昨日の夜は、映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のDVDを観ていました。
911のアメリカ同時多発テロで父親を亡くした12歳の少年が主人公。
父親の死を受け入れることが出来ずにいる主人公のオスカーは、父親のクローゼットの中で花瓶に入った1本の鍵と「ブラック」と書かれたメモを偶然見つける。
その鍵は何の鍵なのか?
オスカーは父親の残した鍵の謎を解く為、ニューヨーク中のブラックという名前の人を訊ね歩くのだが……。
監督は、スティーブン・ダルドリー。
出演者は、トーマス・ホーン、サンドラ・ブロック、トム・ハンクス、マックス・フォン・シドー、ヴィオラ・デイヴィス、ジョン・グッドマン、ジェフリー・ライト、ゾーイ・コールドウェル、ジェームズ・ガンドルフィーニなど。
余談ですが、
とんでもなく巨大で理不尽で何が起こったのかよく分からないような出来事に接した時、多分私達は物語が必要なんだと思います。
それは、何が起こったのか分からないけど何とか解釈をしてみようと試みるお話であったり、全然関係ないお話であったり、人それぞれなんだと思います。
報道がフォローしきれない部分を埋めるのが物語であったり芸術であったり音楽であったりするなんだろうなぁと思います。
勿論、物語なので、どちらか一方の側からしか描かれていなかったりもしますが、思ってもみない視点を与えてくれたりもします。
閑話休題。
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』は、理不尽な出来事で何かを失った者の物語です。
しんみりと良い映画でありましたよ。