生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

人生の良き友

2019-12-05 05:17:03 | 日々の暮らし

唐の詩人白楽天が、ある時、山にこもって修行している、有名な道林禅師に会いに行きました。 仏教とは何かと、問うたところ『善いことをしなさい、悪いことをしなさんなよ』だった。 そんなことは誰でも知ってるわい。 と答えたら。 『三歳の子が知っていて、白髪の老人ができないのはなぜか。 それが煩悩というものだ』との教えに気づかされたと述べています。 盗賊で有名な石川五右衛門が、欲しい物は何でも盗ってみせる。 しかし、『無い物は盗れん』といったそうです。 確かに、と思います。 私なりの解釈になりますが、人の心さえ盗ってしまいそうな石川五右衛門も、心に何も無いものは盗れない。 といっているのではと思いました。 欲などの煩悩を持たないもの、無欲な心のものには手がでないと。 白楽天と同じように気づかされますね。 仏教の言葉に「善知識(ぜんちしき)」があります。 よき仲間と共に過ごせば幸福な時間が増えていく。 反対語に悪知識があります。 楽しく幸福な時間をたくさん持ちたいなら、 悪の方には行かず、善知識と呼べるよき仲間と人生を共に過ごしなさい。 と教えています。 年の瀬にあたりしみじみと気づかされる言葉だと思いました。 人生のよき皆様との 出会いに感謝しています。         感謝

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心の常備薬

2019-12-05 00:38:35 | 日々の暮らし

昨日は施設のシニア仲間達と忘年会をしました。 1年間のいろんな事を話しました。 とても楽しい時間でした。 来年は良寛さんの故郷新潟に行きたいと話しました。 年の瀬に良寛さんの言葉を紹介します。 「歩いたお前の人生は、悪くもなければ良くもないお前にとって丁度良い。」 「地獄へ行こうと極楽へ行こうと行ったところが丁度良い。 死ぬ月日さえも丁度良い。」 「自惚れることも卑下することもない上もなければ下もない。」 「病気になるときは病気になるがよろしく候う。」 「災難にあう時節には 災難にあうのがよいのです。 死ぬ時節には死ぬのがいいのです。 これはつまり、災難を避ける最もよい方法なのです。」 死ぬのが嫌だからとじたばたもがいてみたからとて、それで助かるわけでもない。 「大死一番(だいしいちばん)大活現前(だいかつげんぜん)」 ともいう。 死ぬ気になって取り組めば、必ずそこには道が拓かれる。 という禅の言葉を述べています。 肩に力を入れず生きなさいといつも見守って 下さっています。 心に染みる良寛様の言葉を胸に明日も生きたいと思います。 シニアの力を信じて。         感謝

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