを食べに北かというと、前日飲み過ぎたからだ。蕎麦に含まれるルチンという成分が、飲み過ぎたときの肝臓には効果的だといわれてる。

 ダイニングにはいると、そこはピアノと本箱の置かれた洋間で、八人がけくらいの大きなテーブルがある。その隣が六畳間の座敷になっていて、ぎりぎりで四人座れるくらいのテーブルが三組ある。まさに、店主のお宅におじゃましているといった感じ。日本酒はあるが、残念ながら、そばがきといった酒の肴になるようなメニューはない。ざるそばの値段は、一斤が700円、一斤半が1,000円、二斤が1,300円。ほかに、おろし蕎麦、山かけ蕎麦店ざるなどがある。

 席に着くとおしぼりと蕎麦茶が運ばれてくる。メンソールは一斤半をオーダーした。座敷の箸の方にはポットが置かれていて、蕎麦茶のお代わりはセルフサービスとなる。蕎麦は三タテと言って、挽きたて、打ちたて、茹でたてが旨いとされてる。ここでは、オーダーが入ってからゆで始めるので、オーダーしてから蕎麦が出てくるまで若干の時間がかかる。

 薬味は刻みネギとわさび、大根おろし。そして卵黄。卵黄といってもウズラ卵ではない、鶏卵の卵黄である。まずつゆを一口すすってみると、やや軽い目でシャープな印象。醤油系の味はあまり主張してこないように思う。メンソールは、旨い蕎麦にはつゆは不要だと思っているので、まず蕎麦だけをすすってみる。塩があれば、塩を振って食べてみるんだけど、塩はなかったので、箸先にわさびを付け二口目をすする。次に大根おろしに軽くつゆを湿したものを蕎麦に乗せて三口目。このあたりの味の変化はなかなか楽しめる。次につゆをふんだんに使ってみる。江戸流の食べ方では邪道の域にはいるらしいが、メンソールはあまりこだわらない。そして最後に卵黄をつゆに入れて、蕎麦に絡めながら食べてみる。蕎麦に卵黄なんて合わないような気がするんだけど、あうんだな。不思議と…。昔、卵がまだ高級だったときの贅沢な気分と言うことで、卵黄を添えるらしい。

 メンソールが店を出たのは14:00くらいだったかと思う。それでも次々と客が入ってくる。人気の店らしい。メンソールとしては、昼間からそばがき食べながら日本酒をゆっくり味わい。締めに蕎麦を食べると言ったことをしたかったんだけど、この店ではそれは無理そう。しっかりと蕎麦を味わうのに専念するしかない。メンソールのあとから、常連かと思われる一人客が入ってきて、メンソールと同じオーダーの仕方をしたのでちょっとびっくりした。蕎麦って二斤くらいは食べれちゃうので、二種類の蕎麦をオーダーして時間差をつけて、最初の蕎麦を食べ終わった頃に次の蕎麦を出してもらったりする。たとえば、ざるそばとおろし蕎麦とか…。店側にとっては、客の食べ進み具合をチェックしておかないといけないので大変だとは思うんだけどね…。



(店  名) 庵(いおり)
(ジャンル) 蕎麦屋
(所 在 地) 東大阪市長堂1-29-12
(電  話) 06-6781-0357
(営業時間) 11:00-15:00、-19:00(日祝)
(定 休 日) 月曜日



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家庭旬菜あとり(総菜系居酒屋/北浜)

2006年11月03日 17時02分19秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 今まで食べたことのないあじと評判のカレーショップの話を聞いたので、行ってみたら、なんと閉店(グランドクローズ)してた。仕方がないのでぶらぶら歩いていたら、見つけてしまった店。正直なところ、OLホイホイの異名があるらしい北浜の『eze』にでも行こうかとは思ったんだけど、一人では入りにくいのでやめた。

 店は、カウンターのみの割烹風だが、メニューに載せられているフード類は総菜的なものばかりで、値段の方も一番高いもので700円とリーズナブル。アルコール系は日本酒が五種類くらいと焼酎が十種類くらい。店のサイズからして、それほど多種多様な取りそろえを期待するのは酷だと思う。メンソールは、今年のテーマを律儀に守ってビールはとばして日本酒(男山)から…。

 突き出しとして出されたのが筑前煮。蓮根、椎茸、ゴボウ、人参、筍、さやインゲンなど彩りも良いが、素朴な味で旨い。特に蓮根が絶品。蓮根は、噛んだときの歯ごたえがシャキッではなくて小芋を食べたときのような感触に仕上がってる。なかなか良い。

 この日のメンソールは、アルコール系を控えてご飯系の構成にしようと思ってたんだけど、条件反射的にとばチップをオーダーしてしまった。このあたりは酒飲みの浅ましさか…。豚肉系とか鶏肉系とかのメニューが気になったんだけど、それよりも気になったのが薩摩揚げのポン酢風味だったので、これをオーダー。薩摩揚げは刻みネギが大量にのせられているのと、ポン酢の味とよく引き立て合っている。メンソールは、酸味の強いポン酢が好きで、ダシの味が強かったり、醤油味が強かったりするポン酢はあまり好きじゃないんだけど、薩摩揚げとの相性が良かったので、ポン酢の味をあまり気にすることなく食べれた。

 とばを食べ終わったところで、おにぎりをオーダーした。稲庭うどんとどちらをオーダーするか最後の最後まで迷ったんだけど、具だくさんみそ汁をオーダーしたかったので、みそ汁との相性を考えておにぎりにした。おにぎりは大きめのものが二つで、三種類の香の物が添えられている。具だくさんみそ汁の方は、どんぶり蜂くらいの器に、大根、キャベツ、椎茸などの具が入れられている。みそ汁と言うよりは、みそ味の一人鍋といった感じ。味付けの方は、若干控えめかと思うけれど、具材のことを考えればちょうどいい。

 客はメンソール一人だけだったということもあるのかもしれないが、サービングは早いと思う。味の方も、値段設定から見ればかなりリーズナブルだし、もう少し遅い時間なら、北浜界隈の会社員でにぎわうのかもしれない。ちなみにBGMはジャズ。

 メンソールは、最初ではなく最後の仕上げとしてビールを飲む癖があったりする。この日も最後は生ビールをオーダーした。う~ん、惜しい。DMS臭がある。ビールサーバはしっかりと洗浄してほしいかも…。唯一の難点なので、何とか改善してほしいかな。



(店  名) 家庭旬菜 あとり
(ジャンル) 総菜系居酒屋
(所 在 地) 大阪市中央区今橋1-4-8 北浜かわしまビル一階
(電  話) 06-6231-2951
(営業時間) 18:00-23:00
(定 休 日) 土日祝


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どぶ六九(ホルモン焼き/三津寺)

2006年11月03日 11時20分40秒 | 
 言わずとしれたホルモンの店。店主は、プロレス団体でも活躍中のポポさん。そのポポさんが、子供の頃に食べてた味を再現したホルモン焼きが食べれる。ホルモン焼きには、キムチ入り、油かす入りなどのバリエーションがある。もう一つの名物が、ホルモン入りの焼きそば、こちらもキムチ入り、油かす入り、キムチ&油かす入りのバリエーションがあって、どれも美味しそうなので、メニューからセレクトするのにかなり悩み、唸った。

 味の方は、子供の頃に食べた記憶のある懐かしい味がする。ボリュームはそれほどないような気がするんだけど、食べ終わる頃のは少し苦しくなってきたりもする。酒類の方は、ビオワインとかどぶろくとかも置かれているが、ボトル買いになるので、かなりお得。もう一つ、行ったら絶対にオーダーしろと言われていたのが超辛ホットドッグ。ソーセージと並んでハラペーニョが入ってるんだけど、辛い物好きのメンソールにはちょっともの足らなかった。

 壁に貼ってあるポスターはプロレス関係のものが多く、店内で交わされる会話もなかなかにディープだ。24:00をすぎたあたりから、近隣の飲食店のマスターやら女将やらでにぎわうらしい。料理の味付けは、しっかり目にしてあるのは、すでに飲んでいる客の口に合わせたものでもあるらしい。

 しかし、素朴な疑問。ポポさんは、いつ練習してるんだろう。


(店  名) どぶ六九(どぶろっく)
(ジャンル) 河内ホルモン&バー
(所 在 地) 大阪市中央区心斎橋筋2-7-11 日宝ロイヤルビル一階
(電  話) 06-6214-0269
(営業時間) 18:00-29:00
(定 休 日) 無休


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