「やってみるもんだ?!タイだ!インドだ!早期退職だ!!

2005年7月10日より始めました。
タイ駐在、インド駐在を経て
2021年7月をもって早期退職!

オーベル・シュル・オワーズ

2007-01-08 23:58:46 | Weblog
2007年1月2日
 昨夜遅くパリに着いた。その日は寝るだけ。

 初日の観光はオーベル・シュル・オワーズ。なんでもゴッホゆかりの地だそうである。
 私はこのツアーに参加し、ここに来るまでそんな地は知らなかった。そりゃそうです。そもそも絵に興味がない。
風景画にしても肖像画にしても本物に優るものなんかあるわけない、と勝手に思いこんでいるから。

 おまけにここに到着するバスの中において、ガイドさんがゴッホについての紹介をしてくれるもんだから、余計に興味なくなる。
なんでかというと、ガイドそのものはとてもわかりやすく有効なのであるが、内容そのものが気に入らない。
 ああいう天才画家といわれる人たちは割と多いのだが、総じてフツ~じゃない。
「お前に言われたくなんかないっ!」
っていわれるかもしれないが、俺は自分の耳を切り落とそうなんて思いませんよ。耳を切り落とすという行為そのものも、あの人なりの意思表示があったらしいが、
そんな痛いことすんなっ!って気がします。

 結局ゴッホはピストル自殺するらしい(その場所もここだった)が、問題はお墓。
 ここオーベル・シュル・オワーズの共同墓地に埋葬されています。ご存じの様にゴッホの絵は生前はほとんど売れず(一枚しか売れず!)、死んでから「ひまわり」の様に高値が付いた。
そんなゴッホの墓だから、当時は特別な墓を建てることもなく、共同墓地に埋葬された。

 そんでもって観光客は人の墓だというのに、みんなその写真やビデオを撮っている。

 私が気づいたのはそのゴッホの後ろにある墓。

 ただの共同墓地だから、当然管理人なんかいません。また元旦二日目からこんなとこに来るツアーはあんまり無いだろうから、今回は観光客も我々とあと1グループだけだった。
 ところが、あとでガイドさんに聞いてみたら、ピーク時はバスが連なり、ここも行列ができ、ゴッホの家に入るのに1時間待ちなんて事もあるらしい。

 写真見てください。これ、墓標倒れてますよね?

 これはきっと、観光客(小さな町の狭い道路を観光バスが走っていくのであるが、これはこれで凄い迷惑だろう)が倒したんじゃないかな。みんなゴッホ(とその弟)の墓ばかり見て、その後ろにある誰のものともしれない墓なんて見向きもしない。狭い墓と墓の間の通路に、みんな群がる。

 みんなの目的はゴッホの墓だけだろうから、写真のようにみんなケツを向けている。それこそピーク時はきっとこの墓、踏まれたこともあるんだろう。

 そして仕舞いにゃこの有様。   
 
 ここって拝観料もなんにも取らないから、地元の人がボランティアで掃除しているだけだと思います。
 
 ここに限らず観光するときには周りにも気を配りましょう。
コメント
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