全景がうかがえるのはこの写真一枚で、
やはり大きなガジュマルの樹が目印でした。
判ってるのは「タガス村」というだけで、でも村と言っても結構広く、
とにかく地図をたよりに行くしかありません。
基本的には緑が続く農村地帯で、
当時は車の移動で、プリアタンの案外近くにある事位しか思い出せない、今回捜索地の一番難解な場所でした。
タガスは当時から子供のケチャが有名で、
かつて、ドイツ人がバリのトランスダンスを演劇仕立てに仕立て上げ、その後、そのケチャをサルドノ氏がタガスで子供仕様に現代風に創り上げました。
サルドノ氏は、当時の白虎社も強いパイプライン持っていたバリ舞踊モダンダンス界の第一人者でした。
これがリアル「白虎社」です。
流石!インサイトでは世界中の方からのアクセスが確認できます。
今では数少ない貴重な映像です。
私は青春の真っただ中を10年近く、彼らと共に「ジャパンツアー・ワールドツアー」を通して、何らかの文化表現を世界中に発信する活動の手伝いをさせてもらっていました。
銃口を向けられたり・多くの囚人や群衆に取り囲まれ、命の危険を伴う場面は何度もありましたが、その判断の良し悪しは別として、
それが今の「癒しの音楽」の活動にツナガッテいるのだと思っています。
バリの伝統芸能は、時代に対応して新しいものが生まれる事で維持されて来ました。
それは、私もプリアタンのマンダラ翁から直接お聞きしました。
日本を比較すると、解りやすいものでは歌舞伎文化があります。
たまたま今、エビちゃんでメディアからのスポットが当たっていますが、日本に限らず芸能の世界では保存され始めるとそれは衰退していきます。
今回のガイドのスーちゃんさんの友人のドライバーに、タガス村に向けて車を走らせてもらいますが、やはり記憶には全くない景色が続きます。
しかも至る所にガジュマルの大木が・・・。
こいつは、手ごわい!