生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

山の神の桜

2018-03-11 08:11:12 | 日々の暮らし
桜が咲き始めてきましたね。

桜の時季になると、

思い出す句が幾つか

あります。


桜は日本人の心と共にありますね。

古代から

山の神が座る

木の下のことを


さくらと呼んだ。



『さ神様(山の神)の

くら(座)である

さくら』


今年もやって来ましたね。


『久方の

光のどけき

春の日に

静心(しづこころ)なく

花の散るらむ』


(古今和歌集 紀友則)

日の光も のどかな

春の日なのに


桜の花だけは


どうしても落ち着きなく

あわただしく


散り急いでいるので

しょうか。



はかなさ、いさぎよさ

があるから

惹(ひ)かれるの

でしょうね。

春の日を


一杯浴びましょう!


骨粗鬆症の予防にも


いいそうですよ。


心が浮き浮きして


来ますね。


桜咲く道を


ブラブラ散歩して


見よう!


あと幾つ桜を


見る事ができる


だろうか。


生かされている事の


意味を噛み締めて


神の下に



腰掛けよう…。






合掌

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人を幸せにする力

2018-03-11 02:09:17 | 日々の暮らし
あるお経に

「一切衆生悉有佛性

(いっさいしゅじょう

しつうぶっしょう)」

という言葉があります。

私が書の手本によく

使う言葉です。


この世に生を受けた

すべてのものは、生ま

れながらにして、佛に

なる素質を持っている

という意味です。

佛になる素質とは、

「人を幸せにする力」

という意味です。

「すべての人が人を

幸せにする力を持って

いる」という言葉なの

です。

ある障害者施設に行った時の事を思い出しました。


運動会に行ったのです。

「かけっこ」でした。

A君は立つことができないので、ハイハイでした。


一番遅れてしまいました。

それで、A君は懸命に立とうとしたけれどできませんでした。

ハイハイでやっと

ゴールしました。

皆の声援に保護者達が

感動したと言ってました。

音楽会で皆でハーモニ

カアンサンブルを

した時、A君は手も

不自由なのでハーモニ

カが持てません。

一人プラスチックの

軽いマラカスで参加しました。

リズムはめちゃくちゃでした。

しかし、皆楽しそうでした。

ある保護者が、

「我が子のいないクラ

スの演奏で涙が出るな

んて、今までには

ありませんでした。


いろいろ学びました。

できることが少ないの

は、ダメなことじゃな

いんですね」

と言われました。

園長先生がいろいろ

病気があって、みんな

と走ったり、歩いたり

、同じにはできない

A君のために何ができ

ることはありますかと

言ったら、

ある園児が


「待っていてあげる」

とありました。

相手に合わせて、

待つという事です。

幼児も障害児も老人にも


「待っていてあげる」

という言葉は大切な

意味をもつ



神様からの言葉


のように感じました。

「誰もが人を幸せにす

る力がある」

ことに気づいたのです。

一切衆生悉有佛性


今日の皆様に捧げます。



合掌










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