大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

和亭(鮮魚系居酒屋/谷四)

2009年03月01日 19時59分15秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 きっかけは2009年1月5日(月)のことだった。この日はメンソールの初トレーニングの日となるはずだったんだけど、何となく気力が充実してこなかった。でも、せっかくの2009年のスタートを、このまま帰宅して終わりにしてしまうのももったいなかったので、乃南に連絡を入れてみた。
 
 「飲みに行かない?」
 「いいですけど、どこですか?」
 「谷四」
 「わかりました」
 
 
 その後、リピートしないことで有名なメンソールが、今年に入って三度目の訪問となってしまった。2008年12月からカウントして、すでに三回リピートしているイタリアンもあるんだが…。
 
 で、三度目の訪問も乃南と訪れた。まずはトリビーで乾杯したところへ。サザエが出される。キモを裏ごしして醤油で溶いたもので食べるんだけど、キモの苦みがなく柔らかな仕上がりになってる。聞くところによると、消化管の部分に苦みがあるらしく、そこを外して裏ごしにするらしい。
 
 日本酒については、お任せ状態になっているというか、その料理にベストマッチしたものを出してくれる。二品目がうれしい。すごく新鮮なシラウオで、シャキシャキした歯ごたえもある。
 
 三品目がウニ。わさびが添えられているけれど、塩も添えてあって、まずウニだけで一口。柔らかくて甘くて、その甘味が延々と続くんじゃないかと思うくらいの余韻がある。わさびを使うのと塩を使うのとでは、微妙にその味わいが異なり、さらに日本酒によっても異なる。
 
 四品目が鯖の白子。メンソールは初めて食べたんだけど、味とか食感とかはちょっと表現しづらい。
 
 五品目ががんがら。身は中の方に隠れているので、爪楊枝を使って引っ張り出す。飲んべえにとっての箸休めと胃言うか、身を引っ張り出せるかどうかで泥酔度が計れたりもする。
 
 さて、六品目があんこうの造り&あんキモ味噌。このあんキモ味噌が絶妙で、これだけでも日本酒が飲めてしまうんだけど、それをあんこうの造りに合わせてあるところがまたリーサルウェポンなところでもある。
 
 七品目がブリなんだけど、熟成ブリ。初めてこの店に来たときにもブリが出てきて、それはそれは美味しかったんだけど、それを凌いで旨かった。熟成ブリなので、熟成させてあるらしい。何とも複雑なうまみが絡み合い、それが長く続く。そして、日本酒に出会うとさらに高まっていくような感じ。
 
 八品目が八角。前から見ると八角形なことから八角と呼ばれているらしい。トビウオの仲間だと思う。これは新ぷりに焼いて供される。
 
 九品目が箸休め的なサルボウの佃煮。十品目がたこの天ぷらで、翌日の飲み会があるんで、かなり抑え気味に飲んでるつもりなんだけど、もう何倍飲んだか忘れてしまった。

 で、いよいよメインのあんこう鍋。具材も旨いけどだしが旨い。麦味噌をメインに使ってあるんかな。最後は饂飩で〆。
 
 まいどのことながら旨かったです。来月早々にも、四度目の再訪の予定です。
 

(店  名) 和亭
(ジャンル) 鮮魚系居酒屋
(所 在 地) 大阪市中央区鎗屋町1-1-10 山大ビル一階
(電  話) 0066-9675-97259(予約専用)
      06-6949-4753(問い合わせ)
(営業時間) 11:30-13:30(月~土)、18:00-23:00(月~金)
(定 休 日) 土日祝
(平均予算) 5,000円
(カ ー ド) 不明
(総 席 数) 14くらい席(カウンター8、テーブル6)
(ブ ロ グ) http://nagomitei.blog.eonet.jp/nagomitei/



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十六夜(泉州旬味/北浜店)

2009年03月01日 18時51分04秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 グランド・オープン直後から知ってたんですけど、鮮魚系の、ちょっと敷居の高い居酒屋かと思ってました。これまでも何度か行く機会があって、2008年の秋には、テラス席の話もあって、機会を狙ってたんだけど、結局行けなかった。
 
 この日の目的は別の店だったんだけど、なんと言ってみたら葬儀のために臨時休業だったので、突然に予定を変更して、『十六夜』へ。
 
 まずはトリビー。オーダーはおすすめに従って、造りの盛り合わせ(マグロ、フグ、サワラ、たこ、太刀魚)に、タケノコの造り、赤舌は一尾を煮付けと唐揚げにする二点セットをオーダーした。
 
 サワラ&フグは、表面をさっと炙ってあり香ばしさがいい感じ。タケノコの造りは新鮮でえぐみはない。
 
 泉州産の鮮魚だけではなく泉州野菜も、犬鳴ポークも一押しと言うことだったので、犬鳴ポークの焼きしゃぶサラダをオーダー。メニューを見回していて不思議に思ったのが、ベーコン&ハニーのピザ。ハニーはもちろん蜂蜜。べーコーンの塩加減と蜂蜜の甘みが絶妙のコントラストと言うことだったのでオーダーしてみた。後はおすすめの椎茸。肉詰めか醤油バター焼きかで迷ったけど、こちらもサジェストに従って、醤油バター炒めとした。
 
 日本酒が緑川の一種類しかないのは辛い。純米と吟醸を試してみたんだけど、純米は造りには合わないような気がする。その後は吟醸一本槍だったので、煮付けとかなら純米の方がよかったのかもしれないが…。その後は、唐揚げに合わせてビールに戻ったり、ピザに合わせて赤ワインを飲んだりと、常時テーブルの上にはアルコール飲料が置かれている状態となった。
 
 ベーコン&ハニーのピザは、不思議な一品。確かにベーコンの塩味と蜂蜜の甘味のコントラストは楽しかったりする。が、生地とのバランスを考えると、プレーンピザのバリエーションと考えた方がいいのかもしれない。
 
 最後は季節限定アイスクリームで〆。オーダーする前に訪ねてみたら、プリン味だそうで、プリン味がどうして季節限定味なのかはちらり悩むところではありますな。
 
 さて、ちょいと敷居が高いと言うことはないです。普通の居酒屋感覚で使えます。価格設定もリーズナブルです。日本酒のラインナップが緑川のみと言うのはかなり痛いところのような気がします。焼酎系はそれなりの品数があったんですけど、鮮魚を食べにきて焼酎というのはもったいないので…。ワイン系も品数は少ないです。フードメニューが泉州沖の鮮魚、泉州野菜、犬鳴ポークを中心に、居酒屋定番メニューまで並んでいることを考えると、アルコール系ももう少し充実させた方がいいような気がします。


(店  名) 泉州旬味 十六夜 北浜店
(ジャンル) 居酒屋
(所 在 地) 大阪市中央区北浜1-1-12 Y'sピア 一階&二階
(電  話) 06-6208-7078
(営業時間) 11:00-14:00、17:00-23:00
(定 休 日) 日祝
(平均予算) 5,000円
(カ ー ド) ほぼ可
(総 席 数) 36くらい席(カウンター6、テーブル10(一階)、テーブル20(二階))

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