Je suis moi

今日は、きっと素敵な一日。明日は、きっと今日よりもっと素敵な一日。
今日も明日も、わたしは、わたし。

紅葉ドライブ

2022年11月27日 | 日記

72候では、24節気の小雪の次候、
朔風払葉(きたかぜ このはを はらう)頃に入りました。
北風が勢いよく吹き、木の葉を吹き飛ばす頃という意味の言葉です。

今日は紅葉がどれくらい進んだかな~と思いながら、だーりんとドライブ。
卯辰山を車で走ってきました。

紅葉狩りでしょうか。歩いているかたの姿もたくさん見かけました。

道路には、落ち葉がじゅうたんのように積もっている場所がたくさんありました。

この紅葉のあとの落ち葉、
ひとたび雨が降ると、落ち葉の上というのはとても滑りやすくなるそうです。
歩く方はもちろんですが、路肩に落ち葉が積もっている場合、
路肩に寄って走る自転車やバイクのかたも、
滑りやすいということを心にとめて気を付けて走っていただきたいですね。

落ち葉の色を表す言葉に「くちば色」という表現があります。
朽葉色というのは茶色がかった落ち葉の色を表しているんですが、
中でも赤みがかった朽葉色は「赤朽葉色(あかくちばいろ)」と呼ぶそうです。
赤茶色というか、オレンジ茶色というか…とにかく赤く紅葉した葉が落ちた色を表しているようです。
この「赤朽葉」という色の呼び名は平安時代から使われていて、
源氏物語や、かげろう日記などにも出てくる表現です。

ちなみに、黄色がかった朽葉色を表す「黄朽葉色」という表現もあります。
赤朽葉 黄朽葉 茶朽葉…なんて早口言葉が作れそう。(^^;)

散る前の陽に照らされて輝くようなもみじの色は「照葉(てりは)色」。
それが散って、赤朽葉色。

平安時代の人たちが、色を重ねて楽しんでいた様子を思い浮かべると、
日本の伝統の色の呼び名というのは、本当に美しいなあ…と感じます。

私の好きな映画「プラダを着た悪魔」の中で、
メリル・ストリープが演じるファッション雑誌の編集長が、
色を大雑把に考える主人公に「この色はブルーじゃない、ターコイズでもラピスでもない。セルリアンよ!」
というセリフがあります。
ここ、私のとても好きなシーンなんですが、
そのブルーも、日本の伝統の色の呼び名だと、さらに、驚くほどたくさんの種類があるんですよ。

日本の伝統の色の呼び名を知ると、繊細な日本語の響きを通して、
毎日の暮らしがいっそう、鮮やかで美しいものに感じるかもしれませんね。

コメント (2)
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