大相撲三月場所、観客制限無しの開催は久し振り。
新十両は本場所2場所目、落合の大活躍。
そして、苦労して関取となった玉正鳳も見事に勝ち越した。
優勝は逸ノ城、そして東筆頭の人気力士朝の山も13勝2敗と強さを見せた。
静岡県出身の熱海富士もなんとか勝ち越し、ほっと一息。
他に、豪ノ山も勢いのある押し相撲を見せた。
十両二場所目の湘南乃海も西三枚目で9勝と見事な成績。
見応えのある十両の土俵だった。
幕内は横綱が休場、大関も途中休場で記録上初めての横綱・大関不在場所。
それでも関脇以下三役がよくやったので見応えはあった。
その中で秀逸だったのは十日目までただ一人全勝で奮起した翠富士。
その後三役に当てられ5連敗したが、三賞を与えられなかったのは問題。
最終的には12勝2敗の大栄翔と11勝3敗の霧馬山の決戦。
本割、決定戦ともに勝った霧馬山が初優勝を飾った。
先場所11勝、今場所12勝と好成績で来場所10勝すれば大関か。
大栄翔も先場所は平幕とは言え筆頭で10勝、今場所12勝だ。
来場所11勝すれば大関にあげても問題無い成績だ。
東正関脇を7場所も張った若隆景は怪我をして7勝7敗で終わった。
次の大関候補と言われていただけに、怪我が心配だ。
大阪出身の宇良はご当地場所の関取としてようやく勝ち越せた。
いつも全力の取組みを見せてくれる宇良には感激した。
若元春は若隆景の兄であるが、11勝をあげた。
先場所は小結で9勝だから来場所13勝で大関だ。
関脇の豊昇龍も7場所連続三役で勝ち越している。
ここにも大関候補がいるのは嬉しい限りだ。
琴乃若は2場所連続で三役の勝ち越し、4場所連続の給金直しだ。
体格・身体の柔軟性・相撲の正当性は素晴らしい。
上位に実力伯仲の関取が多いのだから大関を大量生産したい。
そうして早く次の横綱を育てる必要がある。
そんな中、元大関の正代が復調の気配を見せた。
翠富士の同輩、錦富士も負けずに10勝を挙げた。
来場所は五枚目以内に入ってきそうだ。
新入幕の金峰山は見事に11勝して敢闘賞を獲得した。
同じく新入幕の北青鵬も9勝と善戦した。
この二人は体格は横綱級で近い将来が楽しみだ。
朝の山・逸ノ城も幕内に帰ってくる。
豪の山・落合も間違いなく幕内で活躍するだろう。
今年の大相撲は楽しみだらけだ。
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