執行草舟『脱人間論』を読んでいる。
芥川賞を取ったけど、長野あたりで孤高の活動をしている丸山健二さんの文章と似ているなという匂いがした。
そこで、ChatGPTに聞いてみた。両者は似てますかと。
~~~以下回答を引用~~~
丸山健二氏と執行草舟氏は、共に日本の文学・思想界で独自の地位を築いており、いくつかの共通点が見られます。
1 独自の哲学と思想
丸山健二氏は、独自の文学世界を構築し、社会や人間の本質を深く探求する作品を多く執筆しています。一方、執行草舟氏は、生命の燃焼を軸とした生き方を実践・提唱し、生命論や人間論の研究者として知られています。両者ともに、既存の価値観にとらわれず、自らの哲学を追求している点で共通しています。
2 自己の表現と実践
丸山氏は、自らの文学作品を通じて人間の深層を描き出し、執行氏は実業家としての活動を通じて自身の思想を実践しています。それぞれの分野で自己の理念を具体化し、社会に影響を与えている点も類似しています。
3 独立した活動
丸山氏は、既存の文学界から距離を置き、自らの道を歩んできました。執行氏もまた、独自の美術事業や著述活動を展開し、他者の評価に左右されない姿勢を貫いています。このように、両者は独立した立場で活動している点でも共通しています。
以上のように、丸山健二氏と執行草舟氏は、独自の哲学と実践を持ち、自己の表現を通じて社会に影響を与えている点で共通点が見られます。
~~~引用終わり~~~
ですって。そのとおり。
キリスト教は不合理だ。非合理だ。
イエスが:
- ガリラヤ湖の上を歩いた
- 念じたら魚が大量に取れた
- 水をワインに変えた
- 死者を蘇らせた
- 磔刑後、3日めに生き返った
って、メチャ、オカルト。信じろ、という方がおかしい。
その「不合理のオンパレード」のイエスが、「親を捨てて私について来い」と言う。いやぁ。無理っす。
合理的に考えると、こう思う。とても無理っす。
キリスト教は、こういう、不合理な宗教。他の宗教と比べても、不合理は際立っているらしい。
でも。
そのキリスト教が、2000年経って、天下を取っている。覇権を担っている。合理主義の権化の、科学を牛耳っている。ノーベル賞はほとんど西洋人だ。
____________
このように、不合理極まりないキリスト教が、世界を制覇している。
これは、「合理と不合理のアウフヘーベン(止揚、揚棄、弁証法)」といえる。結果論として。
キリスト教という不合理なものを信じているからこそ、科学という合理的なものが発展した、といえるかもしれない。
そのロジックとか、そのメカニズムをこれ以上言語化できるわけではないですが。
ヒント・ポイントは、やっぱり「縦 ⇔ 横」だろう。こちら
縦ってのは、不合理の世界。精神世界。哲学。歴史。
横ってのは、合理の世界。物質世界。お金。地位。
合理と不合理のバランスを取ることができたから、西洋のキリスト教社会が、天下を取った。そう言えますよね?
拙著『笑って死ねる人生論』の紹介
(アドラー心理学ヒューマン・ギルド用)
今年3冊目の単著『笑って死ねる人生論』を11月14日に上梓しますので、紹介させていただきます。
私は弁護士として法律事務所を経営しています。企業法務(特に国際案件)やインテグリティ(高潔さ)の啓蒙を専門としています。
年間500冊超の本を読む私は、岩井俊憲先生の本からも得るところが多いと思っていました。
弁護士として依頼者に接したり、社長として部下に接したり、3児の父として家族に接したりする際に、アドラー心理学が有効かなと思い、3年ほど前からヒューマン・ギルドで学んでいます。
この『笑って死ねる人生論』は、私が20年間毎日書き続けてきたブログの人気記事を抜粋して編集したものです。
挑発的なタイトルですが、死ぬときに笑って死にたい、そのために後悔したくない、そのために仕事も家庭も全力投球するという私の考え・死生観をまとめたものです。
私は毎朝早起きして家族が起きる前に出勤し、必ず家族に置き手紙を残します。その理由を聴かれて「笑って死にたいから」と回答したことが評判になり、この本のタイトルになりました。
また、私は「できる限り多くの人をできる限りたくさん幸せにする」という使命を感じ、これを人生の目的にしています。
その人生観・ライフスタイルに基づき、人生の様々な側面でその目的がどう作用しているかを本書で紹介しています。与えられた宿命(=原因)から考えるのではなく、こうやって「目的から」万事を考えるようにしているのは、アドラー心理学の影響かもしれません。
アドラーから学んだフランクルの心理学にも私は興味を持っています。「笑って死ぬ」ということは、要するにフランクルが言う良い「態度価値」を発揮することと捉えています。
心理学の研鑽を深めることで、私の人生観や死生観もだいぶ解像度が上がりました。
この本の構成は、
1 親孝行
2 家族
3 教育・子育て
4 勉強・仕事
5 健康
6 人生論
7 聖と俗
です。
「人生論」と大きなタイトルにしていますが、広く生活全般をカバーし、例えば岩井先生から学んだ「『引き下がる』(妥協する、負ける)のではなく『引き上がる』(譲る、負けるが勝ち)」のような、日々を幸せに送るためのコツをたくさん集めています。
単に学問として心理学を学ぶだけではなく、日常生活における実践的な智恵も学べるのが、ヒューマン・ギルドのいいところだと思います。
ヒューマン・ギルドでともに学ぶ皆様と、拙著をネタに、心理学や人生論を語り合う機会があればいいなと思っています。