まるぞう備忘録

無題のドキュメント

左脳おしゃべりグルグル中毒。

2024-02-12 09:44:48 | 今日のひとり言

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先日電車で興味深いケースを3つ観ることが出来ましたというメモ。



ケース1 携帯電話(沈黙が怖い)

1つ目のケースは若い女性でした。
電車に乗ってからずっと友人と電話で話をしておりました。話の内容から大学生のようです。
朝早い電車で乗客も少ないため、彼女の話は車両中に響いておりました。
途中、車内を通過した車掌さんに注意された彼女は、デッキに移動して電話をしておりました。
指定席券も購入したであろう彼女は、乗車の半分以上をその席に座ることなく、デッキで大声で通話をしていたのでした。

そこまで大事な話かというと、内容からは緊急性があるものではなく、他愛のない会話が延々と続けられているようです。

この女性の雰囲気から、早起きしてこの早朝の電車に乗ったのではなく、都心で徹夜で遊びそのまま徹夜明けの状態で帰宅するようでした。
徹夜明けで気分がハイなこともあるでしょうが、私には一種の中毒患者のように思えました。

まるで沈黙が怖くて、喋っていないといられない。
いっときもスマホの会話を止めることが出来ない、沈黙が恐怖である、薬物中毒患者が薬が切れるのを恐怖する。そんな光景と重なりました。



ケース2 ヘッドフォン音楽(現実を遮断したい)

次の乗り換えで乗った電車の向かいには、若い男性が座っていました。高校生が大学生ぐらいでしょうか。ヘッドフォンをしてマスクをしています。
彼の目をみると虚ろな感じでした。目の前の景色を観ているようで見ていない。そういう目でありました。

ペンキ画家さんがアフリカの村で「心ここにない人」というアダ名を付けられたそうですが、確かに「心がここにない人」というのは、周囲からはわかるものだなと思いました。

電車が発車してしばらくすると歌声が聴こえます。どこから聴こえるのかと思うとどうやらその彼のようでした。マスクをしているので口の動きはわかりませんが、でも彼の歌声でした。
彼はヘッドフォンで音楽を聴きながら、その歌を口ずさんでいます。最初は小さな歌声でしたが、徐々にその声は大きくなって行くようです。
しかし彼の目は相変わらず虚ろなままです。

彼もまた先程の女性のように「中毒」という言葉が思い浮かびました。
今ここという現実にいることが怖いのでしょうか。
イヤフォンで大きな音楽をかけて外界と遮断する。目に見えている外の景色は見ないことにしている(だから目が虚ろ)。そしてその歌を歌い続けている。カプセルの中に閉じこもっている若者でありました。



ケース3 無思考会話(グルグル)

次の駅で乗り換えると、隣に座ったのは中年の女性二人組でした。
その電車はボックス席でありましたから、彼女たちは向かい合いながらずっと喋っておりました。地元の女性らしい二人組が会話を続けているのは何も珍しいことではありません。
ただ聞くとはなしに耳に入ってくる会話は、全く噛み合っていないのでした。

片方が自分の近況を話します。
すると相手の女性は、その話の中の一つのキーワードに反応して、そのキーワードに関連する自分の話をします。
すると受ける方は、相手の話の中のキーワードで反応できる別のキーワードに反応する、関連する自分の話をします。

一見するとお互い会話が通じているようですが、どちらも「相手の発言の中のキーワード」で自分が反応できるものを選んで、そして自分自身の話をする。ということの繰り返しをているのでした。
ですから聞くとはなしに聞いていると、話題がポンポンずれていくように思えます。

やはりこちらの二人組の女性も「沈黙が嫌だ」「喋り続けないと」という、左脳の条件反射のラリーであります。



それは私自身です。

それぞれ3本の電車で遭遇した3つのケースでありますが、それは私自身の姿でもあります。
私も沈黙が苦手であります。小さい頃から。
だから一人でいるとテレビをつけたくなる。
手持ち無沙汰の時は本を読む。本がなければ何でもいいから書いてあるものを読みたい。
最近はスマホです。SNSでもYoutube動画でも。手持ち無沙汰な時間はいつも。
布団に入って寝るまで。あるいは目が覚めて布団の中で。

左脳はずっとしゃべっていたい。
外部の刺激(文字情報でもテレビの言葉でも)トリガー(引き金)にしてしゃべっていたい。

私自身が「左脳のグルグルおしゃべり」の中毒患者でありました。



薬物中毒患者が更生する時、やはり禁断症状を乗り越えなければならないように、私もまた「沈黙」という禁断症状は、自分自身の興味深い事象です。



それが「禁断症状だったのか」とわかると、随分観えてくる景色が変わります。
ありがとうございます。




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
==========
おはようございます
とても意味が伝わります。
そう考えると、カチッとならないところに
沢山感謝を置いていけば
満ち満ちた世界になりますもんね
私は、これを読んで書いていましたら
ご先祖さま供養で、断定しないのは
この現象のように必要な場所に
シュルシュルと、膜のような感謝言葉がみちて、いろんな方を、ものを癒やしていくのかなあと、ふと思いました。
言葉に置き換えるとうまく伝わらないかもしれませんが、、。
日曜の朝に読めて、嬉しい発見です!ありがとうございました

→ コメントありがとうございます。
そのように空間に充填していくと、この世界がどのように変わっていくのか、見ていきたいです。よろしくお願いいたします。

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ケメコさん
・・・
 10才の頃掃除当番でやらない男子に怒っていた時期がありましたがある日掃除は自分がやりたいからやってる
 人がやらなくても自分がやりたいからやるなら人には期待しないと悟った時がありました。それ以後自分は好きでやる事はやる。人に期待しないをモットーにしてきました。
 そんなわたしも家庭も自営業も子育ても上手く行っている時に何か虚しさを感じ心の神様にずっと聴いていたらある時感謝が足りてないと閃きました。人生って不思議ですね。これからは自分の体の声をよくよく聞いていきたいです。ありがとうございました。

→ 心の神様ありがとうございます。
コメントありがとうございます。(^^)

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まるぞうさん面白い感覚ですねー。参考にさせて頂きますね。

→ 丸一日たって義理の実家の空間はだいぶ満たされた感じがいたします。ありがとうございます。

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今日もありがとうございますさん
・・・
まるぞうさんの記事を読んで、実家の両親を思い出しました。もう亡くなっていますが、実家の弟も縁あり、供養をして頂いているので感謝していますよ。夜寝る前に静寂の中、自分と向き合うのが、心地よいです。最近、災害の事でたくさんの不安がありましたが、静寂の中にいると今の幸せを感じる事が出来ますね。台所には、手作り梅干し、味噌、紅生姜、柚子酒等あります。仕込む時からずっと「ありがとう.....。」なのですよね。気持ちが(神様が)宿るみたいなね。

→ 今日もありがとうのお裾分け、ありがとうございます。(^^)/

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薫兄者さん

→ ありがとうございます!

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道端の白旗さん
・・・
新年過ぎはキリッとしたあの新年の空気が感じられずがっかりでしたが、最近ようやく立春が過ぎて春の柔らかな浮き立つ様な澄んだ空気感を感じられるようになりました。ごく稀に、ですが。調子悪いと無理ですね。多分まるぞうさんが胸打つのは、こんな風にいつも柔らかな空気を感じているからなのでは、と勝手ながら思います。まるぞうさんが柔らかだからかな。やはり自分が柔らかで無いと柔らかい空気が感じられませんね。合掌したくなります。合掌。ありがとうございます。

→ これからは社会全体が柔らかい時代になっていくと思います。今は生活のほんの瞬間かもしれませんが、その頻度はどんどん増えていくでしょう。まだしばらくは見かけ上は正反対に見えることも多いかもしれませんが、ほんの少し水面下はもう進み始めている。という近未来小説です。
よろしくお願いいたします。

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