大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

どおぞの(鯨料理/北新地)

2013年02月16日 14時46分52秒 | 
 春の宴会を開催させていただきました。いわゆる如月会です。開場は、メンバーより鯨料理のリクエストがありましたので、鯨料理の『どおぞの』になりました。本店の方に予約を入れたのですが、あいにくの満席と言うことで、新店です。コース料理をオーダーした際に、本店は、酒肴を出してくれるんですが、新店ではおでんが出てきます。
 
 
 まずは、鯨ですが、これは単なる置物ではなくて爪楊枝入れです。



 
 突き出しは、鯨の有馬煮です。佃煮なんですが、実山椒をが使われています。山椒が有馬地方の名産なので、実山椒を使った料理に『有馬』と付けて呼ぶことが多いです。




 開始時刻に遅れた人がいたので、遅刻しなかった人の特権で、酒肴を逸品オーダーしました。名前は忘れましたが雲丹とちゃんじゃの燻製だそうです。クセになる味で、酒のアテとしてはいい感じです。




 予約していたのはハリハリ鍋コースなんですが、その一品目の造り四種盛りです。左から、赤身、さえずり、鹿の子、本皮身です。コースに含まれているのは四種盛りなんですが、単品では五種盛りが出されます。もちろんですが、五種盛りにあって四種盛りにないものは尾の身です。当然のこととして、お飲みのみを単品でオーダーしたのですが、写真写りが良くありませんでしたので、公開はしません。薬味は、左がばくだい、右がおろし生姜です。




 脱線の一品目は竜田揚げ。ある程度の年代以上の人は、給食で竜田揚げというのが記憶に残っているはずです。個人的には、獣肉の臭みはそれほど嫌いではないので、生姜とか醤油とかで臭い消しをしなくてもいいとは思うんですが、メンソールのように思う方が珍しいんでしょうね。




 脱線の二品目は百畳です。畳百畳分くらいのサイズと言うことなんでしょうが、鯨の胃袋です。これはボイルしたものを酢味噌で頂きますが、クセも臭みのなく、歯ごたえもいい感じです。百尋というのもメニューにあったんですが、残念ですが売り切れていたようです。ちなみに『尋(ひろ)』というのは両手を広げた長さで、それが100個分くらいあるということなら名付けられたんだと思いますが、鯨の小腸です。




 脱線の三品目はベーコンです。説明の必要なないと思いますが…。




 さて、コース料理に戻っておでんです。追加のおでんネタも沢山用意されているんですが、コースに含まれているのは、ころ、赤身、皮身。あとはネギと豆腐。ころなんて懐かしいですねぇ。でも、それよりもダシが旨いです。おでんだけ食べに来たくなる旨さです。




 コースのメイン、ハリハリ鍋なんですが、具材は、赤身、鹿の子、本皮身と水菜。




 当然のこととして、畝須を追加します。畝須はベーコンにする部位です。料理は仲居さんにおまかせです。だしは、かなり生姜がきいています。鯨肉の臭い消しとして生姜を使っていることは分かるんですが、メンソール的にはもう少し生姜を控えた方が好きです。




 鍋のあとは、三輪細うどんか雑炊に出来るんですが、今回は全員一致で雑炊に…。雑炊は、画像的にいまいちなので載せてません。味は旨かったです。鯨肉を食べたあとのだしは、生姜の香りもまろやかになって、いい感じです。雑炊にして良かったです。

 ラストのデザートは酒粕のアイスクリームです。




 
 鯨肉を十分に堪能できます。鯨肉世代にはものすごく嬉しい店だと思います。懐かしい味はするんですけど、やっぱり作りよりは、竜田揚げ、鯨ステーキ、鯨生姜焼き、鯨カツといった食べ方の方が、旨味を十分に味わえるような気がします。おばけをオーダーし忘れたのは残念です。『尾羽毛(おばけ)』ね。辛子味噌と共に供してくれます。




(店  名) どおぞの(新店)
(ジャンル) 鯨料理。
      スッポンコース、てっちりコース、くえ鍋コース、鱧しゃぶコースもあります。
(所 在 地) 大阪市北区曽根崎新地1-5-9 REXビル三階
(電  話) 06-6345-5771
(営業時間) 17:30-26:00(平日)、17:30-23:00(土曜日)
(定 休 日) 日祝
(席  数) 19席
(ウ ェ ブ) http://www.doozono.com/index.html
コメント
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