生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

天辺の月

2018-03-18 08:28:21 | 日々の暮らし
禅語に

『八風吹けども

動ぜず天辺の月』

という句があります。


八風とは

利(り・利益が増大すること)


衰(すい・利益が減退すること)



毀(き・陰でそしること)


誉(よ・陰でほめること)


称(しょう・面前でほめること)


譏(き・面前でそしること)


苦(く・意思に逆らうこと)



楽(らく・意思に添うこと)



このように、

八風の有無にかかわらず、


清らかに輝いている

月のように

動揺せずにせいせい

として生きる心境を

句にしたものです。

まだまだ未熟な私は


一喜一憂、

動揺する毎日です。


それが人間らしいので

はと感じていましたので。

まだまだ修業ですね。


震災やいろんな


苦しみに耐えながら

生きている


人々のことを

感じながら生きていく

ことが大切との意味も

あるので

自戒の句にしたいと

思います。



何が起きても



動揺しない



心に刻みたい言葉です。



合掌

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熱火を子に払う

2018-03-18 01:36:25 | 日々の暮らし
日本の諺に

「熱火を子に払う」

があります。

子供と二人で並んで

たき火にあたっている。

火の中の木がパチパチ

はねたはずみに

火の粉が飛んで来て、

親の体の胸のあたりに

くっつきました。

慌てた母親は火の粉を

手で払う。

その火の粉が隣にいた

子供にあたり火傷を

おってしまうという

意味です。



我が身にふりかかった

災難を慌てて振り払い

自分が守って

やらなければならない

者に移してしまう事。


熱火は払うのではなく


自らの手で消す事が

大事です。

災難や厄もそうです。


「厄払い」する

というよりも


「厄を浄化」する

ことが大事と


考えています。


自らの力で消す


そんな力を持って


頂きたいと思います。

自然の力を浴びたり

神社仏閣のパワーを

頂いたり

美味しい旬の食事を


頂いたりして


パワーをつけて下さい。


合掌
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