大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

酔う亭笑う亭(居酒屋/天一)

2009年03月22日 01時10分11秒 | その他
 2008年の暮れも押し迫った日。メンソールは偶然この店の前を通りかかり、絶対この店は旨いはずだという野生のカンで入ってみた。で、正解だった。
 
 掘りごたつ式のカウンター6席のみで、靴を脱いであがる。一応メニューはあるけれど、何も言わなくても女将がこちらの様子を見ながら料理を出してくれる。この日は、平目のポン酢和えから始まって、酢牛蒡、銀杏、クワイ、ムカゴなどを使ったヘルシー系の料理。巨大ハマグリがでて、自家製のフレッシュチーズへと続いた。このときに、野菜のみのコース料理があると教えられて、再訪問のタイミングを狙っていた。
 
 で、念願の野菜のみのコース料理。予約した時間に訪れると、すでに料理が並べられていて、女将が説明してくれる。こんにゃくの刺身、蓮根饅頭、芽キャベツ、筍饅頭、大豆から作った似非肉、ふきのとうのゼリー寄せ、アスパラガスのごまよごし、トマトのゼリー寄せ、少し酸味をきかせためひじき、筍の木の芽和え、昆布と大根のなます、牛蒡、蕗&椎茸の煮物、揚げ出し豆腐の餡かけ、鋳込み豆腐、タケノコ、ワラビの煮物が並べられている。最近はやりの小皿料理ではなく、それぞれの料理はしっかりとボリュームがあって、食欲健啖な男性でも間食するのは難しいと思う。メンソールも、最後の筍ご飯は箸をつけることさえできず、持ち帰ることとなった。
 
 半分くらい食べ進んだところで、蒸し野菜が蒸籠で出されるが、これがまたすごいボリュームで、トウモロコシ、カボチャ、芋、蓮根、ブロッコリー、アピオスなどをコチュジャンを使った辛い目のタレで食べる。素材の味が感じられるので、メンソール的にはコチュジャンタレではなくて塩で食べたい気もする。
 
 続いては青のりの吸い物、手まり麩が浮かんでいて、ちょいと味は濃いめなんだけど、青のりの独特の味が十分に楽しめると思う。
 
 さらに野菜の天ぷらが出される、タラの芽や空豆など。野菜のみの天ぷらなので、分量がある割には味は軽やか。逆にその分、サラダオイルの味が気になる。さらにさらに、トマトとパラフが出される。パラフは初めて食べたので、何とも表現しがたいんだけど、食感的には海ぶどうで、水分が多く含まれていてみずみずしくて、ちょいと青臭さがあって、不思議な味。
 
 で、最後は筍ご飯。メンソールは、最初のいっぱいのみビールで、後はすべて日本酒で言ったんだけど、燗とか常温とかを最初に告げておけば、料理の進み具合に合わせてセレクトしてくれる。今回は野菜のコースだったので、野菜に合わせてあまり主張はせず、飲みやすい日本酒がセレクトされていた。

 噂によると、女将は松竹芸能の芸人でもあって、繁昌亭にも出演しているとか…。


(店  名) 酔う亭笑う亭
(ジャンル) 居酒屋
(所 在 地) 大阪市北区天神橋1-12-23
(電  話) 06-6881-5523
(営業時間) 19:00-?
(定 休 日) 無休
(予  算) 5,500円くらい
(席  数) カウンタ6席
(予  約) ベター、野菜コースは要予約
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする