大斎原は見事に復活していました!
河原には川砂が山積みにされていましたが、
外周には新しい砂利も敷かれ、ここが洪水で水没した場所には本当に思えませんでした。
被災後、日本中からボランティアの方が集結されたそうです。
春の様な暖かい陽射しに包まれていました。
森に包まれたこの場所は、
真のサンクチュアリです。
音が高い空に吸い込まれ、
静寂の広いドームの中に居る様な・
何とも言えない気持ちの良い感覚に包まれます。
ここにはもう社はありませんが、
元々社などはなかったのです。
この力のある場所だけが存在し、
人々は太古からこの場所を畏敬の念を持って訪れて来ました。
社は後から造られたもので人の勝手な想いです。
そんな社も明治には流されてしまいますが、
今は小高い山に移築されています。
旧の正面入り口の橋は流されていました。
応急処置で分厚い鉄板が架けられていましたが、
この場所も元々橋はなく、
裸足で川を渡る最後の禊の場所でした。
川幅がかなり変化していました。
正面の山の剥げた所が明治の水害で崩れた場所です。
この時はその土砂が川を堰き止めての水害でしたが、今回はダムが出来たにもかかわらずこれまでにない信じられない様な雨量による水害でした。
反対側、東の山の天辺の剥げたところは「七越峰」。
以前、県の観光課の皆さんに機材を担いで上げてもらい大斎原に向けて大音量で演奏させてもらった場所です。
本宮町に音が響き渡っていました。
母が半世紀前に撮影した大斎原です。
何も今と変りません。
神聖な場所に神が宿ります。
私も、一遍上人の熊野を広めた徳を忍んで奉賛された、【演劇一遍上人聖絵物語】でこの場所で10日間演奏をさせてもらいました。
流石にそれだけの長い期間この場所で音を出させてもらうと、時空が歪みます。
そんな私が言うのもなんですが・・
これまでまるで貸イベント会場の様に使用されて来た事は間違っていました。
何年も前のある大きなイベントで、巨大な照明設備の足場で苔やシダが荒らされ、社殿跡に建てられたテントの中で煙草を吸うスタッフを観た時には、私もこれはダメだと感じました。
ここは熊野本宮大社の一番重要なエリアです。
今回の水害以降、写真撮影は禁止になっていました。
これでいいんです。
いっそ立ち入り禁止にしても良いくらいです!
祭事や神聖なセレモニー以外では使える場所ではないのでしょうね。
今後もう二度と水害が起こらない為にも、
いつまでもこの森に人々が護られますように。
神の使い。
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