大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

花音(かのん)(居酒屋、四季旬菜/土井)

2014年11月07日 17時36分56秒 | 居酒屋系(日本酒&焼酎)
 何となく怪しげなんですが、何となく直感で、上手いはずだと思っていた店にやっと行くことが出来ました。とりあえず場所だけ覚えて、営業時間も定休日も分からないままに出かけたんですが、幸運なことに営業してました。
 
 先ずは突き出しですが、この通りの手の込んだものです。手前は鯖鮨。下に隠れているのはたらこで和えたタコです。メンソールは通常、メニューを見たらすぐに構成を決めて何品かオーダーしてしまうんですが、この日はなぜか、ゆっくりすればいいかなと思ったので、食べ終わるまで次のオーダーはしなかったです。




 造りなんですが、大将のお勧めに従って剣先イカです。日本酒については、大正にお任せしました。醤油も添えられるんですが、やはり酢橘&塩で合わせるのが剣先イカの微妙な甘味を感じるには好適だと思います。




 こちらは、なめろうです。かなり接近して取っているので、被写界深度の関係で蓼にピントが合ってます。もっと絞り込むとが被写界深度は深くなるんですが、F3.5でシャッター速度が1/4秒なので、これ以上スローシャッターを切ると手ぶれが心配なので…。時間がゆっくりと進むときって、酒飲みとしてはゆっくりとつまめるアテがほしくなるので、オーダーしてみたんですが、余計に時間がゆっくりになっちゃいました。基本的に、出されたものは出来るだけ短時間で食べきるのがいいと考えています。出された瞬間が最高の状態なので、できる限りその状態でいただきたいと考えているからなんですが、ずっとこのまま、この旨い料理を食べていたいと思ったりして、食べちゃうのが勿体ないという思いと、手元にあるのとは別の日本酒で合わせてみたいと思ったりしました。非常に迫力のある味でした。



 
 フグのあらの炙りものです。フグについては、鍋にするよりはぶつ切りをポン酢で食べるか、あるいは醤油や気にして七味を少し振るかのどちらかが美味しいと思っています。七味は振りすぎるとフグの淡泊な味わいが分からなくなるので、ごく少量に留めるべきだとは思いますが…。でも、酒が進むなぁ。



 
 造りもの、焼き物(炙りもの)と来たので、煮物なんですが、鹿肉の煮物にしました。鹿肉や高麗雉のような野禽料理も出されるそうで、運が良ければ料理が手で絞めたイノシシ肉が供されたりすることもあるようです。



 
 鹿肉が見えないので、手元の皿に移したものです。鹿肉と言えば、大胆に炭火焼きするか、鍋料理にするかなんですが、こうして煮物にするのも独特の味わいがあって美味しいです。胡椒はたっぷりめに効かせてあります。



 
 日本酒が少し余ったので、大将にアテをお願いしたところ出していただいたのがイカの塩辛です。イカの塩辛と言えば、まったり感、もったり感があるものが多いですが、このイカの塩辛はかなりシャープです。危なく、日本酒をもう一合オーダーしかけました。



 
 
 カウンター9席で、大将が一人でやっている店です。常連客が増えてくるのは19:00くらいからだそうですが、初めて行くなら、予約してから行った方が良いと思います。日替わりのおまかせ三品が1,500円。要予約のおまかせ料理は3,000円からです。
 

(店  名) 花音(かのん)
(ジャンル) 四季旬菜(居酒屋)
(所 在 地) 大阪府守口市馬場町1-5-1
(電  話) 06-6991-1077
(営業時間) 17:00-24:00
(定 休 日) 不定休
(席  数) カウンター9
(カ ー ド) 不可
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香格里拉(しゃんぐりら)(中国東北部料理/枚方)

2014年11月07日 09時25分48秒 | チャイニーズ
 芳子姐さんに教えてもらったというのもあるんですが、中華料理の中では中国東北部の瀋陽料理、以前の呼び方では満州と呼ばれるあたりの料理を出してくれる店だと言うことで、行ってきました。このあたりは、スナック街なんですが、しばらく前からしっかりとした飲食店も何店か見られるようになってきました。

 まず突き出しが出されます。左がザーサイ、ブロッコリー、パプリカ。右がピーナッツなんですが、これがビールに合います。突き出しをお代わりして、延々と、ゆっくりとビールだけ楽しみたくなったりします。




 第一にオーダーしたのがハルピン酢豚です。これとは別の普通の酢豚もあるみたいなんですが、味付けが違うようです。どれくらいのボリュームで出てくるかが分からなかったので、ハルピン酢豚と普通の酢豚の両方をオーダーすることは控えましたが、甘酢色が薄くて量が控えめで、甘さ控えめな感じでした。




 中国東北地区の料理が楽しめると言うことであれば、羊肉は必須なので、何種類かある中で、クミンを効かせた羊肉の炒め物をオーダーしました。画像で見ると分かるとおりで、クミン・シードが大量に入っています。唐辛子も使われていますが、辛くはないです。それよりも、クミンの香りが漂う感じです。



 
 胡瓜と豚耳のサラダです。羊肉と同時にオーダーしたので、こちらを先に持ってきてほしかったりはしたんですが、羊肉の後になりました。あっさりとした味付けなんですが、ビールに合います。このあたりは、ビールと紹興酒を同時並行で飲んでたんですが、ビールの方が合わせやすいと思います。



 
 豚、羊と来たので、今度は海老です。エビチリやエビマヨネーズではなく、海老とセロリの甘煮をオーダーしてみました。



 
 続いては鶏肉とカシューナッツの炒めものです。



 
 香辛[魚尤]絲は香辛に引かれてオーダーしてしまいました。[魚尤]はこれで一文字です。烏賊のフライを使って、少しスパイスを効かせた炒め物で、これが烏賊でなければ青椒肉絲ということになるんでしょう。ひとつ前の鶏肉とカシューナッツの炒め物もそうなんですが、共通することと言えば、ビールや紹興酒に良く合います。と言うか、料理を食べていると知らない間にビールや紹興酒が減っていくという感じです。料理とアルコールが、ほぼ同じペースで減っていくというのは、料理とアルコールのマッチングが良いと言うことだと思っているので、酒と合わせるとより美味しくいただけると言うことだと思います。




 ラストが餃子です。東北地区と言えば、麦を使った料理ですから、普段はあまり食べないんですが餃子をオーダーしてみました。



 
 
 
 一皿のボリュームはやや小さめですが、値段の設定もリーズナブルなので、多くの皿が食べられます。中華料理と言えば、基本的には大人数で行った方が楽しいんですが、少人数で行ってもいろいろな料理が食べられるのが嬉しいところです。けっこう人気の店のようなので、予約をしておいた方が良いでしょう。紹興酒がとっくりに入って出てくるのはなかなか楽しかったりはします。燗をしてほしいというリクエストが多いみたいなので、それに対応しているのかもしれません。
 

(店  名) 香格里拉
(ジャンル) 中華料理
(所 在 地) 大阪府枚方市川原町5-1
(電  話) 050-5890-0551(予約専用)、072-844-1733(問合専用)
(営業時間) 17:30-29:99(月~土)、17:30-23:00(祝日)
(定 休 日) 日曜日
(席  数) 40席
(カ ー ド) 不可
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