大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

芦生(寒ざらし蕎麦/なんば)

2013年01月12日 14時56分05秒 | 麺類
 寒ざらし蕎麦というのは、川の清流に浸してアクを抜いて引き上げ玄関の戸外で太陽と寒風にさらしてから乾燥させた蕎麦で作る蕎麦のことらしいです。寒ざらし蕎麦は希少で、大阪ではこの店でしか味わうことが出来ないと聞いたので、早速出かけてきました。
 
 胃の調子が完璧ではなかったので、蕎麦前は控えめに酒肴盛り合わせと焼き味噌にしました。

 まずは、酒肴盛り合わせですが、美味しい牡蠣が入ったとのことで、メインは左上にある牡蠣です。右上がふろふき大根です。左下は浜納豆みたいな味なんですが、大豆を発酵させたもので、酒好きにはハマってしまうものです。



 
 焼き味噌は、蕎麦の実の食感もセクシーなんですが、ネギと思われるものの食感がいいです。




 蕎麦前としてはもう一つ、漬け物盛り合わせをいただいたんですが、よく漬かっていていい感じです。酒が進むので、日本酒は二つ目をオーダーしたりしました。




 さて、蕎麦なんですが、寒ざらしのもりそば(1,570円)をいただきました。寒ざらしにすることにより、アクが抜けて甘味が増すらしいんですが、確かに仄かな甘味があります。ソバつゆは、カツオの香りが鮮烈&強烈に香り立ちます。醤油に由来すると思われる旨味も十分です。塩が添えられるので、最初は塩で一口、次にネギを付けて蕎麦をたぐります。メンソール的には、蕎麦にとワサビは合わないと思っているのであまり使わないです。




 蕎麦の二品目は山かけ蕎麦です。山かけ蕎麦は、蕎麦だしに大和芋のとろろを載せるものもあるんですが、寒ざらしを食べるのであれば汁無し蕎麦の方が良いということで、汁なしのとろろ蕎麦をお願いしました。




 とろろもの粘度も凄いんですが、蕎麦もそれにぜんぜん負けていません。逆に、もりそばよりもとろろ蕎麦の方が蕎麦の甘味を強く感じます。鮮烈&強烈なカツオの香りや醤油系の旨味にもぜんぜん負けていません。凄いです。
 
 最後にそば湯が出されるんですが、このそば湯がまた旨いです。このところ、非常に濃厚なそば湯を出してくれる店が増えたようなんですが、こちらのそば湯は懐かしいサラサラ系です。でも、漬け汁と良く合います。
 
 
 蕎麦が旨いというのもいいんですが、蕎麦前がいいです。三種類の蕎麦前を食べた訳なんですが、どれも満足がいくものでした。そばざんまいというセットメニューもあったりするので、そちらを楽しんでみたいかなとも思います。もりそばが840円のところ寒ざらし蕎麦が1,570円と、ちらり高いんですが、食べてみる価値は十分にあると思います。
 

(店  名) 芦生
(ジャンル) 蕎麦
(所 在 地) 大阪市浪速区難波中2-10-25 なんばCITY南館一階 なんばこめじるし
(電話番号) 06-6644-2751
(営業時間) 11:00-15:00、17:00-23:00。11:00-23:00(土日祝)
(定 休 日) 無給
(席  数) テーブル24席
(ウ ェ ブ) http://asiu.info/index.html
コメント
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