ずいぶん前になりますが、私のことを「言葉の伝道師」と呼んでくれた人がいました。
とても素敵な表現だなあと感激しました。
今日は、人を生かす言葉、修行する者の心構えや気づかいの言葉を紹介します。
『甘柿も渋柿もともに
役立てよ』
(武田信玄)
必要のない者などありません。
すべてを生かして使うのが上司の役目です。
『師は針、弟子は糸』
(宮本武蔵)
『守破離(しゅはり)』
(世阿弥)
共に師弟の教えです。
師に仰ぎ、型を学ぶ。
しかし、その先の修行を説いています。
守破離とは能の世阿弥が600年前に、芸術や武芸を極めるために作った
「風姿花伝」の中のものです。
「守」とは、型を守る。基本を身につけること。
「破」とは、守での段階で身につけた基本の型に自分なりの工夫を加えること。
「離」とは、基本を守りつつ、従来の型にとらわれない自由な型を身につけていくこと。
すべてに当てはまると思います。
『あの手、この手、そのまた一手』
(三越)
気づかいの方法として、あの手、この手を尽くすことなら誰でもできます。
だから、さらにその先
「そのまた一手」の存在に気づけるかどうかが大切だと説いています。
もう5月ですね。
5月の美しい言葉を紹介しましょう。
「薫陶(くんとう)」
陶器を焼く前に、香(こう)をたいて土に香りを染み込ませる作業を薫陶といいます。
やがて、香りが染み込むように自然に、その人の徳によって教えが身についていくことを、薫陶というようになりました。
『母子草(ははこぐさ)』
春の七草でゴギョウと呼ばれるのが、この母子草です。
昔は草餅と言えば、よもぎではなく、この母子草を使っていたそうです。
茎や葉の白い細かな毛が、乳児の舌のようだから。
また、母親が子供を包むようだからなどの説があります。
母の優しいまなざしを思い出すような花です。
『忍冬(すいかずら)』
ニンドウともいいます。
冬の寒さに耐えて、葉を落とさないから、
こう書くのだそうです。
水をよく吸う蔓(かずら)だからという説。
花の根元にある蜜を子供たちが吸ったからという説があります。
寒い冬を耐え忍んで、ついには金と銀の花を咲かせる。
なんと勇気が湧いて来ますね。
皆さんも寒い冬を頑張りましたね。
一杯花を咲かせましょう。
応援しています。
合掌
とても素敵な表現だなあと感激しました。
今日は、人を生かす言葉、修行する者の心構えや気づかいの言葉を紹介します。
『甘柿も渋柿もともに
役立てよ』
(武田信玄)
必要のない者などありません。
すべてを生かして使うのが上司の役目です。
『師は針、弟子は糸』
(宮本武蔵)
『守破離(しゅはり)』
(世阿弥)
共に師弟の教えです。
師に仰ぎ、型を学ぶ。
しかし、その先の修行を説いています。
守破離とは能の世阿弥が600年前に、芸術や武芸を極めるために作った
「風姿花伝」の中のものです。
「守」とは、型を守る。基本を身につけること。
「破」とは、守での段階で身につけた基本の型に自分なりの工夫を加えること。
「離」とは、基本を守りつつ、従来の型にとらわれない自由な型を身につけていくこと。
すべてに当てはまると思います。
『あの手、この手、そのまた一手』
(三越)
気づかいの方法として、あの手、この手を尽くすことなら誰でもできます。
だから、さらにその先
「そのまた一手」の存在に気づけるかどうかが大切だと説いています。
もう5月ですね。
5月の美しい言葉を紹介しましょう。
「薫陶(くんとう)」
陶器を焼く前に、香(こう)をたいて土に香りを染み込ませる作業を薫陶といいます。
やがて、香りが染み込むように自然に、その人の徳によって教えが身についていくことを、薫陶というようになりました。
『母子草(ははこぐさ)』
春の七草でゴギョウと呼ばれるのが、この母子草です。
昔は草餅と言えば、よもぎではなく、この母子草を使っていたそうです。
茎や葉の白い細かな毛が、乳児の舌のようだから。
また、母親が子供を包むようだからなどの説があります。
母の優しいまなざしを思い出すような花です。
『忍冬(すいかずら)』
ニンドウともいいます。
冬の寒さに耐えて、葉を落とさないから、
こう書くのだそうです。
水をよく吸う蔓(かずら)だからという説。
花の根元にある蜜を子供たちが吸ったからという説があります。
寒い冬を耐え忍んで、ついには金と銀の花を咲かせる。
なんと勇気が湧いて来ますね。
皆さんも寒い冬を頑張りましたね。
一杯花を咲かせましょう。
応援しています。
合掌