今はきれいな川が流れていますが、
ここも被害の大きかった場所です。
この川はしょっちゅう増水して溢れて来ましたが、
今回のは少し規模が多きくて、
道路も家屋の1階も濁流に沈みました。
千人位入れるという事で「仙人風呂」と名づけられたこの手造り露天風呂も、流されてしまい百人風呂になっていました。
この川原は何処を掘ってもすぐ湯が湧き出ます。
旅館の川原の露天風呂も大きな被害を受けた事でしょう。
吊り橋にはこんな灯篭がぶら下げられていました。
がんばろう
川湯!!
あれから5か月、
見事に復活している場所・まだまだその時の惨状を伝える場所、
実際身を置いて感じてみると、自然との共生についての色々な事が頭を巡りました。
本宮・新宮はこんな大きな災害に関わらず幸いにして亡くなられた方はいませんでしたが、十津川・那智などでは多くの方が亡くなられています。
那智のその場所は、私が一昨年に水車電力で桜のコンサートをさせてもらったピンポイントの場所でした。
今回家族の方を失われた町長さんも、その時参加されていました。
まさかあんな長閑な場所が土石流で流されてしまうなんて思いも出来ませんでした。
本宮から熊野川を南下して新宮に向かう道も全て水没しました。
最近トンネルなども出来、整備されて随分時間短縮されて来ていた場所ですが、考えてみれば大昔はここも河原の一部だったわけで、たぶん洪水も頻繁にあった事でしょう。
人々は船で行き来していました。
近代、そんな沈む場所に人間が勝手に穴を掘ってアスファルトで固めていただけなのです。
古来、だから路と言えば大変な山道でも確実で安全な山の尾根伝いの熊野古道「小雲取越・大雲取越」を選んだのかもしれません。
熊野古道も中辺路などで通行止めになっていますが、3月には復旧するそうです。
もしこの規模の災害がこれからも毎年起きたなら、
私達は何をするのでしょうか・・・
沈む場所をその度に復旧に労力を費やすか・・・
それとももっと安全に、住む場所や路を変えるのでしょうか・・・
これは今回の大津波災害でも検討されている事ですが、私達人にとっては難しい問題です。
この熊野や東北に限らず、
地球規模でバランスが崩れ始めています。
まずそれ以前に私達がしなければいけない事は、
自然の力の大きさをもう一度改めて見直し、
そして大自然に対する畏れと敬意を持って、
この地球上に住ませてもらえている事に感謝する事ではないでしょうか。
現代物質文明社会は、
大自然により終らされようとしています。
熊野の締め括りはやはりここ、
有田川の中華そば!
これでもう思い残すことなく大阪に帰れます。
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