狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

あぁ 夏休みもあと少しで終わっちゃうから あぁ 太陽と月 仲良くして

2013年08月30日 19時22分15秒 | その他の日記



 本日8月30日は、江戸幕府が武家諸法度を発布した日で済物浦条約が締結された日で野中到が富士山頂に私費で測候所を開設した日でNATOがボスニア・ヘルツェゴビナの空爆を開始した日で冒険家の日でウォルフガング・ミッターマイヤーのお誕生日です。
 年末まであと123日。


 本日の倉敷は曇りのち雨でありましたよ。
 最高気温は三十一度。最低気温は二十四度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れのち雨となっております。


 私の夏はまだ来ていないのに8月もあと1日と数時間となりました。
 残念感でいっぱいです。

 学生の皆様。今年は8月32日もとい9月1日が日曜日なので宿題を済ませていない方は諦めるのはまだ早いです。
 開き直って「先生に怒られるだけじゃん」と嘯いたり「学校が無くなってしまえばよいのに」とお星さまにお願いするようなら駄目駄目人間になってしまいますよ。
 努力と根性とコネをフル動員して難局を乗り切って下さいませ。
 皆様のご健闘を祈ります。
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『サラエボの花』

2013年08月30日 13時22分08秒 | 映画・ドラマに関する日記





 昨日の夜は、映画『サラエボの花』のDVDを観ていました。


 舞台は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボ。
 エスマは12歳の娘・サラと暮らしている。
 極貧生活で娘の修学旅行の代金を友人や知人に借りようと方々に頼むが友人や知人も生活に困っていて貸すお金が無い。
 娘のサラにはサラの父親は紛争で亡くなった殉教者であると教えていたが……。



 監督は、ヤスミラ・ジュバニッチ。
 出演者は、ミリャナ・カラノヴィッチ、ルナ・ミヨヴィッチ、レオンア・ルチェフ、ケナン・チャティチなど。






 ユーゴスラビア紛争はメディアによって起こされた戦争だという人もいます。
 凄まじい情報戦が行われて何が本当で何が嘘なのか分からない状態になって戦争に引き摺り込まれる。
 双方とも(メディアにとって)都合のよいことは強調され(メディアにとって)都合の悪いことは無視される。
 プロパガンダとネガティプキャンペーンの応酬で虚構が現実になっていく。
 そして双方ともに加害者となり被害者となる。
 屈辱を受けた者は憎しみは残るが屈辱を受けた体験を自ら話そうとはしない。
 しかしメディアは双方とも(メディアにとっての)敵となる者達の恥の部分をむりやり取り上げてさらにネガティブキャンペーンを張る。
 そして人は自分が信じたい事柄を信じる。
 そうなれば虚構がより堅固に現実化して真実を語ることのできる者は少なくなる。儲かるはメディアのみ。




 この映画は、虚構の側から現実への反撃の一つなのかもしれません。
 物語化しないと世に出せないものもある。

 否。そんな見方をするのは失礼か。
 優秀なルポは存在するし、勇気を持って語る人もいる。
 それに物語は物語として評価しなくては。



 母と娘の絆のお話。
 語ることができなかったことを語らねばならない時、母と娘はどうなるのか? 
 戦争の残酷さを炙り出した作品。
 良い映画でありました。
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