夢夢散歩♪

自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

久々の落語漬け

2007年02月25日 | 落語
23日、24日と連日落語会へ行ってきました。

第二回 桂かい枝落語会
さぁ、カイシで~す!! 
   in 繁昌亭 ~冬の陣~

「米揚げいかき」   笑福亭智之介
「ふぐ鍋」       林家染左
「おごろもち盗人」  桂かい枝
  仲入り
「野ざらし」      桂小枝
「悋気の独楽」    桂かい枝

今回は、最前列。めちゃくちゃ前です。
噺家さんがとても近く、細かい仕草がしっかり見られて楽しかったです

まずは智之介さん。「ちのすけ」さんなんですね。「とものすけ」さんだと思ってました
なかなかのハンサムさんです
声もハキハキしていて、聞きやすかったです。
落語だけじゃなく、マジックもされるということなので、これも是非見てみたいものです

続いて染左さん。
染左さんの話のテンポは、とても好きです。
早口だと、想像する前に次へ次へと行ってしまいますが、染左さんのテンポだと、想像を膨らます余裕があります。
ふぐを食べてみたいけど、あたるかもしれない怖さで相手に先に食べさせようとする面白さや、食べてみたら美味しかったという嬉しさが表情に表れて、とても楽しかったです。
しかし、おこもさんに食べさせて大丈夫だから食べたのに、実はおこもさんは食べていなくて、2人が食べて大丈夫かを見ていたなんて、面白いさげですね

次はかい枝さんでしたが、先に小枝さんの感想を。
出てこられただけで、会場が笑いに包まれていました
マクラでの文珍さんとのセスナ飛行体験の話は、笑いすぎて涙が出ました
あまりに話が面白かったので、「落語をせずにそのまま面白い話を」という声があったみたいで、小枝さんはお客さんに「古典がいい人!面白い話がいい人!座布団まわしがいい人!」と言って拍手で決めました。
古典と面白い話が良い勝負でしたが、結局古典になりました。私はもちろん古典に拍手をしました。小枝さんの落語って滅多に聞けないですものね。
題はわかりません。海にたくさんある髑髏の一つをつり上げて、それが自分好みの女性だと願い、お酒をあげて「今晩来いよ」と言います。で、やって来たのがよぼよぼのおばあさんだというもの。
小枝ワールドはすごいです。落語だからと言ってかしこまったりせず、テレビで見るあのまんまの小枝さん落語でした。ホントに楽しかったです。
一度も独演会をされたことがないとのこと。実現して欲しいです。

さて、かい枝さん。
おごろもち盗人は、やり慣れているのでしょうか?すごくいきいきと楽しくやられていました。
そろばんをはじく音が可愛らしかったです。また盗人がオロオロしたり、偉そうになったりとコロコロ変わる様がとても楽しく大爆笑。

悋気の独楽はやり慣れていないのでしょうか?ちょっと固い感じがしました。
どちらも私は初めて聞く噺なのですが、おごろもち盗人があまりにいきいきしていたので、こちらは一生懸命という感じを受けました。
文枝師匠の十八番だったとの事。頑張って欲しいです。


都んぼのゴーカイ落語会 於:SAYAKAホール
「狸さい」  桂佐ん吉
「二人ぐせ」 桂ちょうば
「三年目」  桂都んぼ

恒例のSAYAKAホールへ行ってきました。
佐ん吉さんの「狸さい」は、すごくかわいらしいお噺ですね。
子狸が恩返ししようと一生懸命さいに化けるのがよく表れていました。
最後、天神様になって立っていたなんて、すごくちっちゃい天神様(佐ん吉さんに似た)を想像して笑ってしまいました。

ちょうばさん。
上方落語会一の男前と言ってらっしゃいました
マクラでのざこば師匠の歩く真似に涙しました。
二人ぐせは、2人それぞれが、お金をかけて口癖を言わせようとします。
言わせようと必死で頑張る男と、それに引っかかりそうで引っかからない男のやりとりに、こちらも力が入りました。

都んぼさんは、いつもどおりくしゃっとしたニコニコ顔で出てこられました。
この話はいい話ですね。旦那さんはお嫁さんをもらってもずっと亡くなった奥さんが出てくるのを待っていた。奥さんは奥さんで、出たいけれども髪が生えないと恥ずかしくて出られないから、生えるまで三年間待っていた。丸坊主で出ていって嫌われたくないから待っていたんですね。
都んぼさんがいつものイメージと違って、しっとり真剣にやってらっしゃいました。
コメント (5)
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